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史上最低最悪のツンデレ。
おっさん同士のちょっと変わった恋愛
すみません、これシリーズって知らないで読んじゃいました……。
でもそれも、あとがき読むまで分らなかったので、
前を読まないでこれ読んでも大丈夫は大丈夫かな？って思います。
この話、かなり変わってますね……。
絵とか文章の雰囲気から、
まぁどう考えても20代のカップルだと思っていたんですけど、
攻め受けともに、35越え！ アラフォーですよ!?
しかも、一応寮ものではあるんだけども、
主人公たちは寮を切り盛りする側なんですよね。
攻めが寮監で、受けが寮のコック。
おまけに、二人は寮で働き出すずっと前からの幼馴染という設定……。
まぁそんなんだから、
エッチシーンは結構多めなんですが、エロってよりほのぼのしています。
長年連れ添った夫婦みたいな感じかな(^_^;)
こんな風に人を愛せたら幸せだろうな～って温かい気持ちになりました。
一途なおっさん同士のラブです。
堂々巡りで絡まっているけど、これはこれで、の愛。
「社員寮は大騒ぎ」シリーズのスピンオフ的な一冊。本編でメインカップルのキューピッド的な役回りを果たしつつも、何か一筋縄ではいかないものがありそうな感じを醸していた社員寮の料理人と寮監さんのおはなしです。
本編でもふたりの関係性は何か独特なものがありそうな感じではあったのですが、終始料理人・音羽のひとり語り形式で進むこちらは、なかなか変わった感触の作品でした。
なんだか暗いトーンで気持ちが堂々巡りしてて。本編で謎めいていた部分が多少は明らかになるのですが、分かるようで分からないままの部分も多々残ります。
しかしまぁ、これもひとつのアイのかたち。不思議な読後感の一冊でした。
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