心がきしむほどの情欲に囚われて……

共棲愛―シンクロニア―

kyouseiai

共棲愛―シンクロニア―
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌3
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
12
評価数
7件
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ワンツーマガジン社
シリーズ
アルルノベルス(小説・ワンツーマガジン社)
発売日
価格
¥857(税抜)  ¥926(税込)
ISBN
9784862961501

あらすじ

まるで義務のように、優秀だった亡き兄を模倣し生きる大学生の羽月。だが本当は自分自身を見てくれる人にどうしようもなく餓えていたのかもしれない。そんな時、羽月は講師・新堂と出会った。本心を曝け出した羽月の躯を、男はまるで猛禽のように喰らう。熱い肉塊で悶える羽月を容赦なく穿ち、その最奥に欲望を吐き出し穢す、横暴で酷い男。―しかし、淋しさを埋める様に躰を繋ぐ内に、彼もまた喪った愛に囚われている孤独な男と知り……。
出版社より

表題作共棲愛―シンクロニア―

大学講師・新堂
大学生・羽月

その他の収録作品

  • 共鳴愛-レゾナンス-

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レビュー投稿数4

まさかの展開

早くして亡くなった、優秀な兄の後を追うようにして生きてきた大学生の羽月。
周りから感じるプレッシャーや違和感は、少しずつ羽月の中に降り積もる。
そんな時に出会ったのは、新しく講師として赴任してきた新堂だった。
誰から見ても優等生、そんな羽月に難癖をつけてくる新堂に少しずつ素の自分を引き出されていくが、新堂がかつて兄の恋人だったことを知り……

前半の新堂の酷いヤツっぷりにイライラした。
初めのうちの彼の行動は完全にやつあたりです。もうちょっと大人になろうよ先生。
対する羽月の境遇や健気さは切ないです。
身代わりでもいいからという辛い恋の苦悩はおもしろかった。

個人的に一対一の話が好きなので新堂がお兄ちゃんへの想いを語るとなんだかなあと思っていたのですが、続編はまさかの精神的3Pですごくびっくりしました。
あっれ~??

0

いい話なんですが

おはなしとしては、とてもいいと思うんですが、死にネタは苦手なので、どうしても複雑です。いいはなしだとなおのこと、こっちの心にも響いて、よけいダメージがくるので。

あと内容のわりには、イラストが薄い。
薄味だし、力に欠ける、説得力がない絵で残念。
海老原さんの絵は嫌いじゃないし、この絵だからこそ合う話もあると思うんですが、これには合っていなかった。

いろんな要素で萌えそこねました。

0

意地っ張り同士な愛

兄を愛していた攻めも兄の身代わりでもいい受けも意地を張りすぎて斜め上に行ってる感じですが、そこが精神的なすれ違い愛で萌えるのかも知れません。
何となく無理しているのを相手に気づかれているだろうなぁと思いつつ、知らないフリをやめられない。

兄が生きていたらどうなっていたんだろう?とこちらまで考えてしまいます。
あまりにも二人が兄を意識しすぎるので死んだ兄は墓の中で「おいおい」と言っているかも知れません。

その割に泣くほどではなかったのですが、共棲愛―シンクロニア―の表題作のほうではなく、書き下ろしの方の共鳴愛-レゾナンス-のほうの兄とのエピソードで泣かされてしまいました。
これはフェイント気味です。
身代わりだと落ち込んでいた弟以上に兄は辛い恋をしていたと思います。
弟は知りませんが、兄の恋の障害の一部分には弟の病気もあったのです。

どちらにしろ、あっけなく去られてしまう(死んでしまう)というのはきついですよね。
それが家族でも恋人であったとしても。

1

ちょっと地雷

健気な、すれ違いラブ。

白血病の自分に、骨髄移植の提供した兄。
移植は成功したのに、兄は病院に見舞いに来た帰りに交通事故であっけなく死んでしまい、、、

死んだ兄の身代わりを、自分に課して生きているような羽月は、新しく来た講師・新堂に言われた言葉で、自分を抑えきれなくなって、、、

華藤さんの文体と相性がいいのか、いつも通り、とっても読みやすい。
泣かせ所もあって、結構泣かされちゃった。

でも、この設定は、私としては、ちょっと地雷。
「兄は死んでしまったけれど、自分の中の細胞となって生きているから……」
で、
「兄の身代わりでもいいから…」
とか、
病気で、死にネタで、兄弟で同じ人をとかって、小説的には「盛り上がりアイテム」で、それなりに泣かされちゃう。
でも、なんだか、まんまと乗せられちゃうのが悔しいんだよなぁ

と言う訳で、評価は中立。

2

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