おまえは今このときより、我が正妃となる。

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表題作魔神の婚姻

ジン・魔神と呼ばれ葵を花嫁にめとる王弟
志賀野葵・撮影の為にアルハラードを訪れるカメラマン

あらすじ

撮影の為、砂の国アルハラードを訪れた写真家の葵。だがそこで待っていたのは、魔神を意味する呼び名を持つ王弟ジンの、花嫁となる為の淫靡な儀式だった。王と傅く重臣達の前で媚薬を盛られ、金と宝石の飾りだけをまとう葵の体は、自身の意思に反してどうしようもなく昂ぶっていく。快楽を受け入れる他ない葵に、ジンはまるで愛しい人にするような優しい口づけを与え…。ただ王命に従い自分を犯す憎いはずの男。その胸に抱き寄せられ葵は!?
出版社より

作品情報

作品名
魔神の婚姻
著者
神楽日夏 
イラスト
カズアキ 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
レーベル
アルルノベルス
シリーズ
魔神の婚姻
発売日
ISBN
9784862961365
3.5

(6)

(1)

萌々

(2)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

妻めとらば

大当たりヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪
少年時代は、モデルをしていたが、今はカメラマンとして世界を回っている。
砂漠に覆われた辺境の地。なかなかOKの出ない場所での撮影許可をもらいやってきた葵。
そんな葵は、砂漠の真ん中である男とであう。
「帰れ」という男を突っぱねた葵だったが、連れて行かれた先で待ち受けていたのはなんと、自分の婚礼の儀式で・・・・!?

特には前半戦。
すごく燃えるというか、ときめき設定のオンパレードでした。
古い格式を頑固として貫く独裁政の国。
わけもわからないままに身体を磨き上げられ、首から下の毛はすべてそられ。
連れて行かれた先で交わされる杯。
媚薬の混入されたそれによってとろけさせられたからだ。
王に結合部が見えるようにと配慮され。
ベッドの周りにはたくさんの人を並べての公開初夜!!!
なんかもうすごかった゚+。:.゚ヽ(=´▽`=)ノ゚.:。+゚ハチャメチャ万歳w
王様には誰もさからえないのですvv
香油もちゃんと使われているのでトロトロですし。
下の毛もそられて~の受にたいし、攻もツンツルテンにされてまして。
これまた可笑しいwwwパイパン万歳!!
独裁な王様に、反逆群の戦争もろもろありましたが、カップル達はといえば、王道的パターンですね。
優しい攻に胸キュンしていく受というところ。
とりたてて不都合はないので文句はいいませんが、それ以上なにも無い印象もなきにしもあらず。
ただ、ラストに向けて~の両想い確認エッチはこれまた良かったですね。
積極的な受は好きですYO。
「何が欲しい?」の王子殿下への答え。
そのあとの攻の表情。みものです。か・わ・い・い(ノ)ェ(ヾ)ムニュ

トータル。
とにかく設定と、濡れ場の描き方がべらぼうにウマ。
魅せるための初体験なんて・・なんて・・・なんてwww
あ~・・ただ、最初のときの体位がいまいちイメージしずらくて困りました。
どんなもんでしょ。
今回ちょっと甘めの「神」評価。
レベルは高いので今後の作品にも期待です。

3

もこ

かゆみさん、コンバンワw
この作品の雰囲気作りって上手いですよね。
同じく、読後「読んでよかった!」と私も思ったクチです(*´∀`*)ポワワ
かゆみサンのレビュー読んで、作品読んだときの気持ちが戻ってきましたwwキュン

2人の未来を想像する楽しみがある作品

衆人監視の中、公開凌辱と言う噂を聞きつけて購入いたしました(すみません)。

首から下の毛を剃られ、金の装飾だけを身にまとい、衆人監視の中で行われる行為。わけのわからないまま媚薬成分のある高油を塗られ、王の目の前で必ず交わらなければならないと言う事実。
さらに王家の血を引くジンと交わった事で暗殺の危機にも見舞われ、ポジティブな葵も気持ちが折れそうになってしまいます。

それでも葵を思うジンの気持ちに触れ、彼の強さに触れ、徐々に心を通わせていく中、転機が訪れ……

ジンに心惹かれていく葵の思いがじわじわと描かれていて、切ないような、見守りたいような気持ちにさせられてしまいました。
今、現実に世界であるテロリストとの話も交えていて、砂漠の神秘の国でありながら、これが現代の話なんだと言う部分もあって、グイグイ引き込まれていきました。

掃討作戦の中、葵を抱きしめ守り続けるジンの姿にハラハラしたり、気持ちを確かめあって、はじめてジンの中の恐怖を知った葵がそれを拭う為に自らしてみせた行為に切なくなったり。

文の中にちりばめられた表現に本当にグイグイと引き寄せられていきました。

最後まで読み終えて本を閉じた後も、2人の未来が色々と想像できるそんな感じでした。
きっと、日本で葵の写真が発表され、ジンは葵の前だけでシャッターを切らせ続けてくれてるんじゃないか。私はそんな想像をしてしまったんですけれども。

3

シチュエーションが・・・

これは私、『架空の国』『魔神』っていうのと表紙イラストからも、勝手にファンタジーだと思い込んでたんですが、半分くらい読んでからもしかしてこれはいわゆる『アラブもの』ってヤツじゃ・・・と思った次第です(どんだけ!遅過ぎにもほどがある)。

もともと私の好みじゃない『強引・傲慢な攻』というあたりが、アラブものの典型というか特徴らしいですが、その点では今作はちょっと違いましたね(あと『攫われる受』ってのもお約束なんですよね?これはもうそのままですが)。それはいいとして、他があまりにも受け付けませんでしたね。残念ながら。

キャラクターは好感が持てましたし、設定もよく練り上げられてると思います。ただ、主にHにまつわるいろいろなシチュエーションが、どうにも私には無理でした。たぶん、それが今作の『売り』なんでしょうから、楽しめなかった自分がもったいないような気がします。

神楽さんは好きですし、このシリーズも続刊のほうが好みです。単にこれは私には合わなかったということなんですね。

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