愛で壊してくれ。俺の世界を

弔愛~甘美な悪魔の囁きに

弔愛~甘美な悪魔の囁きに
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神4
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
40
評価数
13件
平均
3.4 / 5
神率
30.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
海王社
シリーズ
ガッシュ文庫(小説・海王社)
発売日
価格
¥552(税抜)  ¥596(税込)
ISBN
9784877249731

あらすじ

愛した男が、親友を殺した――?私立探偵の城上が、託された遺言で捜し始めた亡き親友の弟。その過程で巻き込まれた、日本と極東の間にある闇の利権争い。見つけた弟は、その渦中で逃れられない檻の中にいた。抗争に終止符が打たれる時、親友の死の真相とともに城上は辿り着く。愛を壊すばかりだった自分が本当に愛しいと思う、最後の男に…。探偵、バーテンダー、極道、製薬会社社長、麻薬取締官、グルジアマフィア…闇に息する男たちの、愛を弔う哀歌。
出版社より

表題作弔愛~甘美な悪魔の囁きに

私立探偵:城上慶之(じょうじょうよしゆき)36
バーテンダー:田丸優里(たまるゆうり)31

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数4

ラストには大変感動しましたが・・・

完結巻となるシリーズ第2巻。
今回は、組長の死により各登場人物が水面下で暗躍し始め、より人間ドラマ的な展開となっていきます。

城上は親友の生前の想いを知ると同時に、自身も憂里に惹かれていることを認める。
憂里は、次期組長と製薬会社社長との板挟みに苦しむ中で、城上を激しく求めます。

会えば互いに挑発し合うか獣のように交わるかだった二人の関係が、少しずつ変わっていく流れが良いです。

ただサスペンスとしては、見せ方があまり良くないかも。
憂里は物語後半まで城上の親友の死の真相を知りませんが、読者には前半の城上視点で真相が分かってしまうので、憂里の苦しみに共感しづらい。
親友の件は後半まで読者にも明かさないでいた方が、ストーリー的に面白かった気がします。
また、いくら身内とは言え、海外マフィアが日本人親子にここまで協力してくれるものなのか、若干疑問が。
案の定、次期組長も製薬会社社長もあっさり引き下がってしまい、あまりスリルを感じない展開でした。

ラストの切なくも幸せな二人の姿にはとても感動しましたが、全体としては、裏経済や海外組織といった題材を、あまり上手続きく料理しきれていない印象です。

3

よかったんですが

いろいろ設定や脇キャラに不満が残るかも。
盛り沢山過ぎて、二冊でもちょっと内容が薄いような?
ここまで大きな風呂敷を広げるなら、もっと書き込んでほしかった。残念。

0

読み終わっても余韻が残る作品

本当に鳩村先生の話はストーリーがどれほど絡み合っても、読み終わった後にストンと落ちてくるものと余韻があるなと感じます。
この作品も読後の余韻がたまらないものでした。

親友が弟のように感じていた人を探す男。
他人のものになりたくないのに、相手の中に自分じゃない人を見て嫉妬に駆られる心。

登場人物が多く、お互いがそれぞれに複雑に深く浅く絡みあっていて、終始それが生きていると言うのも読んでいて「もしかして」「次は」と思わせられて、胸がドキドキするのを堪えながら読んでいました。

全ての点と線が結ばれて、それまでの自分を形作っていたものが消えてしまった時、はじめてむき出しの心で愛し合った時に、最初に感じた嫉妬さえ正当な感情になってしまうものなんですね。
欲望をはっきりと表して終始向き合ってきたはずなのに、こうしてむき出しの心を表された場面では胸が締め付けられるような感じでした。

レビューを書こうとするとネタばれになって、感想にしようとするには抽象的すぎるのですが、「愛」にこだわった読み応えのあるシリーズです。

3

少しずつ謎が解けていく

文句なしの神です!
下手な説明をしてこの作品の素晴らしさが歪んで伝わってしまったら嫌だなあと、
不安に感じるくらいすごいお話です。

でも一つ確実に言えるのは、
絶対に弔愛の前巻を読んでからじゃないとこの本を読むべきではない!ということ。
今回の本のお話は前の本が終わった直後のところから始まります。
一時停止ボタンで止めていただけという感じで、前巻で一段落して今回という流れではありません。
それに内容的にもかなり複雑なので前作を読んでいないと分からないでしょう。
BLらしく別カプの恋話にシフト~とか、そんなの全然なし!
まんま、前の続きとなっています。
謎と謎が絡まり合っているみたいな、すごく入り組んだお話です。

その“謎”には、時に矛盾を感じることもありますが、
読み進めていくと実はそれさえも、
巧妙に入り組んだ一つの要素だったりして驚きます。

パズルのようにあらゆる要素が少しずつ組み合わさって、
段々と全体像が見えてくるという感じなので、
読み飛ばさずにじっくりと読むことをおすすめいたします。
せっかちな性分の私もこれに関してはゆっくりと続き読みました!
ここまで来ればもう安心と思ったら大間違いで、
予想もしなかった展開が次から次へとという感じです。
本当に最後の最後までミステリー。

そして、前巻とは違い、この巻には『愛』がある。
すなわち、萌えがあります! 
それなのに、全く話がぶれることもなく完璧なミステリー小説。
神中の神作品に出会いました!

6

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