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表題作私説三国志 天の華・地の風 完全版 5

劉備配下の武将・魏延
天才軍師・諸葛亮孔明

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あらすじ

先帝・劉備の死後、乱れきった蜀の財政を再建し、呉との関係も修復した諸葛亮は、次に南へ目を向けた。南蛮王・孟獲を臣従させることがどうしても必要だったのだ。異国の匂いに満ちた南の地で彼を待ち受けるが…。[初版:光風社出版 1986~1998年刊]

作品情報

作品名
私説三国志 天の華・地の風 完全版 5
著者
江森備 
媒体
小説
出版社
ブッキング
レーベル
Fukkan.com
シリーズ
私説三国志 天の華・地の風
発売日
ISBN
9784835443171
5

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萌々

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中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

蜀軍、南蛮の地へ

3巻・4巻と蜀内のゴタゴタを描いてきましたが。
ここに来て一気に外に向かって動き出した感じで。
あまりの勢いに読み終わった後、なにやら頭がボーッとしました。

己よりも強く冷たい、強大な相手に征服されないと燃えない孔明。
そんな孔明を愛し、彼の側にいる為に。
自分の彼に対する執着心を隠さなければならない魏延。
魏延の心の揺れが、切なくてたまりません!

南蛮軍との戦いの最中、懐かしい人と再会する孔明。
切なくて美しくて。絶対に幸せは訪れないであろう再会物語に、
胸が締めつけられました。

孔明が弱気になるたびに現れるという永遠の恋人・周瑜の幽鬼。
これは孤独で誰にも弱音を吐けない孔明の逃避というか。
孔明は都合のよい幻影を作り出して見ているのかもしれないと、ふと思ったり。
魏延ではないですが、孔明を「かなしい」と思いました。

色々な葛藤はあるものの、魏延と孔明のラブ度は高く、続きが楽しみです。

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