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表題作秘密の鍵開けます

鍵師・日向新
警察キャリア官僚・九条義臣

あらすじ

派手な外見で社交的、鍵師の日向新と真面目で怜悧な警察官僚の九条義臣。高校の同級生だった二人はある事件をきっかけに再会し、現在恋人として交際中だ。捜査に協力して新が強盗事件の容疑者宅の鍵を開けると、中には瀕死の男が! 好奇心旺盛な新は独自調査を開始するが、その行動は捜査妨害だと問題視され、ただでさえ刑事課で浮いている九条の立場をさらに悪くしてしまい…!?
出版社より

作品情報

作品名
秘密の鍵開けます
著者
いおかいつき 
イラスト
あじみね朔生 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリア文庫
シリーズ
運命の鍵開けます
発売日
ISBN
9784861343018
2.3

(6)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
10
評価数
6
平均
2.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

walk together

「運命の鍵開けます」の続編。

またもや日向は事件に首をつっこみ、容疑者扱いされ九条とは管轄が違う刑事戸高と出会う。
日向は九条を想うあまり役に立ちたくて事件の捜査を勝手にして逆にどんどん九条の署内での立場は悪くなっていく。

日向はどうして考えなしで行動するかなと途中いらいらする場面もありました。
九条も困りつつも日向のその想いが自分を支えていると自覚していきます。
事件は解決したものの九条の進退は?…

戸高刑事は日向の言葉遣いは乱暴なのに物怖じしないところが気に入ったようで、九条を心配する日向の願いを聞いてそれとなくく九条をサポートするのがいいです。
ラストも九条の立場的にかなり危うくなりますが、戸高が官僚としての九条に理解を示してくれたことで丸く収まります。

事件の終盤はちょっと強引な展開という印象で残念な部分もありましたが、なんとかまとまって最終的には良かったです。
九条にとってどれだけ日向が必要な存在か、また日向にとってどれだけ九条が大切か、ふたりが同じ方向を向いて歩きだそうとするラストに感動でした。

続編書いてほしいです。

2

攻め君世話焼きすぎ(笑)

「運命の鍵開けます」の続編です。
クールで意固地で不器用な眼鏡、ゲイの警察キャリア官僚、九条と、
男っぽくて開けっぴろげで、シモはやや緩めの鍵屋さん、新くん。
殺人事件もちょっと絡む、恋のお話です。

続編ということで、なんとなく買ったのですが、なんというか~
九条がもっといろいろ葛藤してほしかった!というのが正直な感想。

攻め君の新がね~、羊にはちょっとそこまでするとウザイ!って感じでした。
行動力があるのはいいけど、やっぱり見守るのも愛だしさ~
出しゃばるんでなく、巻き込まれてしまった!的な展開の方がよかったなぁ。

その方が九条も、「お、俺のせいで・・」なんて身悶えることもできるし(笑)
今回は、新の行動で二人の中がぎくしゃくすることもそんなになく、最後はあっさり同居するか、みたいな・・・・・

うぅーん、これは羊の個人的な好みだけど、ゲイとまっすぐがつきあい始めたら、その後の方がいろいろいろいろあってもいいんじゃないの~!
そうでなくても、新はやや貞操観念の薄い設定だし、九条としては心配の種は尽きないはず!

結論は、もったいない!

あ、挿絵がしつこく、メガネ+背広ネクタイ ONで下半身ヌード、なのは良かったです(笑)

4

さらに微妙

一作目は微妙だったんですが、続編が出たならおもしろくなってるかしら、と期待してしまった分、残念感倍増。

表紙のイラストも、ちょっと寒い。
内容も、悪くはないけど、いかにも予定調和だし、事件は悲しいかんじで後味が悪いし、受けの立場はいまだに微妙だし、妙にリアリティがあるのも考えものでした。

同じようなキャラクター、設定、事件でも、いくらでも書きようがあるし、いおかさんだったらできるんじゃないかな、と思うので、この書き流した薄味感がとても残念。
同じネタを、ノリノリの剛さんとか榎田さんで読んでみたかったかも。

1

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