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表題作花の残像

獣人・須王
餌・巴

あらすじ

「俺は君を攫ったことを後悔してない。…君は?」
生まれつき特異体質である巴は、離れ小島の研究所で、隔離されて育ってきた。身体を調べられ、毎日怯えながら生活しているのだ。
しかしある日、その研究所が破壊され、侵入してきた男、須王と出会う。優雅で柔らかな物腰でいて、荒々しい獣のように周りを攻撃する須王に、巴は有無を言わさず連れ去られてしまう。巴が魅了されるほど甘く、それでいて危険な香りのする須王の目的とは…?
貴重な「餌」を巡り、獣達のゲームが始まる。

作品情報

作品名
花の残像
著者
夜光花 
イラスト
高橋悠 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
凍る月~漆黒の情人~
発売日
ISBN
9784812438244
4

(73)

(37)

萌々

(16)

(12)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
18
得点
291
評価数
73
平均
4 / 5
神率
50.7%

レビュー投稿数18

再読でも面白い!

「凍る月」シリーズのスピンオフ。
たくさんの方がレビューが書かれてるので、色々略すとして…

今回、再読です。
初めて読んだ時はもう先が気になって気になって、レビューどころの騒ぎじゃなくて(笑)
このシリーズは結構はまったので頑張ってレビュー書きたかったのですが、
見事この作品でその野望は崩れ去り…
今迄読んできた中で、先が気になってしょうがないのベスト1位になる位、
リアルタイムで読んでなくて良かった…と思わず呟く位、
その位気になる所で終わってます。
まさに「残像」残った。
読む時は、次の「花の慟哭」を用意してから読む事お勧めです。

で、今回再読した訳ですが、
再読でも面白かったです。
もうシリーズはすべて読み終えてるので、
「あ〜始め2人はこんな感じでいたんだな〜」と、
まだ始めの純粋に幸せな頃を改めて読んでるのが楽しかったです。
本当、須王は理想の王子様。
強くて優しくてかっこよくて。
また巴も可愛くてしょうがない。
あまりに純粋で無垢で素直で。
こういうタイプのキャラクターはハマるかイラッとするかのどちらかなんですが、
巴は好感持てます。
ちょっとあまりにも…っと思われてもしょうがないなと思う所は正直あるんですが、
でもその巴が好きでしょうがない須王を見てるのが楽しいんですよね。
こっちが満たされる気分になってくる。
また前半で巴の事は読んでるこっちも可愛くなっちゃってるので、
もう何をしてても許せてしまう。
もういいですよ、虫を本にはさんでも(笑)
もう花でも虫でもキノコでも好きなだけはさんでと言いたくなる。
なので、幸せな頃の2人を読んでる時はつい顔がにやけます。
もうまさに夢の世界。
初めて須王が巴を研究所の外に連れて行ってくれた初デート?
川の水に触ってもいいか聞く巴とか、
お会計を巴にさらっと頼む事で外の世界に慣れさせようとする須王の優しさとか、
木登りして2人で色々お話する所とか、
改めて読んでも楽しかったです。

後関係ないですけど、巴が研究所に来た頃、
ヨハンが巴の部屋に「須王に頼まれた」と日本のコミックを持って来てくれる所があるんですが、
その時ヨハンは須王の素晴らしさを1時間も話し込んでたんですね。
ラブコレ読んだ時にイラストで、
「須王の素晴らしさを語るヨハンの絵」
というのを見て笑ったんですが、
今回もそれを思い出しながら笑っちゃいました。
ヨハン語りすぎだろ〜、どんだけ好きやねん(笑)
またそれに疲れも覚えず話を聞いていた巴はどんだけ可愛いんだ(笑)

最後はまさに天国から地獄の急転直下。
記憶よりここはさらっと書かれてたんだなとちょっとびっくりしました。
どんだけ想像豊かに読んでたんだ、私。
ここだけではない所でもそう感じた所が所々あって、
でもそれ位読んでて想像豊かになったお話だったんだな〜と思いました。

再読とはいえ、やっぱり先が気になります。
やっぱりこのお話は面白いです。

4

AshNY

ココナッツさま

コメント、ありがとうございます☆
読んでて楽しいですよね〜。
巴、雛のようにって本当そうですよね。
巴の純粋培養は可愛いし、須王もすごくかっこよくて、
読んでて楽しい2人。
久し振りに読み始めると、残像と慟哭だけのつもりだったのに
またついついシリーズ最後まで読んでしまいそうな勢いです(笑)

ココナッツ

AshNYさま

わ、Ashさまの花のレビューが上がっているとワクワクして読ませて頂きました。
巴、恐ろしいくらいの純粋培養ですよね。
仰るようになんというか健気で、ただそれが嫌味でない、巴はまるで雛のようで可愛いくてわたしも時々再読したくなります(*^^*)

妄想します

真澄さまのような攻めと純粋で素直な受け

研究所の中で研究対象物として育てられた受けの巴。
そこで巴は捕獲されていた須王と出会う。
須王は巴と接触することにより研究所から逃げることができた。
数年後に須王は巴を探し出し、研究所から救い出す。
やっと自分の手元に置くことができた。
それからの巴と須王は少しづつ距離を縮めていく。
もてもての須王だが、巴は特別な存在。
そして二人は恋人に。
しかし、二人でいる時間は長くなく…。

すごく大好きな話です。
二人でいた時間が濃いというか、
いやらしさもすごいですね。
須王は巴のことを初めは恋人して考えてなくて、
須王自身の命を救ってくれた恩人なので、
巴の保護者でいようと思っています。
ガラスの仮面の真澄さんのようです。
それに自分の恋の対象としては幼すぎるので巴に負担を与えてしまうと考えています。
それでもときどき須王は巴のことを性的対象として見てしまうのですが、理性で抑えています。

あと、山の中に研究所をどこかにあるんじゃないかと探したくなるような話です。
かっこいい須王とその横にいる巴の話をもっとふくらませたくなる。
あと、一人になってしまった須王の苦悩する姿とか。
もう、萌え萌えします。

3

最高に攻めキャラに萌えました!

なんという王子っぷり(笑)

本編も読んでいましたが、正直こちらのスピンオフ作品のほうが更に萌えてしまいました。
須王はある意味攻めの理想像、まさに高い塔に閉じ込められた姫を救いだしにくる王子様のような存在でした。
数あるBL作品の中でもこのスイートジェントルマンっぷりは(攻めとしては)珍しい部類に入りそうな気さえします(笑)

実にとんでもないところでこのお話は切れてしまっているのですが、
『花の慟哭』とセットで神作品としてお薦めさせていただきたいです。


2

意外な甘さ

実は本シリーズの方より先に読んでしまったのですが、それほど理解に困ることはありませんでした。
おおまかに言えば、獣に変身する人間と、彼らの餌とされる人間の間で生まれた愛が切っ掛けで、獣たちのコミュニティが内部分裂していく…というお話。
ストーリーに関しては、もともと少年漫画的な、設定が突飛でバトルやアクション要素のある話が好きだったのでとても楽しんで読めました。
主人公の巴はいわゆる健気受けですが、海外育ちで日本語に慣れていないところや、常に敬語なところが素朴で可愛らしいです。相手の須王も、理性的で無理強いせず、巴への言動がいちいち甘く優しい。
殺伐とした背景においてこの二人の純愛っぷりがたまらないです。とくに一緒に住み始めて最初の方の、巴に外の世界のことを教えてあげたり、キスをするのにも躊躇ったり、といったやりとりが、穏やかで微笑ましく、ニヤニヤします。巴もただ受け身なだけでなく、自分の欲を正直に告げる所が意外でよかったです。
あと肝心の?エロ。行為自体は至ってノーマルなのですが、やはりどこかねちっこい笑。萌えました…流石夜光先生だと思いました。

2

続きが気になる!!

夜光花先生の、ラヴァーズ文庫「凍る月」シリーズの番外編。
「凍る月」は、1冊目中盤にして脱落した覚えがあったので、今回の番外編は買おうか迷ったんですが、元々設定が好きだったのもあって、購入。

悔いなし!!!

そして、題名の通り、「続きが気になる!!」
『受けに甘甘な攻め×無知な受け』で、私の苦手分野に入るはずなのですが、何故かこの話だけは受け入れられました。
何故だろう??
受けが可愛い&健気で、キュンキュンしますv
各キャラクターに夜光先生の愛を感じ、敵キャラですら憎めないキャラに…!
早く続きが出ないかなぁ~

1

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