海をわたるトンボ

海をわたるトンボ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
4
評価数
2件
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
 
媒体
小説
出版社
講談社
シリーズ
X文庫ホワイトハート(小説・講談社)
発売日
価格
¥437(税抜)  ¥472(税込)
ISBN
9784062551977

あらすじ

「へーちゃん、大好きだ」嬉しそうに叫んで、背中に飛び乗ってきたトモ君。そのまま彼をオンブして、僕はグラウンドを走り始めた。柔らかい日差し、ポプラ並木の枯れ葉色。頬にあたる風、背中のトモ君の温もり。すごく嬉しかった。すごく楽しかった。―僕らの宝物のような日々。でも、これは永遠には続かないんだ。“卒業”の日は、誰にでも必ずくるんだよ―。

表題作海をわたるトンボ

板東平・19歳・高校3年
岡田友樹・高校1年

その他の収録作品

  • アリストテレスの孫クラブ
  • 五十点の真実
  • ユーカリの木の下で
  • インフルエンザ・シンドローム
  • 夜の虹・泳ぐ鳥
  • ユリイカ
  • 海をわたるトンボ
  • あとがき

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レビュー投稿数2

青春小説

やはりこの頃のたけうちさん作品はやはりBL小説というより「青春小説」が基本だと思うんですよね。
BL匂いはあるけど青春小説として読む方がすっきり読める気がします。
今回も章ごとのカットはいわもと葉月さんで、作中のイラストはビリー高橋さんで、いわもとさんのカットが特にその青春小説らしさを印象付けてます。

主役のへーちゃんこと平の視点で語られるのですが、彼は1年心臓が悪く休んでいた事もあってか元々の性格なのか、ちと若年寄臭いです。
寒い駄洒落も連発するので、この辺のノリと文体に好き嫌いがありそうな気はしますな~。
彼は不可思議な現象が大好きで同好会を主催しています。
そのサークルに所属しているのが美弥という保健室登校の女の子で、彼女と平は恋愛感情抜きの友情関係にあります。
平の友人、達也とその従兄弟であり義弟であるトモこと友樹。
このトモが平にとって次第に大きな存在となって行くのですが、それは高校時代の青春の1ページで終るのかもしれないし、数年後平の隣にトモがいるのかもしれない、それは読み手側へと託されます。
タイトルが少々変っていますが、それは作品内容と大きく関わっ続きていてそしてラストの清々しさにも繋がっています。
繰り返しになっちゃいますが青春小説でBL要素は匂い程度に思って読んだ方が楽しめるんじゃないでしょうか。

1

恋愛未満の高校生

んー、
たけうちりうとさん、私には合わないのかも知れないです…。
いいお話だなと思ったんですが、心の琴線に引っかかってくれなかった。
でも、合う人にとったらきゅーんときまくりの小説だと思う。
エキセントリック気味な高校生の、掴みどころのない恋愛未満のモヤモヤした感情を、独特のニュアンスのある文体で描きあげていました。
弾けるような痛いような青春時代のエピソードが積み上げられています。
でも、薄皮一枚の隔てを感じてしまった。キレイすぎて、現実感が足りないっていうか。それが狙いなんだと思いますが、私にはもどかしかった。

ただ、ラスト一行はめちゃくちゃ良かったです。
あっさりした書き方に、心がツキン。ほろ苦さと甘さの両方を感じました。

1

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