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表題作日々恋々

決死の覚悟で受様に告白した大学生・新
攻様が告白した同級生・山都

同時収録作品配達指定は真夜中に

受様の会社が担当の運送屋の集荷係・西村
攻様を待つ為に残業している会社員・榊

同時収録作品深夜2時の攻防戦

受様のダーリンで修羅場明けの漫画家・宮田
攻様のハニーでコレから修羅場の漫画家・(名無)

同時収録作品

受様の製作指導をする教師・片桐
卒業制作展向けの作品作りに励む学生・村上徳造

同時収録作品君ヲ、春待チ

昔受様に告白した過去を持つ転校生・多田野
攻様に妹と間違って告白された男子生徒・館松双吾

その他の収録作品

  • 平凡(?)な日々
  • 狙った獲物は逃さない
  • あつい。

あらすじ

3ヶ月前に友人の山都に告白した新。OKをもらった新だったが、山都の態度がつきあう前と変わらないことに不安を覚え…。
出版社より

作品情報

作品名
日々恋々
著者
稀井けんご 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
ISBN
9784344814233
3.5

(12)

(1)

萌々

(4)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
42
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
8.3%

レビュー投稿数8

たった10ページの超短編がとても良かった

6作品収録されています。

一番好きなのは【深夜2時の攻防戦】たった10ページ(表紙含めて)という超短編でほぼ会話で終始する作品なんだけど、会話の妙を楽しめました。
付き合っているカプ(お互い漫画家同士かな?)のお話で、深夜2時に電話でやり取りする様子を描いています。
三日ぶりの安眠をむさぼっているところにかかってきた一本の電話。なんとなく要領を得ない会話なのに相手の真意を察してあげられる、そこに二人の付き合いの長さを感じます。
そして頼みづらかった理由が「エロシーンだから…」というまさかの恥じらい。それを聞いて「おまえのチンも尻穴も見慣れとる人間だぞ」と返す彼も良い。
懐の深さも、愛の深さも、信頼の深さも感じられる作品でした。

【手】も好きです。
「好きです」と記されたラブレターが下駄箱に入っていたけど無記名なので誰からなのか判らない。でも自分はゲイだし好きな人がいるから…と思う主人公。彼が好きなのは陶芸の先生で、ろくろを回すその優しい手つきから目を離せない…。

卒業の日に再び下駄箱に入っていた恋文が素敵でした。実はこんな熱い気持ちを秘めていたのね…と。
主人公の「かもうて こん手でいっぱいかもうてよ。」という台詞も良かったなぁ。でも初めて聞く方言なので、多分、触ってという意味なのかなぁ?と思ったのですが、調べたら「からかう。もてあそぶ。(広島弁)」とありました。

作家さんが印刷所にお勤めとのことで、印刷所に関するコラムが3つ載っててそちらも面白かったです。

答姐の「ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」で教えていただいたのが、こちらの作品です。
【深夜2時の攻防戦】が本当に好みでした。
教えてくださり本当にありがとうございました。

1

色んなキュンがありました

初めて読む作家さんで、表紙の絵が割と好みだな、と思って手に取った1冊です。
中身を見て、ちょっと表紙の絵から受けるイメージとは違う絵柄かな?と思ったのですが、嫌いな絵柄ではなかったです。
短編集なのですが、どのお話もうまく纏まっている印象でした。
恋愛のパターンも様々で楽しめました。

特に好きだったのは「手」、「君ヲ、春待チ」と「配達指定は真夜中に」でした。
この3つの話には一途に相手を思っているキャラが登場するのですが、やっぱり一途に一人の人を想っている姿って健気で可愛いです^^
「手」では方言が使われていて、方言萌もあります^^。

巻末のコラムもとても面白かったです。
印刷屋さんと漫画って関係も深いので、興味深かったです。

2

始め淡くて、後が濃い(ストーリー的に)

短編集です。ストーリー的には表題作などはアッサリめな気がします。受けがヘタレ気味なので、攻めがヤキモキするお話ですが、あまり紆余曲折は無いもので…最後の話「狙った獲物~」の二人はとっても熱いですが。

私の好みとしては、裏表紙のイラストの先生と生徒のお話「手」が好きです。エッチシーンはほとんどないものの、伝えたい・・知りたいけど・・・といった恋に悩む様子が健気で好きです。「こん手で いっぱい かもうてよ」がドッキューンです。

「紙山の住人」は作者が印刷所勤務で体験したお話が書かれているので、なかなか面白い。お疲れ様です。

3

タイトルのつけ方が好きです

一番気に入ったのは「深夜2時の攻防戦」。
10ページの短編です。収録されている短編の中では完成度も雰囲気も抜群にいいと思います。そして、唯一の恋人同士の話です(ほかはくっつくまで)。恋人だからこそわかる微妙な変化や理由、そんな些細な駆け引きがとてもよかった。

あとはあとがきの「紙山の住人」。
印刷所へお勤めの著者のお仕事コラムです。このコラムだけで一冊いけそうな気もします…

全体的にタイトルのつけ方がとても好みでした。ポイントを押さえていて、だからといってタイトルだけが先走りしていない。今後が楽しみです。

1

絵が・・・!

時期によって、一冊の中で全然違います~。
ちょっと驚きました。

「深夜2時の攻防戦」「手」「狙った獲物は逃がさない」
2008以降~に書かれた作品が好きだなと思いました。
絵も雰囲気も。キャラも。おっさん率がUP↑してるのもいいv(笑)

「深夜2時の~」
多分お互い漫画家なんだろうと思う。そして恋人同士?
締め切り10時間前、真っ白な原稿抱えて、電話をしてくる恋蜂谷と
修羅場明け、3日ぶりの安眠をむさぼる宮田。
10ページの短いお話ですが、なぜか心に残りました。

台詞のセンス、テンポがいいなーと。
"サンキューマイヒーロー"こんな台詞、さらりと言ってみたい(*^▽^*)

「手」
差出人不明のラブレターから始まるお話で、
主人公の方言(…広島とか方面かな?)が特徴的です。
技術のある人の手って、魅力的ですv
主人公が攻だと思ったけど…違うのかな?どうなんだろ…。
続きが読んでみたいです。

「狙った獲物は~」
保健医と生徒のお話。おっさん万歳!ビバ!おっさんv

「紙山の住人」は印刷所で働いていると言う作家さんのコラム。
読み専の私にも興味深く、楽しく読めました(^-^)

1

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