夢にも逢いみん

yumenimo aimin

夢にも逢いみん
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神5
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
44
評価数
11件
平均
4 / 5
神率
45.5%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344816053

あらすじ

東宮となるはずの身ながら、皇太后の策略により世の人々から忘れられていた美しい宮。尉惟は、この世のすべてを与えようとするが…。
出版社より

表題作夢にも逢いみん

頭中将・藤原尉惟
帝の異母弟・桂の宮

その他の収録作品

  • 朧月夜

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レビュー投稿数3

雅敬語攻萌え~

雅な世界です、平安です。
ちととっつきにくいって人も居るかもだけど、しかし文章自体は決して難しいものではないので読んでる内に直ぐに雅な世界にどっぷりたゆたっちゃってしまえる事請け合い。
高卒でしかも古文赤点だった自分が保証します~(数少ない得意科目が国語だったちゅーに!!)

忠義と紫の上を足した感じ?
っていってもそんな年齢差は無いですけど、序盤はちとそんな雰囲気もあります。
しかしこの作品がおもろいのは、落ちぶれてはいても桂の宮[受]の方が尉惟[攻]より位が高いところ。
なのでエロも、無垢な桂の宮に性の導きをしてあげる風に始まるエロなんですが敬語攻です、しかも雅言葉ですよ!
これは萌えるー!

2人の恋愛を軸として、政治や彼等一族が動いて行きます。
タイトルの「夢にも逢いみん」が歌として出てくるシーンは印象的。
うわーーーーここで出て来たのか!みたいな。

桂の宮の姉と尉惟の妹が気の毒な気がしないでもないんですが、まあ時代が時代だしそこは気にしない方がいいのかも。
ラストはまさかここまで上り詰めるとは!ってとこまで行ってちとびっくり。
これからは身分続き差ラブだなーとか思いつつ本を閉じました。
恋愛有り、政治の駆け引きあり、呪い有りと不思議に派手さはないんですが飽きさせないストーリー。

あじみねさんの挿絵は黒髪がまさに黒くて良かった!ビバ!黒髪!!!!

2

魑魅魍魎の平安時代へようこそ

平安時代ど真ん中なお話。
受けが、なんと後に帝となります。攻めは後に左大臣…になるんだろうか(そういうニュアンスを感じました)。
これ、趣味の分かれるお話だろうなと思います。
まず、受けも攻めも、どちらも嫁を迎えること。(当時の時代背景を考えると、そうしなきゃリアリティーがなくなるもんね)
あと、文体の固さ。耽美調というか擬古文チックというか…な文体なので。
リズムに慣れたら読みにくくはないんだけど、慣れない人は最後までシンドイと思います。

なんというか、
空気感重視の直球勝負な平安BL!って感じで、そこにまず驚くとともに、僭越ですが感心しました。
ここまできちんと考証して書かれるのって、BLじゃなくてもなかなかないし、本当にたいへんだっただろうなァと思いました。すごい。
平安時代大好きです。

ただ、不満はありました。
どしーんとお腹にくる物語ではあるんだけど、肝心の二人の恋にいまいち感情移入できなかったのが残念でした。
なんだろな…話の先が読めて、ハラハラもできなくて。
「別に帝になる必要なんてなかったんじゃないかなァ」とか、「もし帝になるんなら、もう少し権力に対して生臭い感情を続き持つ受けの姿が見たかったなァ」とか、そんなことを思いました。

ただなんといっても、日本語崩壊BLが多いなか、こういう文章でひとつ作品を仕上げることのできるかわい有美子さんは流石だと思いました。
ああ、日本語は美しい。(他の言葉、まったく知らんけどw)

1

結構ドロドロな展開です

もう10年も前に雑誌掲載されたお話が、やっとノベルスになったようです。
あとがきには「リミッター解除」と書いておられましたが、たしかに、いろいろとチャレンジャーな部分があったように思います。

帝の異母弟でありながら、両親を失ってしまっているため強力な後ろ盾もなく、対立する右大臣の力が大きすぎて、忘れ去られた存在となってしまっていた桂の宮。
ひょんなことから頭中将・尉惟に都へと連れ戻してもらい、「一生をかけてお仕え致します」と忠誠を誓われたことで、人生が一変するのでした。

東宮と認めてもらうために、尉惟が東奔西走しますが、これがそう簡単なことではないんですね。
右大臣やその娘である皇太后が、あまりに桂の宮を厭い、帝と会うことすらままならないほど。
それでも、右大臣が亡くなった頃から、桂の宮への風当たりも変わってきて、ようやく東宮だと認めてもらえることになります。
が、そこからがドロドロな展開のはじまり。

平安時代風のお話なだけに、男女関係なく交わることに関しては大らかなわけですが、きちんと結婚しなければならないので、尉惟も桂の宮も正妻をもらうんですが、尉惟の妻続きは桂の宮の姉、桂の宮の妻は尉惟の妹。
血の絆で桂の宮を縛り、どこまでも自分のものにしたいという尉惟の執着の表れなんです。
しかも、桂の宮の姉は妊娠し出産までしちゃうんですよねぇ。
そのことで、余計に桂の宮は悩みを増やすことになるわけですが。
自分はこんなにも尉惟を愛しているのに、尉惟にとっては左大臣家の野心のためのコマなのではないかと、愛情を疑ってしまうんですね。信じることが出来なくなっていくんです。

おまけに皇太后の恨みが深まり、物の怪まで飛び出す始末。
このあたりは、さすが平安ものですね。妖しさ満載ですよ。
この物の怪を退治するときは、尉惟の男前度がマックスになりましたよ~。カッコよかったぁ。

一番びっくりだったのが、桂の宮が思った以上に誘い受けだったこと。
色っぽいです~。
この辺は、イラストが麗しいせいもあるかと思われます。

漢字がいっぱいだったり、人間関係を把握したり、時代背景等々を理解したりするのに多少時間はかかりますが、それを乗り越えたときにこのお話の面白さもわかってくるんじゃないでしょうか。

3

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