怪物王子

大変美味しゅうございました！

どの作品もだ～い好きです♪

初め読んだ時は、濃い目の人物と物々しい時代や衣装の背景に圧倒されてしまって内容は「？？？」でした＾＾；
特に≪怪物王子≫≪サンビカ≫≪KILLING MOON≫！！
（５本中３本ってどうよ？）

≪サンビカ≫
侯爵と外国産の騎士の愛と苦しみの執着劇！
人を喰らう侯爵をそのまま野放しにしておく訳？なんですが、
苦しい侯爵の心中を取るか？愛する侯爵の生（性？）を取るか？
ユリの一存っていう究極の選択！
ユリの嘆く言葉は「讃美歌」を聞くようだってことだけど、日本語のじゃないもんね？何語風？
怖かったです！
≪KILLING MOON≫
元仁先生も言われていますが、本当にアングラ劇団が苦しみながら演っていそうな話！
ある魔物の顔は見る人によって変わるんです！
レズビアンの女には愛する女の顔に見えるし、愛の通りにパターンがある。
困ったもんで、魔物は愛を血で遊んでいる！
作者の考え方が怖かった！
≪怪物王子≫
異端の赤い目を持つというだけで、王子は塔に幽閉されていた。
悲しい王子の世界は、塔の一室と自分を嘆いてくれる義兄王子だけ。
どんどん懸想が募りとうとう魔物の姿に。
美しくて優しい、そして悲しい物語です。

≪ヰタ・マキニカリス≫（うぃた・まきにかりす）
この中では分かり易い方では？
自分の分身ロボットを作った博士が、作ったロボットに自身を追われるというこれ又恐怖話。
でも、シニカルでテンポ良い応酬が気持ち良かった。
最強の自分（ロボットだけどね）に対抗できる人間の強みは“弱い心”！
それを知り得る事が出来るロボットも相当だけど！
≪バイバイ・ミズハラ≫
元仁先生の初髭マンガ。
１年半前に別れたはずの、上司の水原と部下の麻生の焼けボッ杭な一時の攻防戦。
でも、心は切れないままだから、このまま腐れ縁？バイオリズムに合わせての付き合いになる？
これもシニカルだった。
そして、ちょっと山田ユギ先生が浮かんだ。
水原のヒゲ、何か薄くてカッコ良くないと思う・・・ｽﾐﾏｾﾝ

黒いよー！何かドス黒いよー！絵もストーリーも！