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表題作欲望だけが僕を殺す

風間衛/妄想電波な大学生/やおい小説家/22才
神藤/潰れそうな編集社の美形編集/27才

あらすじ

やおい系『葵編集プロダクション』の社員は神藤一人。あとは編集長がいるだけの、今にも潰れそうな下請け編集プロ。そんな神藤宛に、いつも電波な文章をワープロ打ちして送付しているのは、事務所の向かいのマンションに住む風間。ベランダから神藤の姿を見かけて以来、双眼鏡で覗いてはジーンと胸を熱くさせていたのだ。でも見ているだけじゃ我慢できない。編集者に近づくには、作家になるのが一番と電波な原稿を送り付けてくる。

作品情報

作品名
欲望だけが僕を殺す
著者
バーバラ片桐 
イラスト
猿山貴志 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784795260498
2

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

限りなく電波な攻め様

とんでもなく怪電波を発信してる変態チックな攻め様です
そして狙われているのは落ちぶれた編集社の美しき編集員
受け様は半年前から電波なポエムを名指しで受け取るように
なるのですが、それは目の前のマンションの住人の攻め様
しかし受け様はわからないながら毎回不気味なポエムに悩まされる
そしてそんな悩める姿を向かい側から密かに双眼鏡で見ている
変態妄想電波攻め様、しかしポエムでは思いが伝わらないと
受け様の所で出しているやおい雑誌を入手し傾向と対策を経て
今度は受け様と自分を主人公にしたやおい小説を送るのです。
唖然とする受け様でしたが、編集長に言われその原稿を掲載
する事に、そして作家の特定をしろと言われ、あっさり向かいの
マンションの住人だと、それは想像していたヲタクな見かけ
ではなくてかなりのイケメンだったのですが、受け様にとっては
自分を題材にして妄想を作品にしている時点でかなり引く存在
そして次第に何かにつけて傍に張り付かれるようになるが
編集長の取材協力と言われデートのような付き合いをするが
エスカレートして攻め様に強引に犯されてしまう。
そして受け様の怒りを買いフラれてしまったとスランプに・・・
でも受け様も酷いことをされたのに嫌悪が湧かずそれ程怒って無い
自分に気が付き、まして夢で攻め様に捨てられる夢を見て動揺する。
最後は変態電波君をいつの間にか好きになってる受け様ですが
攻め様は今度はあまり妄想が激しかった後遺症なのか受け様の
気持ちを信じられなくて・・・ってお話でしたね。
攻め様の小説が出てくるので、これは小説なのか本編の話なのか
微妙に分かりづらくなってしまう事もあるのです。
でもハッピーエンドなので楽しく読める作品です。

2

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