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表題作今宵の月のように

松浦浩明 ホテルの宿泊客
小泉裕 高校生

あらすじ

うさぎみたいな裕の初恋は、運命のように出会った浩明。楽しいだけじゃない想いに戸惑いながら、裕は大人になってゆく。 ☆お月様シリーズ既刊 「嘘つきな満月」 「あの月まで届いたら」 著者:神奈木智イラストレーター:佐々成美

作品情報

作品名
今宵の月のように
著者
神奈木智 
イラスト
佐々成美 
媒体
小説
出版社
ハイランド
レーベル
Laqia Novels ~ラキアノベルス~
発売日
ISBN
9784938827571
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

あまり入り込めず…でした

うーん、私にはあまり合いませんでした…。

やっぱり読み始めると、
誰かしら登場人物の1人だったり、何人かだったりに想いをはせて読んじゃうと思うんですけど、
今回は誰にもその想いは生まれなかった。
それぞれ、名前よりも

いい人。
優しい人。
愛されキャラの人。
飄々としてるけど実はの人。
口調はキツイけどの人。

っという感じ。
なんか「こういうタイプだから」っという前置きが多い気がして、
で、じゃその後に何かこっちがその人物の事を想像させて貰える何かが来るのかなーと思っても、特にそれもないので、
「〇〇さんはこういう人、こういう立ち位置」で終わってしまった。
もう前置きはいいから、ただエピソード読ませて〜、後はこっちで勝手に考えるからっと思ったのがちらほら…
…っとそういう印象が残りました。

後、お話自体も
ちょっと理由もはっきりせぬまま簡単に事が運び過ぎな感じで、
よく解らないままふわ〜っとして終わった感じ。
浩明のお父さんのエピソードが1番極めつけだっかなー。
え?これだけ?って感じで。
予兆もなく、お父さん台詞なし(なくてもいいけど、態度も台詞なしって感じで)、
ただ来ましたって結果だけで、仲直りしましたであっさりし過ぎかなと。
美百合が持ってた想いも正直そんなでも…
そういう想いを持ったのは貴行を愛してたからだと思うんですけど、あまり愛してたように見えなかったんですよね。
婚約者だったからってのと、あんなに綺麗にしてる人がこんなに怒ってるんだからって説明だけで、台詞も説得力ないし。
後浩明に裏切られたと思ってるなら「幼馴染だから弱い面まで素直に出せるのだろう…」って前置きだけで、浩明に甘えに行くなー!っと思った。
そういう甘え方じゃないんじゃないの?と思った、まして幼馴染で裏切られたと思ってるなら。
むしろそういう甘え方が出来るなら、別に裏切られたなんて思ってないんじゃないの?と思うと、そんなに美百合に共感は得なかったですね。
後、抄兄さん騙されやす過ぎ。
騙されてもいいんですけど、やっぱりそこには何かがある訳で、
それはやっぱり長男に対しての想いがあるからだと思うんですけど、その事には特に深く触れず、
「この2人はぶつかりながらも上手く調和が取れている」とか、「普段は感情を激さない抄兄さんが感情を露わにして長男と喧嘩してた」って説明だけで終わってる気がして…
多分、それは次巻に続くんだと思うんですけど、2人の喧嘩のシーンがあったら、最後のオチも印象変わったんじゃないかなーなんて思っちゃいました。
偉そうですけど。
最後、色々な事を経て関係が変わってきたのもあるんだろうけど、
主役2人の口調も急に変わってる気がして、あんまり同一カップルの会話にも感じなかった。
世界に入り込んじゃってたら、そんなのも気にならず、
「あらあら微笑ましい…」なぁんて読んだんだとは思うんですけど。

なので、この部分はこの作品が好みかそうじゃなかったかの違いの結果だとは思いますが、
ちょっと私にはこんな風に感じてしまいました。
このシリーズ、買う時に全部買ってたので、
この先も読んでみようと思います。
そしたらもうちょっと色々解ってきて印象が変わるのかな…。

色々偉そうに書いてすみません。

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