龍は落陽を咬む 四龍島シリーズ

龍は落陽を咬む 四龍島シリーズ
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レビュー数
1
得点
3
評価数
1件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
集英社
シリーズ
コバルト文庫(小説・集英社)
発売日
価格
¥429(税抜)  ¥463(税込)
ISBN
9784086145602

あらすじ

白龍屋敷からの「花路取り潰し」の触れ書きに花路を支持する市民たちが立ち上がり、街は騒然とした状況になる。一方、飛が先代・大龍の子だという話が飛の右腕・羅漢たちの耳に入ったことから…。
出版社より

表題作龍は落陽を咬む 四龍島シリーズ

マクシミリアン

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街を道連れに

 本土からマクシミリアンが帰省すると、街は様相が一変していた。

 気に「半龍」と書いた板を割る遊びが流行り。
 白龍屋敷と花路との不仲の噂は街中へと広がり。
 もはや、確定事項のようになってしまっている。
 おまけに、花路が大龍の子供を隠している……という噂までも広がり始めていた。

 マクシミリアンから遅れること一日。
 未だに自分がどちらに進むのか、決めかねたまま四龍島へと戻ってきた飛は、マクシミリアン以上に、事態の変化に驚く。

 飛の気持ちは置き去りのまま、花路の仲間には急き立てられ。
 白龍屋敷へと向かうが、マクシミリアンはすっかりつれない様子になってしまっていた。

 そして、ついに飛が大龍の子供であることが、花路の仲間にばれ、飛はマクシミリアンを追い落とし、新たな白龍となるよう責められる。

 という話でした。

 事態は飛の思いとは裏腹に進んでいく。
「どうして、あの白龍を諦めきれないんだ?」
 という問いが繰り返し、飛に向けられるんですが。
 飛は、それに答えを返せないんですよね。
 だからこそ、何も言えなくて、仲間を説得す続きることもできない。
 認めちゃったらそれほど簡単なことはないのに。
 でもそれを認めちゃう飛は、マクシミリアンはあんまり好きじゃないんだよなー……と思ったら、なんというか、マクシミリアンの業の深さを感じました。

 いくら飛が頑張ろうとしても、相手であるマクシミリアンは最早、街と共に……というか、その街を守ろうとしている飛の気持ちと一緒に心中しようとしてるし。
 かなりの自暴自棄。
 でも、本当のところ、これまでマクシミリアンが頑張ってきたことの方が不思議なんですよね。

 マクシミリアンはそもそも、この街にも、白龍の椅子にもまったく興味がなかったわけだから。
 そこがみんな勘違いしてるよね。
 多分、面と向かって「白龍の椅子を譲ってください」といえば、すぐにでも譲ってくれると思うんだけど……って、やっぱり無理か。
 マクシミリアンはへそ曲がりだからきっと「お願いします」なんて言われたら、きっと逆にくれないに決まってますね。

 それにしても、いつまで飛は惑うのか……。
 早くしないと街が沈んじゃうよ?

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