• 紙書籍【PR】

表題作緑色研究 上

惑う者達
執行雅:賓客扱いされた寵童。

あらすじ

未知の人物を後見人に指名した遺言書を残し、執行雅の母が亡くなった。突然の孤独。唐突な環境の変化。頼みとする秋枝公彦とも離され、彼には理解できない複雑な状況によって翻弄させられる雅。
進退の窮まった雅を差し招いたのは翠光社の忍海千仞だった。そこで雅を待っていたのは…。
【出版社より】

作品情報

作品名
緑色研究 上
著者
野阿梓 
イラスト
小島文美 
媒体
小説
出版社
中央公論社
発売日
ISBN
9784120022616
5

(1)

(1)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
5
評価数
1
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

鉄と蜜の狭間で

「月光のイドラ」で描かれた事件より一年後、
執行雅は寵愛される者としての美しさを開花
させつつも未だ不安定な心理状態の中にあった。
その最中に巻き込まれた理不尽な状況。
そして雅は否応無しに濃密な性愛の儀礼へと
巻き込まれてゆく…。

耽美とSF、そして精神理念を融合させた妖しくも
硬質な世界が展開されています。
暗い美しさにじっくりと浸る事ができる作品でしょう。

1

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP