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表題作嘆きの夜啼鳥(ナイチンゲール)

刑事の舘川了輔
ストーカーに付きまとわれる新進気鋭のヴァイオリニスト・高御堂悠

あらすじ

新進気鋭のヴァイオリニスト・高御堂悠は兄の親友である刑事の舘川了輔に幼い頃から密かな恋心を抱いていた。気持ちを打ち明けられなくていい、このままそばにいられるだけで…そう思っていた。そんな中、悠は街でファンを名乗り近づいてきた男―黄川田史郎に拉致される。異常な執着を見せる黄川田に悠は凌辱された挙句、救出に現れた大切な兄を目の前で失ってしまう。身も心も傷つき生きる気力を無くした悠を舘川がつききりで面倒を見てくれるが、それがかえって悠を苦しめることになり…。
出版社より

作品情報

作品名
嘆きの夜啼鳥(ナイチンゲール)
著者
浅見茉莉 
イラスト
かんべあきら 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
ISBN
9784778106492
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

必要?と思うシーンが多過ぎて

浅見さんの作品はこれで読むのは三冊目です。
しかし、まだカラーが掴めずにおります。
最初に読んだコンビニのお話があまりにほのぼの系だったので、そういう路線の方かと思いきや!こういう痛いお話も書かれるのですねえ。

********************
受けは新進気鋭のヴァイオリニスト、悠、26歳。
過去にはストーカー被害にもあったことのある見目の良い青年で、舘川へ片想いをしています。

攻めの舘川は悠の兄である聡の学生時代からの親友で、悠とも兄弟のように親しい間柄。
現在は所轄の刑事で、34歳。
********************

内容ですが、まんま裏表紙のあらすじに書かれています。
なにもここまで書かずとも…とも思いますが、こういうシチュエーションが苦手な方への配慮なのかもしれないですねえ。
50ページいかない間にストーカー男に拉致され陵辱され、そこで兄の聡まで失ってしまうという怒涛の展開です。
昔の、ジェットコースタートレンディドラマを思い出すような…
しかし、防音室の中の銃声って聞こえるものなのでしょうか。
そして舘川さん、アレを抜くならお風呂場でやってあげて。
そしてそのままシャワー浴びさせてと、妙に冷静に思ってしまいました(苦笑

えっちシーンは比較的多めかと思いますが、でもなんだろう、あまり色気はないなか。
サラッとしてると言いましょうか。
多分、悠の方は同情で舘川が自分を抱いてくれていると思っていますし、舘川は最後まで悠に何も言ってやらないからかなーと思います。
なんと言うか必死さが前面で、淫靡さがないんですよね。
シリアスなお話ですし、ここまでえっちを入れなくても良かった気がしました。

そして兄の聡ですけど、あの退場はBL的にどうなのかなあ。
その辺りが悶々したため、評価低めにしてしまいました。

2

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