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表題作世界で一番大切な人

アメリカで画期的研究をする教授・西原直樹
小さな製薬会社の営業マン・昊の亮平

その他の収録作品

  • 熊と同棲編

あらすじ

製薬会社で働く亮平は、アメリカで研究者になった幼馴染みの直樹から契約を取るため、数年ぶりに再会する。亮平の子分だったダサい眼鏡男の直樹相手なんて楽勝!…のハズが、直樹は180オーバーの長身に甘いマスクと別人のような色男に変貌していた! しかも契約を盾に亮平の家に居座りワガママ放題! さらに亮平大好きvな直樹は、恐ろしいほどの独占欲と傲慢な貌で亮平を押し倒してきてっ!? 鬼畜でヘタレな攻の愛満載vオール書き下ろし!!
出版社より

作品情報

作品名
世界で一番大切な人
著者
あすま理彩 
イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784862635778
2.9

(11)

(1)

萌々

(1)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
29
評価数
11
平均
2.9 / 5
神率
9.1%

レビュー投稿数3

ヘタレなのに鬼畜攻め?

「プリンス」シリーズでハマッたあすま理彩先生と、イラストが桜城やや先生のタッグ!なんて贅沢な。

しかもヘタレなのに、Hでは鬼畜攻めって初めて読みました。
さすがあすま先生。ちょっと展開速いところあったけど、楽しく読ませていただきましたよ。

亮平くん、とことんニブチンです。
直樹くん、ヘタレなんてとんでもないっすよ。わがままも可愛いもんじゃないですか。結構けなげだし。

誰かに取られるくらいならっていきなり抱いちゃう直樹くん、それまで読んでたのと印象がひっくりかえっちゃいました。
だってつんつるてんの半纏着て傘さしてのお迎えのイラストはキュウンとするのに…。
スーツをパリッと着こなしてパーティーに向かう様子は見惚れますよ。

それなのに、とことんニブイ亮平くん。お財布の中身を心配したり、「大事な人がいるんだ」って勝手に思い込んで家に帰っちゃったり。
そのしょーもなさにあきれるばかり。

会社や訪問する病院にも脇役カップルがチラチラ見えます。ぜひぜひスピンオフで書いて欲しい。

『熊と同棲編』は極甘な生活風景です。
なんでもかんでもおそろにしたがる直樹くんが可愛い。
それに無駄に抵抗する亮平くんが妙に男前です。無駄ですが。

亮平くんが攻めでもおかしくないのだけど、直樹くんが鬼畜なんでやっぱ無理。
熊をも使って亮平くんを煽るトコ、最高に好きです。

1

どこにいてもいつでも一番は貴方

今回はアメリカの研究室で画期的な研究をしている教授と
製薬会社の営業マン(医療担当者・MR)のお話です。

幼馴染の二人が上下関係を脱して恋人同士になるまで。

運動も得意で人気者の受様にとって
苛められっ子な幼馴染は自分の命令を聞く便利な子分。

成長した攻様はアメリカの大学を卒業して研究者、
受様は小さな製薬会社のMRになり、
学生時代や入社してすぐの頃は
受様はよく攻様のボストンの住まいに泊りに行き
上げ膳据え膳の生活を満喫しましたが、
ここ3年位は会っていません。

製薬会社の将来が危ぶまれる昨今、
新薬開発に繋がる画期的な研究をしている教授が
受様の幼馴染と知った上司から
権利をもつ彼と契約したいと持ちかけられると
自分なら即契と安請け合いします。

そして実際、
受様の電話に攻様はすぐさま帰国するのですが・・・。

空港に降り立った攻様は抜群に背が高く、
周囲の視線を独り占めするかのような男。
薄汚れた白衣を着たドンくさい面影は全く有りません。

途惑いながらもとりあえずは契約話をと
自分の会社で彼の研究を事業化したいと持ちかけますが、
攻様にキッパリとした口調で断られてしまいます。

他にも権利を欲しい会社とか
日本で研究しないかとの誘いも有るし、
今の俺に命令できるのは恋人だけだよと。

攻様の迷惑そうな顔を見るのさえ初めての受様は
途惑うばかりであわてて引き止めた彼に、
攻様はある提案を持ちかけます。

受様の家に泊めてくれて食事も作ってくれる事。

かつて自分が攻様にさせた事を引き合いに出され
最初はシブシブ引き受けた受様。

でも二人で過ごすうち
攻様がボストンで困って日本に着たのでは?
と思い始めます。
しかも攻様を落せない間にも日々の仕事は待ってくれません。

地道に通った近所の個人病院の営業がやっと取れた雨の日、
傘のない受様を出迎えた攻様に二人のヤリトリを誤解され、
強引に身体の関係を作られてしまいます。
攻様の真意は何処に?!

久しぶりにラブラブで甘々なコメディを読みました。
あらすじだけで展開がお約束でもとっても面白かったです♪

昔から幼馴染が大好きな攻様。
彼に必要とされていると慌てて帰国したのに、
仕事の為と知ってちょと意地悪に接していただけだから、
最後には受様は仕事も恋人も手に入れて丸く収まりますので
安心してドキドキできる本作。

桜城さんのカバーイラストも可愛い!!
受様の抱えた熊さん、本編でもチラチラしますが番外編で大活躍?!

今回は幼馴染で年下攻めなお話を一作、
水瀬結月さんの『蜜会~香りの誘惑~』をお薦めします。

3

すんごい可愛い^^

どんだけ好きだよ!!ってツッコミたくなりますね~
子供っぽくて可愛い「好き」という気持ちが、あることをきっかけに男の独占欲に変わる。そのカンジがたまらなく良かったです!
あすまさんといえば凌辱だったり切ない感じですが、こちらはロマンス度低めな、なんとも日常、って感じでしょうか。
でも、大切なことは愛する人を世界一大事にすること。
わりかし近所にこんな人達いるんじゃね?てくらいありそうなお話でした!(いないか!)

0

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