その顔が、体が、この赤い血が、お前のすべてが俺を熱くする

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表題作仇なす恋華

立花竜麻/ヤクザの組長 蓮の義兄
白木蓮/組長の愛人の息子 ヤクザを憎んでいる

その他の収録作品

  • キズナ

あらすじ

ヤクザを憎む白木蓮。しかし義兄である高岡組組長・立花竜麻に強い執着を向けられ、無理やり体を奪われてしまい――

幼いころ、ヤクザの抗争で母親を亡くした白木蓮は、自身が組長の息子だと知らされた上、憎むべきヤクザのオンナとして飼われることに。その相手は義理の兄で高岡組組長・立花竜麻。「処女みたいに綺麗な尻のくせに淫乱な野郎だ」――何度も激しく最奥を貫き、すべてを奪い尽くそうとするかのような竜麻に翻弄されながらも、時折垣間見える優しさに戸惑いを覚える蓮。それは次第に背徳の愛へと形を変えていくのだが……。
出版社より

作品情報

作品名
仇なす恋華
著者
本庄咲貴 
イラスト
有馬かつみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576090214
2.2

(5)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
8
評価数
5
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

ヤクザ組長のカリスマ性に惹かれました

立花竜麻(ヤクザの組長 蓮の義兄)×白木蓮(組長の愛人の息子 母親がヤクザの抗争に巻き込まれて亡くなる)

蓮と竜麻は父親が同じ義兄弟という関係ですが、竜麻は養子なので実際には二人の間に血のつながりはありません。なので“近親”というシチュエーションですが背徳的な雰囲気という感じではなかったです。でも最初は竜麻が連を監禁し無理やり凌辱することから始まるので、違う意味での(鬼畜的な)ドロドロした部分はありました。

凌辱から始まる関係という事もありますが、甘さが入り込む隙が全くないように見える二人が、こんな雰囲気からどうやって歩み寄っていくんだろう!?と本気で心配してしまうぐらいだったのですが、3分の1が過ぎたぐらいから徐々に惹かれあっていく展開になっていったので安心しました。

竜麻はヤクザの組長でそのカリスマ性ゆえに組員たちに心酔されているのですが、それを裏付ける様なシーンが出てくる度、その妙に熱い感じに読んでいて恥ずかしくなりつつも(しかもちょっと笑える)、私自身も何か掴まれてしまった感じがありました。どうやらカリスマの毒牙にかかってしまった様です(笑)。

不器用な愛情表現しかできない竜麻と、憎まれ口ばっかりたたいている蓮のやり取りが、分かりやすく甘いものではないのですが、ちゃんとお互いへの気持ちがこもったスキンシップのようになっていたのが良かったです。

2

血のつながらない兄弟

丸ごと一冊、ひとつのストーリー。

893で組長な竜麻さんと、一般人な蓮くんのお話。

決して、面白くなかったというわけでは無いのですが、
どうしても蓮くんの心が掴めませんでした(^^;

元々男が好きなわけでもなく、
母親を殺された893さんを毛嫌いしていて、
無理矢理乱暴におかされて、
なぜ、気になる、惹かれる、というのに繋がるのか・・・。

元々ゲイですよ、とか893さんに憧れてるんですよ、とか
強い男に興味があるんですよ、とか有るならね。
最初から竜麻さんの色々な面を見ていた・・・とかね。
そういうのなら解るのですが。

いぢめる系とか好きな方には、いいかもですね!

2

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