大人気シリーズオール書き下ろし!!

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表題作淫らな爪痕

藤原龍門(29)ルポライター
中津忠利(35)ヤメ検

その他の収録作品

  • コミック版 淫らな爪痕

あらすじ

美貌のヤメ検弁護士・中津は、年下の人気ルポライター・藤原と同棲中。藤原は、中津を激しく甘い快楽で乱し、そして熱い愛と優しさで包み込み…そんな幸せな日々を送っていた二人だが、ある日、中津に意外な人物から連絡が入り、中津は苦い過去の恋を思い出してしまう。その記憶が原因で、愛する藤原との関係もすれ違い始め…? さらに、中津は殺人事件に巻き込まれてしまって!? 超人気ミステリアスラブ、オール書き下ろし!
出版社より

作品情報

作品名
淫らな爪痕
著者
愁堂れな 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
レーベル
B-PRINCE文庫
シリーズ
淫らな罠に堕とされて
発売日
ISBN
9784048674515
3.1

(16)

(1)

萌々

(3)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
47
評価数
16
平均
3.1 / 5
神率
6.3%

レビュー投稿数5

淫らシリーズ第8弾!!

愁堂れなさんの大人気「淫ら」シリーズ第8弾です。
れなさんのあとがきだと今回はヤメ検中津とルポライター藤原の「当番」ということでしたが、ぐるぐるまわりに振り回されっぱなしの中津の単独回という印象です。
シリーズ第2弾にちらっと登場した同級生・大沢の奥さんが殺人事件に巻き込まれるとことろから、物語が動き始めます。
奥さんが殺されれば、やはり旦那が疑われるわけですが、その旦那・大沢にはアリバイがありました。
なんと昔、思いを寄せていた友人・上条とホテルで一夜を過ごしていたのだったのです、がーん。
なぜ?上条は大沢といっしょに? 中津の忘れていた上条への思いが嫉妬とともに蘇るのです。
藤原という恋人がいながら、昔の思いを捨てきれず、惨めな思いをする中津。
大沢とは、お泊りできるのに、どうして俺とはお泊りしてくれないんだよぉ~
というような台詞を聞いたのきには、中津、しっかりしろ~。なんでそこまで追い込まれる~?というぐらい正常な思考ができなくなっていたのです。
そんな中津の心の揺れを敏感に感じ取る藤原。そして自分の気持ちをコントロールできないことに気がつきショックを受ける中津。
殺人事件のサスペンスも絡めて、いったい藤原×中津、上条×神津のカプーはどうなってしまうのか?見ものです。
ストーリーは2人のラブよりも、中津の心の揺れに主眼があてられていますが、Hシーンは冒頭、ラストにしっかりございますよ。
来月からB-PRINCE文庫から、「淫ら」シリーズが復刊されるようで、楽しみです。

1

お当番さんはエチ担当

Bプリンス文庫移籍後、淫らシリーズ復活第2弾、通算第8作。
今回のお当番は、りゅーもん・中津ペア。

ということで、幕開けは、
中津の総てにメロメロなりゅーもん
ベッドで乱れる、壮絶色っぽい中津に、たが外れまくりで、賛美し、堪能し尽くしてます。
でも、りゅーもんの出番はこの後ほとんどありません。

今回は、3バカトリオ、上条、高円寺、中津達に、三人の高校の同級生で、上条が高校時代に付き合っていた大沢が絡んで事件とお話が進みます。
中津は、高校時代からずっと上条が好きだったのですが、それを上条には告げることなく、親友として付き合うことを選び、今は、竜門というパートナーを得て愛されて暮らしています。
上条も、高校卒業後、大沢には振られる形で別れ,現在はやはり、神津というパートナーと愛し合って暮らしています。
そこへ、大沢が現れたことで、中津の心が揺れ始め、、、、

大沢の妻の殺人事件と、中津の心の揺れをメインにした、手堅く楽しめるサスペンス。
最後の仲直りエチまできっかり2時間、
どうぞお楽しみ下さい。

1

本編イラストもステキだが陸裕さんのオマケマンガも忘れてはいけません!(笑)

シリーズ第8弾。
お当番は龍門×中津ペア。

ある日、高校時代の友人から中津は上条の連絡先を教えてもいいかと持ちかけられる。
その相手は高校時代、上条が付き合っていた人物で。
不思議と揺らぐ自分の気持ちにいつしか龍門との関係もバランスが取れなくなって…。

以前チラリと会話に出ていた上条の元彼・大沢の登場です。
このことによって中津がぐらついて。
自分の気持ちもよくわからなくなって。
龍門がとにかく大人でした。
神津もだけど、何も聞かないでいられるところがスゴイな、と。
電話1本でフツーに戻ってこれるのってスゴイな。
過去は過去として、今の想いがちゃんとココにあるならいいと思えるところが素晴らしい。
また、それってきっとちゃんと信じてるからで。
相手が不誠実な人物でないことをよくわかってるから、今の気持ちが自分にしかない(浮気とかはしない)と思えるんだろうな。

そして、最強ゲイは今回もやってくれたのですが…。
上条、奇跡的に無事ですね、ソレは(笑)
ソレでヤられちゃってたら目も当てられない…。

あと、直接ではないですがタローちゃんの初恋と初めてについてのところにニヤニヤ。
タローちゃん、やっぱかわいいvv
中津を何も言わずに抱きしめる高円寺も黒ビキニだけと男前だったよ!

「淫らな爪痕~コミックバージョン~」
噂の最強ゲイの話題で持ち切りですね(笑)
バックを死守する会、面白すぎる…。

1

それはさぁ

いかんでしょ?
と中津に言ってやりたい今作。
「淫ら」シリーズ8作目。

龍門がいるのに、なんでふらふらしてんの!?
それでなくとも、「3バカトリオ」の鉄壁の絆に、
それぞれのパートナーは、嫉妬にも似た羨望を持っているのに。
中津が上条に友情以上の想いを持っていたのは、
シリーズ2作目「淫らなキスに乱されて」で明らかになりますが、
龍門というパートナーができたんだから、思い切るべきだろっ!
内容が内容だから、龍門と顔を合わせづらいのはわかるとしても、
夜中に、しかもタローちゃんといるところに
高円寺のところに行くかなぁ(怒)。
中津って気配りの人だと思っていたけど、
自分が絡むとこんなに身勝手になっちゃうの?

怒り過ぎました。反省。
辛口ですみません。

「中立」評価にしようと思ったのですが、
巻末のコミックを見て和んだので「萌」評価にします。

0

うーーーん。

先に言います。
中津ファンの方々、ごめんなさい。

いや、中津好きだよ?
この淫らシリーズが全て中津が主役だったら、ナイトな幼なじみ二人に守られ姫扱い、しかもその片方には恋心を抱いていた、パートナーを得た今でも揺さぶられてしまう、という設定は、なんてオイシイんだ!と目をキラキラさせていたはず。

でもさ。
神津も知ってるし、タローちゃんも知ってる。
二人を思うと中津の行動をちょっと不愉快に思ってしまったのです。
上条の元カレが現れて、揺れるのはわかるけど、それは神津の役目でしょ?中津が対抗しちゃダメだよ。
それに高円寺の胸で泣くのは、ダメだと思うんだ。
神津もタローちゃんも、自分の彼氏が中津を大事にしてるの、大なり小なり気にしてる。
そして龍門も、上条と高円寺を気にしてる。
三人を考えると、中津の行動が許せなくなっちゃいました…。
もちろん、中津だけが悪いんじゃないんだけどさ。
上条も高円寺も、中津に甘すぎる!
高円寺の胸はタローちゃんのでしょ!しかもタローちゃんがいたのに!

神津とタローちゃんが主役のお話を読まなければ、きっとこんなことは思わなかったんでしょうが…この二人のお話も大好きなので。

この巻でわたしが萌えたのは、
1.上条の怪しい行動に対する神津が言った言葉
 「信じてるから、何も言わなくていい」
2.中津の不安定さを読み取り、何も言わずに引き、そして戻った龍門の言葉
 「忠利さんを信じてる。だって愛してるから」
3.高円寺が確認したときの、タローちゃんの答え
 「初恋の相手と、初体験の相手……高円寺」

あぁぁ、ごちそうさま。
三バカトリオの君たち。
自分のパートナーがこう言ってくれて良かったね。
だがしかし!パートナーの気持ちに甘えて胡座かいちゃダメだかんね!
今度不安にさせてみろ。
膝詰めで説教だ!

2

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