ポーの一族 第1巻

poe no ichizoku

ポーの一族 第1巻
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
18
評価数
4件
平均
4.5 / 5
神率
75%
著者
 
媒体
コミック
出版社
小学館
シリーズ
小学館文庫
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784091912510

あらすじ

※非BL
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作。

表題作ポーの一族 第1巻

その他の収録作品

  • ポーの一族
  • ポーの村
  • グレンスミスの日記
  • すきとおった銀の髪
  • ペニー・レイン
  • はるかな国の花や小鳥
  • リデル?森の中
  • 一週間

評価・レビューする

レビュー投稿数3

もっと早くに読んでいれば…

萩尾望都好きの母の本棚から拝借して読みました。漫画評論には名作として必ず名前が挙がる作品ですし、母も萩尾作品では一番好きな作品と言うのですが、私は読後「これが名作?」と首を傾げてしまいました。

文庫版「ポーの一族」には8編の短編が収録されています。
時代・地域を越えて人間たちの前に現れるパンパネラ(吸血鬼)の少年エドガー。妹の美少女メリーベルと常に行動していて、妹の死後はパンパネラの仲間に引き入れた少年アランと旅をするように。エドガーたちは関わった人間に強烈な印象を残して去っていきます。

第1作の短編「ポーの一族」の初出は1972年なので絵柄は古いのは当然のこと。萩尾望都の絵柄は元々好みではないので美しいと思いませんでしたが、期待してもいませんでした。だからそこが評価が低い理由ではありません。名作と賛辞を呈するほどの感動も面白さも感じなかったからなんです。さらにはわざわざパンパネラを登場させなければもっといいお話になるのにと思う作品もありました。
確かに物語の構成は上手い。例えば、1人の女性の一生を描いた「グレンスミスの日記」は一家のささやかな幸福と哀しみにドイツの歴史続きを絡めて描いた良作でした。しかしこの物語にパンパネラはいらないのでは。いくら伏線だろうと、エドガーの登場は不必要です。わざわざ「ポーの一族」シリーズに入れなくてもよかったんじゃないかと思いました。そのほかの作品も構成の妙に感心しますが、物語はムード小説や詩に近い印象でした。物語の雰囲気を楽しみたい人におすすめですが、ドラマチックなお話が好きな人にはおすすめできません。

加えて欠点だったのは永遠の生を生きるパンパネラの哀しみが伝わってこなかったことです。個人的に吸血鬼や不老不死の存在が主人公の小説・漫画・映画を読む(観る)ときは、彼らの哀しみや苦悩を主軸に置いて鑑賞しています。それが物語を味わう醍醐味ですね。しかしこの漫画のエドガーはあまり苦しんでいるようには思えませんでした。むしろエンジョイしてる?吸血鬼の苦しみを描いた既存の作品「屍鬼」や「ダレン・シャン」(幼少時大泣きした作品)を通り抜けた自分としてはこの作品は薄味でした。吸血鬼物がなかった発表当時なら衝撃的でしょうし、「屍鬼」を読む前ならきっと感動したでしょう。もっと早くに読めばよかったです。
ついでに補足ですが、「ポーの一族」は匂い系ではありません。そういった楽しみはないのでご注意を。

お話は面白くありませんでしたが、なぜか続きが気になって一気に読んだのは紛れのない事実です。まるで純文学のようでした。この物語の構成の上手さ、テーマの文学性から判断して〈萌〉評価にしました。

1

時を越えて生き続けてます

萩尾 望都作品の中で私の1位はこれ。初出は72年ですから私と同級生(笑)
エドガーとアランは今でも時を越えて生き続けてますね。

ヴァンパイア設定が特に好きと言う訳ではないけど、
萩尾さんの絵とこの世界観がものすごくマッチしてます。美しい~。
そんでやっぱり哀しい結末…。
ところで私は、もちろんエドガー派♡

近年になって(2007年~2008年)全6巻でドラマCD化もされてます。
メインキャストは
エドガー/朴 璐美さん、アラン/斎賀みつきさん、メリーベル/いのくちゆかさん
私のイメージとはちょっと違うけど…。一度聞いてみたいなー。

1

名作

昔むかしに読んだ漫画を再読しました。
BLではないです。
ニオイ系ですが、そう呼ぶのもなんか違う気がする。ジャンル分けが存在しなかった頃の作品だし。
BLとか少年愛とかまったく意識しないで読んでいた。
けど、主役のエドガーとアランが好きで、メリーベルのことはそんなに好きじゃなかったので、萌えはたしかに男同士に感じていた。

名作です。
草分け的な作品となったのは間違いないし、ストーリーの深みは、昨今大量生産されてるBLによくある、萌えシチュエーションを繋ぎ合わせただけのような作品とは一線を画していると思う。

時を超えて生きるバンパネラを、いろんな時代、いろんな人々、いろんな角度から語られる構成になっている。
私はとくに、この一巻のエピソードたちが好きだ。
短いエピソードばかりなんだけど、キレのある話ばかりで、余韻に満ちみちている。読後にホウッと溜め息をつきたくなるような。
絵は古いけど、中身は古びてなかったです。

2

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