他人同士 3

他人同士 3
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×26
  • 萌9
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
64
評価数
21件
平均
3.2 / 5
神率
9.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥533(税抜)  ¥576(税込)
ISBN
9784199004995

あらすじ

元恋人との仲を嫉妬した暁(あきら)が家を出ていき、独り暮らしに戻った諒一(りょういち)。仕事だけが自分を裏切らない──激しい喪失感を抱え編集作業に没頭していたが、ついに大失敗をしてしまう!! しかもある晩、家を訪れた暁に突然別れを告げられて…!? 過去の恋に傷つく臆病な男が、もう一度愛を選択する──仕事に全力を懸ける若きカメラマンと編集者、二人が見つけた不変の愛の物語、感動の完結!!
出版社より

表題作他人同士 3

カメラマン 暁
雑誌編集者 諒一

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レビュー投稿数11

読んで損はなしだと思います

過去の出来事から他人を好きになることを恐れる諒一と、自分の撮りたいものを求めるカメラマン、暁の話。
この2人の関係で3巻も要しますが、実際暁からの恋愛感情が感じ取れるのは1巻からだし、その1巻を読んだ時点で「すでに相思相愛なのでは?」と思っていた身としたらここまで引っ張られて「もう勘弁!」と思うところなんですが、以外にもさらっと3巻まで読めました。

帯さんというキャラが強烈で最後まで一貫して嫌なヤツ。
だけど、私はこういう当て馬?は好きです。最後に手のひらを返したかのようにいい人になることも多い中、キャラを崩さず悪役に徹してくれたのは気持よくて逆に好印象でした。

肝心の主役2人ですが、今回はどちらかというと攻め萌でした。暁は一途で夢を追い求め、家もきれいにするし料理も上手い…と完璧キャラなんですが、なんだかすらっと受け入れられました。

職場描写も普段編集業という世界を知らないからか、とても楽しく感じられました。強烈に心に残る印象ではないものの、最後まで安定したシリーズでよかったです。

1

大人だから譲れないもの。そしてしないといけないこと。

 同居していた暁と元恋人であったオビさんと会ってたことがバレてけんかをして、独り暮らしに戻った諒一。
 諒一は、暁が出て行ってしまったことで生じた自分自身の変化を埋めるかのように、仕事量を増やし、まるで仕事に溺れるかのように日々仕事に追われる生活へと変化した。暁がいなくなってしまった穴を仕事で埋めようとしたのだ。
 当初こそ、それはうまくいったかに見えたけれど、次第に諒一は余裕をなくしていき……
 そんな時にふらりと立ち寄ったのは、まだ諒一が若い頃から行きつけにしているバーだった。その店にはそっちの気のある人間が集まる店、として有名な店なのだが、今日はそんな気分でもなく、ついうっかりそこで会った同じ職場であるも、同じ職場に諒一が就職する前から先輩である男に全てを話してしまう。
 どうして自分は割り切ることができないのか、自分はどうしたらいいのか、暁のために何が一番いいのか、過去の失恋から立ち直れずにいた諒一が今、ゆっくりと動き出す……

 という感じの話でした。

 実はこれの前作を読んだのが大分前だったので、内容を思い出せるのかどうか、大分不安だったんですが、それは余続き計な心配でした。
 読み出したらあっさり、この人の作品の世界に入ってしまって、けんかした原因なんて些細なことのように思えて、過去の恋愛に縛り付けられてる諒一がどうするのかが気になってしょうがなくなって。
 で、最後のハッピーエンドにほっとため息をつきました。

 人間には誰にでも矜持があって、それを成すがために働いているのだな……と思わされて、ちょっと働くことの価値を見失っている私には思い宿題を突きつけられたような気もしましたが、基本的には読んでよかったと思いますし。
 プライドと今のしっかりある男だからこそ、それを折ってまでやり遂げないといけないことがある、と教えてくれた作品だったように思います。
 簡単なことで譲ってあげられなくなった大人の恋愛話を読みたい方にオススメします。

0

意外と青春もの的な完結編

失ったものの大きさが、想像を超えていた事実を認めたくない主人公は
周囲の心配をよそに仕事に没頭する。
が、もちろんうまくいくはずもなくミスを犯す。

打ちのめされつつ、自分と向き合い過去と決着をつけていく完結編。

意外と青春ものな感じで、青臭いセリフも多いけど
大人になった今こそしっかり読んで、大いに照れて語りたいっと思った巻。

若い人には、臭すぎるところもあるかもね。

0

他人同士

帯がどうも好きじゃなくて2巻は中立だったんですが、今回は再び諒一と暁のターンで完結巻。

お仕事シーンは相変わらず多いんですが、その取材相手として「くちびるに銀の弾丸」の2人が出てきます。
こういうお遊びというか分かる人には分かる作品同士のリンクは楽しい。
そして帯はやっぱきっぱりやなヤツでしたー。
最初から最後まで訳わからんやなヤツだったのでもやもやっとしました。
何だったんだ、こいつは、この当て馬は嫌いなタイプの当て馬だなあ。
今作では諒一がやたらぐるぐるしてます。
最後は諒一らしからぬというか外国まで暁に会いに行っちゃう。
半年だから待ってるのかなって思ってたんで意外にロマンティックというか実はやっぱり根は恋愛体質だったのかな、この人。

0

期待はずれ

主人公の過去のトラウマにもなった元カレが、最後の最後までわけのわからない嫌なヤツのままで、げんなり。

しかも、うざいほど出てくるお仕事描写で、さんざん仕事人間であることを飽きるほど読まされたあげく、主人公は最後に攻めを追いかけていくために休みを取って海外へ、って、それってどうなの? と突っ込んでしまいました。

やることやって行ったと思うより、結局、その程度なんだ、と思ってしまって、げんなり。仕事よりも大事なものを見つけたって展開には読めなかったので、シリーズ全体でがっかり。

2

恋愛一色では立ち行かないのが男×男の恋愛

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
大変切れ味よくぶった切って下さった2巻から2週間後、ワーカーホリック度がますます酷くなった諒一は暁の不在に調子を崩しっぱなし。
まっすぐ気持ちをぶつけてくるワンコ暁に対し、諒一の往生際の悪さに焦れに焦らされます。

あーだこーだと言葉を捏ねくり回して理論武装する諒一の思考は、ひたすら自分へ言い訳しているように聞こえます。
若い頃に読んでいたら、ただ「好き」って言えばいいだけのことに何故ここまで足踏みするの!とイライラしたかも。
でも、踏み出せない諒一のつい自己防衛してしまう臆病さに、共感できる部分もあります。

過去の失恋で頑になったゲイの諒一が、自分が失ってしまったまっすぐさを持つ年下のノンケに惹かれていく。
その設定も、展開も、さほど目新しいものはありません。
でも、仕事で自分の存在価値や意義を見い出しているところや、好きな相手(男)にもそれを要求するところ、一度崩れたら途端に弱くなるところ、やたらプライドにこだわるところ、そういう一つ一つが男だなあ…とつい頷いてしまいました。(あくまで個人的な男性像ですが…)
いいなあ、続きこういう男を感じる話。

散々やきもきさせられた諒一の暁への気持ちが明確になり、7年もの間凝り固まった恋愛観を放り出してとった行動に「おっしゃ!」と、心でガッツポーズ。
ちきしょう、待たせやがってv
2冊半もかかった諒一ですが、恋愛一色では立ち行かないのが大人の男×男の恋愛!きっとそこが見所。

何度も言いますが、魅力ある脇キャラばかりでした。
同僚の菊池も捨てがたいけど、唯一の女性斉藤さんも素敵。
タチのゲイを押し倒す肉食獣です。笑
帯さんは最後まで妙な魅力がありましたしね。捻曲がった彼を主人公にして一本話作ってくれないかなあ秀さん。

そして諒一のトラブル仕事相手で「くちびるに銀の弾丸」シリーズの澤村と水嶋さんが登場してめちゃくちゃテンション上がりました!!
この人ら、できてますから!ラブラブですから~笑
仕事モードの澤村格好良いじゃないのよ!
こっちも面白いからすんごくオススメですよ~ひとでなし遊び人×生真面目ゲイの大人な恋です。

最後に大事な(?)ポイントを。
さんざん焦らされた分を取り戻すような終盤のエッチに涎がっ。ワンコ暁、頑張ってます。笑
秀さんのちん描写、大好きですv
エラとか筋とか太竿とか、まさに肉棒!(コラ)って感じにニヤリ。
味わい尽くすようなフェラシーンなんて男の性欲が滲み出てて最高だと思います。じゅる…
欲情しきってるのが文面から伝わってきて興奮、興奮!
「ヨシ」とゴーサインを貰ったワンコは絶倫でしたv
あぁん、ごっそーさま。笑

0

“他人同士”は“他人同士”で良かったんだ!

うはーvすげぇ良かったv

本気の恋が手痛く終わった人間は、誰しも臆病になるもの。
大人になればなるだけ傷つかないスタイルで恋をするようになってしまう。
諒一は、まさにそういうタイプ。
本気でぶつかってくる年下の暁に
かつて自分を傷つけた失恋の相手 帯と同じことを
いままさにしようとしている諒一・・・
そして元凶の帯は、巧妙にふたりをひっかきまわします。
揺れ動くふたりの関係。
そして暁は、チェニジアへ仕事で半年去ってしまう!?
引き止めて欲しい暁、引き止めたい諒一

どうなる?という最終巻です。

行くなっていうのは簡単だけれども
社会人として男として、恋のために引き止めてしまっていいのか?
仕事のチャンスをあきらめてしまっていいのか?
このあたりの価値観は人それぞれだと思うけど
男同士だからこそ、仕事は捨てないで欲しい。
ステップアップできるなら突き進んで欲しい。
そしてそれでもうまくいって欲しいと私は思う派なので
この二人の選択は、とても好感が持てました。

一度は、あきらめて見送ってしまった暁を追いかける諒一は
大人だからきちん続きと仕事の筋は通して旅立ちます。
そんな諒一をフォローしてくれる職場の友人たちも素敵です。
でも、それって諒一がしっかりと仕事をし、ドライを信条にしながらも
しっかりと他人と向き合っていた証拠なのではないでしょうか?
“他人同士”は“他人同士”で良かったんですよ。
きちんと他人を尊重してたからこそ得たモノが見えたような気がします。

あと、あんなにドライだった諒一が暁に「絶対」を求める姿は
とても胸を打ちました。
これって大人だろうが子供だろうが、やはり一番欲しくて手に入らないもの。
ないものねだりだと思うんですよね。「絶対」なんか無理だもんw
言わせることが大人なのか子供なのかわからないけど
欲しいものを欲しいと言えるようになった諒一が、すごく良かった。

そんで帯さんですが、私、帯さんがとてもさみしそうに見えました。
帯さん編というのはないんでしょうか?
ずっと独りは誰だって嫌なはず・・・

2

他人同士 3

3ヶ月連続刊行も締めくくり、最終巻です!
この話は個人的には巻を重ねるごとにおもしろくなっていったなあ。
ラストのやっと本物の恋に出会った!!みたいな盛り上がりが良かったです~
いやしかし稀に見るいじっぱり(何につけてプライドが高い)主人公で、本当にいらいらしたwww
素直になってればすべてがすんなり解決だろうにもうwww
何か業界の描写が具体的ですごいなあと思ったら秀さん昔雑誌の編集者だったのかー!どうりで!
秀さんの書く男はちゃんと仕事してる男が多くていいよねv
BLに良く出てくる攻めはみんな「ちゃんと仕事してる?」って感じだから笑

1

他人だから想うことができる

2巻はとんでもないところで終わり、
読者をやきもきさせましたが。
ツンツンしまくりの諒一の最強のデレが
3巻後半で見られて、大満足です。
遠慮なしとなったわんこのがっつきぶりも、ツボでした!

色々と職場に迷惑かけまくりな諒一でしたが(笑)
仕事に逃げず、恋に真正面から立ち向かおうと決意した姿は素敵。
あと男女の脇キャラが皆、個性的でイキイキしていて。
作品に厚みを持たせていたと思います。

最強最悪の当て馬・帯さん。
好きになれる部分を一生懸命探しましたが、
最後まで好きになれないキャラでした……

しかし好きになれないんですが、とても心に残ります。
彼はずっとこのままなのかな?それで寂しくないのかな?とか。
いつまでも心に残ってしまいそうな、印象的な人でした。

1

ほんとにやな奴だったね帯さん…

2巻で諒一の過去の恋人(?)として出てきて、暁と諒一、二人の関係をかき回しまくりだった帯さん、そんな帯さんに昔も今も振り回されっぱなしの諒一は自分の本当の気持ちになかなか向き合えずにいて、暁は暁で相手の気持ちを尊重するような性格なものだからこじれた関係になかなか決着がつかず、別れたままで終わるなんてあるはずは無いと思いながらもかなりやきもきとさせられました。

それだけ諒一が過去に受けた傷は深かったという事なんでしょうけど、そこを吹っ切れない限り前には進まないわけで…
だから、あの展開は諒一にとって本当に必要なものだったのかもね、あんなふうにならなきゃ本当に大切なものがなんなのか鑑みる事なんて出来なかっただろうし。
もともとタチ役だっただけに、踏ん切りのついた後の諒一は男前。そうそう、秀さんの書くお話は登場人物たちが、受け攻め関係なく男らしいところが良いんです。唯一女性キャラだった斉藤もなんだか中身は男らしかったし(笑)いいなぁ彼女すごく好きでした。

しかし、帯さんとことんやな奴だよねぇ。とても大人とは思えない行動がすばらしい^^;)
でも、こういう人が本気の恋をすると続きどういう風に変わるのか、それはちょっと見てみたい気もしますね。

2

他人と恋人の違いって・・・

最終巻です。めでたしめでたし。やっと「他人同士」から「恋人同士」になってくれました。

今回は、ギクシャクしながらも近寄ろうとする暁と、なんとか遠ざけようとする諒一のお話がメインでした。
諒一は、暁がいないダメージをバリバリ受けて、仕事にまで支障を来たしているのに、それでも恋人関係にならないよう予防線を張ろうとするくらい、帯さんとの恋愛は辛いものだったようです。

最近、印象に残ったシーンにしおりを挟みながら読んでいるんですが、今回はとっても沢山挟みました。で、振り返ってみると、前巻でほんの少し気配を見せていた、編集の先輩でありゲイでもある小林さんが、今回は大活躍してくれていますが、その彼の言葉とか、相変わらず何でも言い合えちゃう同僚(相棒)の菊池の言葉とか、グルグルしている諒一を支えてくれている周囲の皆さんが登場したシーンに、沢山挟まっていました。そのくらい今回のお話は、周囲の人が重要な位置を占めているなぁと思います。そして、諒一と暁のことを理解し応援してくれる人が多いことに安心できます。

また、編集のお仕事の厳しさも相変わらずしっかりと描写されていて、大変だなと思い続きながら、楽しく読めます。(秀さんご自身が編集のお仕事に関わっていらっしゃったんですね)

チュニジアでのシーンが駆け足状態だったのが、少し残念ではあります。ホテルでのシーンはともかく、砂漠や街中での撮影シーンなどがもうちょっと欲しかったな。せっかく外国へ行ったんだし。

さて、前巻の帯さんに振られるシーンで、諒一は号泣したわけですが、涙もろい私でももらい泣きはできませんでした。しかし、今回やっと自分の気持ちを認められた諒一が泣くシーンでは、もらい泣きさせて頂きました。やっぱり心に通じるものが必要だと思いました。そう思えば思うほど、帯さんって可哀想な人だと思わずにはいられません。

それで、もう一つ何が言いたいかっていうと、3巻分通して「実写ドラマ」で見たい。BLドラマCDには、こんな長編加工しずらいだろうし、グルグルしているシーンとか、主人公二人のシーンより編集部にいるシーンの方が多いとか、なんだか漫画化とかCD化には向かなそうな気がするんだけれど、ドラマならいけちゃうんじゃないかと思うくらい映像が浮かんでくる作品でした。

3

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