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表題作雨上がりの10年目

寡黙で優しくて、強引? 黒瀬
明るいムードメーカーで、後ろ向き 花島

同時収録作品甘いよ、せんせい

藤原哲夫 新入生
小笠原雪斗 大学の先生

同時収録作品ぼくらの夏

弘一

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

忘れられない初恋を引きずって、早10年──。
わざと会わないようにしていた花島(はなじま)は、
職場で偶然フラれた相手・黒瀬(くろせ)と再会!
ところが、昔の優しい面影はあるのに、黒瀬の態度は
なんだか冷たい。──フラれたのは俺なのに、
その理不尽な態度はいったい!?
さらに顔を合わせるたび、事あるごとに絡まれちゃって!? 
出版社より

作品情報

作品名
雨上がりの10年目
著者
新井サチ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199604065
3.1

(15)

(0)

萌々

(3)

(11)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
46
評価数
15
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数8

新井さん作品のHシーンはイイ。

久しぶりに新井サチさんを読んで、やっぱり新井さんの作品はイイ!と思った。
本作は短編集で、表題作とあと2篇が収録されています。

「雨上がりの10年目」
高校時代に好きだった相手と突然の再会。告白して玉砕したと思っていたけどそれは実は誤解で、相手も好きでいてくれた…という設定です。
よくあるBL作品と一味違うのは、話が面白くなるのは両想いになってから、という所。
恋愛は告白しあってメデタシ!ではな〜い!そこからどう続けて2人でやっていけるかってところでしょう!この作品はそこをガッチリ描いて下さっている。
話的には、受けの元カレや攻めの元カノが登場します。でも2人が引っ掻き回されるのかと思いきや、そうじゃない。ノンケだった攻めの黒瀬より受け(ゲイ)の花島が頑張った!
元カレには自分は心がわかっていなかった、と涙し、黒瀬の元カノには自分が黒瀬の相手なのだ、と告白し。
黒瀬もなかなか肝の座ったヤローで、2人抱き合うHシーンは感動的です。good.!

「甘いよ、せんせい」
年下攻めの一篇。
芸大講師の小笠原の元に8才年下の幼馴染み哲夫が入学してくる。ゲイの小笠原には、美少年に育った哲夫は眩しい。でも実は哲夫は小笠原が好きで…ハイ両想い。
所々入る照れ隠しのようなドタバタギャグが少〜し煩い…かな。

「ぼくらの夏」
幼馴染に恋してて、バレたら友情も終わるから言えない、といういわば王道。
男2人女1人の幼馴染3人の三角関係的設定ですが、女の子が男2人の想いに気付きキューピッドになってくれます。

1

10年って長いのかな。

高校の同級生で仲良くしていた
2人。大学も別々に行く事も決まっていたこともあり
自分の思いを伝える。
好きだと告げる。その答えは
ありがとう。

その表情が困惑に見えたため
その場から走りさってしまい
その後も避け続け疎遠となったまま10年。。。
互いに社会人となっている。

別の会社で勤務していたが
同じ会社で勤務することとなり
10年ぶりに再会する

10年経過したとは思えない
時間軸ではありましたが
かわいらしい男の子と
男らしい男の子。
相性は良かった。

かわいらしい男の子の過去の彼氏も悪い人はいなくて
ほっとしました。

過去の恋人が暴力的だったり
身体だけの関係だったりと
悲しい付き合いが多いけど
この作品ではそれはなかったのでとっても良かったです。

ずっと忘れられなくても
自虐的に誰かとつきあい続ける描写は痛々しくて好みじゃないので。

1

甘くてシビアで笑えて、そしてエロい

初めての告白をさらっと流され、それをネガティブに捉えつづけて10年。
その歪みで体の関係のみをむさぶるゲイになってしまった花島。
逆にあまりに不器用な返事をしたばかりに結ばれそこなって引きずって来てしまった黒瀬のやり直しラブストーリーというか。

それがどうやってお互いの思いを繋ぐのか、だけで終わるのかと思ったんです最初は。

甘かった。
この本の実は二人をガチで好きだった脇の人をどう凌いでいくか。
そこにもう一つ山が。
かたや強引直球でヘタレなら押し流せそうな花島の元カレ、飯塚。
かたや本気で恋してしかも地位もある女、小谷野。
あまりにもライバルとしては強い。

しかし、彼等二人はその当て馬たちによって絆を強めていく。
どう勝つか。そこでさらに萌えワクしてしまった。

そしてすべてを越えて二人は本気で抱き合う。
へたれてもないまさに男どうしの熱い愛を感じます。

5

タレ目いいな

思い違いすれ違いの10年目。
お互いそれなりの経験値は積んでいても、初恋の相手となると、なんだかアワアワ
そこへ、それぞれの元彼、元カノが登場して…

ありがちっていえばありがちな展開だけど、ストーリー展開のテンポがよくってとっても読みやすい。

絵もきれい。
ちょっときれいすぎて、今風じゃないとも言えちゃうけど、わかりやすいきれいさで、そして何より、このちょっとタレ目な感じがいい。
なんか、すっごくツボで、そそるの。
タレ目がこんなにそそるなんて、今更ながらの新発見だった。

1

~年越しの

告白したのはもうずいぶん前。
困ったようなあの顔で答えはすぐ出てしまった。
それから離れて早数年。仕事先でまさか再会するなんて・・・!?
な、再会ものw受の印象がどうにもあんまり受っぽくなくて(攻っぽくもないんだけど)、どんな風に乱れてきたのかがすごく気になって仕方がないもこデス(´ω`*)
どんな男と付き合っても、結局はもどるところに戻ってしまう。
あのときの本当の答えは・・・!?な展開がすごく良かった。
ちゅぅか、なんか受がイヌっぽいのがなにより可愛かったといいますか。
攻さんは、笑顔が恐い。笑顔が恐い。笑顔が恐いw
なんか、お互いに想ってたのに離れてきた期間もったいないな~。
そのぶんきっと埋め合わせさせられるんだろうな~とニヤニヤしてしまいました。

後半は、天然な年下攻!!
ボケーっとしてエロエロ攻めたりとか。
クールな美青年風な年上さんが、恐ろしいエロエロにあえいで見たりとか。
あんまりエロいイメージな作家さんじゃないのに、いい!
思わずときめいてしまった゚ヽ(●´ω`●)ノ。
幼馴染っていいよね。おおきく育っちゃった子供っていいと想う。

■ぼくらの夏
ずっと仲良しで一緒だった3人組。
そのうちの二人は付き合っていて、結婚も目前!?とおもわれたのに
いつの間にか分かれてて・・・!?
ちょっ!どういうつもりだよ!なお話w
可愛くて好きなんですなぁw
大事に見守ってきた二人が付き合って。
でも、自分はもっと好きで・・・からな、溜め込み系愛が痛いw
そういえば、今回はどの作品もそうでしたねw
読んでるほうは、わかっているだけにもどかしい。

かわいらしい作品集でしたw

2

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