あなたの匂いに、発情する――

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表題作金獅子の海賊 ~囚われる蜜の獣~

ライサンダー号船長 アーロン 27
定期的に発情期がくる ノエル 22

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「熱くて堪らないんだ。早く……」大海を漂う海賊船の狭い船室で、ノエルは男の逞しい身体に縋った――。領主の寝室に囚われていたノエルは、海賊アーロンに戦利品として略奪された。美しい見かけによらない度胸を買われ、海賊船の副長を任されたノエル。けれど、ノエルには厄介な性があった。身体が熱く疼くと、無意識に人を惹きつける禁忌の習性。船上でその淫乱な性ゆえの騒動を無くすため、信頼の厚い船長のアーロンに抱かれたノエルだが、次第に侠気溢れる彼の「心」も欲しいと願うようになり…。
出版社より

作品情報

作品名
金獅子の海賊 ~囚われる蜜の獣~
著者
橘かおる 
イラスト
つぐら束 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
黒豹の騎士~美しき提督の誘惑~
発売日
ISBN
9784877249816
3.3

(8)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
27
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

金髪ワンコと黒髪ニャンコの不器用ラブv

こちらのレビューを読んで本屋に直行しました。

元々飄々とした金髪ワンコはすきですが、こちらのワンコはまた凄い。
野生のカンは冴え渡り、色街では姐さんを複数揚げる絶倫ぶり。かたや受けは発情期を持つちょっぴり人間離れした身体能力を持つ黒髪ニャンコ。発情期には平気で攻めさんの上に乗りますが、それ以外では恥じらいを見せる純情さがたまりません。


自分の居場所を見つけられず、思い悩んでいたノエルに海賊船の副長というたち位置を与えてくれたアーロンさん。そしてその二人を取り巻く部下たちも良い味出してます

1

淫獣ですij

発情期になると、体から相手を誘う甘い匂いを出し、本人もセックスしたくてたまらなくなるノエル。

彼は元々みなしごでした。ある夫婦に拾われしばらく育てられますが、思春期を迎えると本来持っていた発情の兆候が出だし、村人を狂わせたノエルはやがて村にいられなくなります。

理由はノエルが発情期に入ると、男女問わず惹き付けてしまうためI

ノエル自身も盛ってるんで出さないとシンドイ体の状態なんですけど、夢中になり過ぎた相手は、ノエルとのセックスに狂ってやつれてしまうんです。そのため誰か一人に絞ると相手を苦しめる結果に……

そんな時出会ったのは海賊船の船長アーロンでしたD
彼は皆に信頼されていてセックスも強い男。ノエルは彼に恋しますn[g3

そっからは冒険を通して段々心の方も通じ合っていくという流れ。


えっと、(うまく説明できないけど)要するにエロケモミミファンタジーですねI

前半はエロが強い、中半からはファンタジーが強い。だからどっちも好きな方にはオススメI

私的には最初予想していたよりもファンタジーさ加減がチョビッと強すぎたかな。

というか、この際だからもっとエロスを!(笑)みたいな気がしなくもなかったですね。

前半にノエルが王さまの下男たちにヤりたい放題イタズラされるシーンがあるんですけどね、なんだかんだでこのシーンはインパクト大だったのでڂn[g

4

ちょっとCDで聞いてみたい。

「黒豹の騎士」のリンク作。
絶倫アーロンと発情期ノエルのお話。

ノエルはちょっとフツーと違ってて。
人より優れた聴覚や嗅覚があったりするのだけれど、それ以外に発情期があって。
多情でとにかくやりたくてたまらないような時期がある。
それ故に相手を弱らせてしまったりもして。
そんな中、ある領主のモノとして幽閉されていたノエルは海賊のアーロンと出会い…。

「黒豹~」に登場したアーロンのお話なのだが。
時間軸的にはこちらの方が先から出会いがあって。
その中で「黒豹~」でアーロンが関わっていた事件?も出てくるという感じ。
デキあがるまでの期間的にはこちらの方がかなりかかってます。
っていうか、アーロンてば牙を追いかけつつもこんなことになってたのね、みたいな。

ノエルは発情期以外はいたってフツーの真面目な子で。
その性質ゆえに発情期とかになると際限ないくらい求めてしまったりはするけれども、それで相手を弱らせてしまうことは不本意だし。
自分がいることで周りでいざこざが起きることも嫌だし。
ただ、発情期になるとどうにもならない感じで。
そんななのでアーロンとの出会いはある意味ラッキーで。
アーロンはかなりの絶倫らしく発情期のノエルでもしっかり満たすことができて。
ある意味、大らかな性格で。
言葉は冗談か本心だかわかりにくところもあるけれど。
それにノエルが振り回されてる部分もあるけれど、最後にはちゃんとした言葉をもらえてよかったです。
ノエルは自分がフツーじゃないのを知ってるしアーロンの口ぶりから自分と想いが重なってるわけではないと諦めてるところがあったので。
それでも、何年も関係は続いてたんだけれども、それもまたノエルの心情を考えると切なかったり。
ノエルがフツーの時に抱かれるシーンがあったんだけども、そこでは恥じらいとかもちゃんとあってホントフツーでとってもかわいく見えましたv(ある種、ギャップ萌えか!?)

この作品もCD化して欲しいなー。
アーロンはコニタンだし、ノエルは誰がいいだろう…。

2

発情期っていいですねw

ほぼ人間ですが少し尖った耳を持ち発情期になると
フェロモンを放出して自らも発情状態に陥ってしまうノエル(受)。
海賊アーロン(攻)に戦利品として略奪されたあと
アーロンの海賊船で副長を任されつつ発情期の衝動は
艦長であるアーロンに慰めてもらう日々。
しかし身体だけでなく気持ちも惹かれ始めー…
という感じ。

こちらは「黒豹の騎士~美しき提督の誘惑~」の
続編…というよりはスピンオフ?的な作品ですが、
前作を読んでいなくても独立したお話として十分楽しめると思います。
読んでいればちらっと出てくる牙とルロイの雰囲気にニヤニヤできるかと笑

前作でのアーロンの印象としては、
いつも美少年の尻を追いかけ回しているような
ちょっとだらしない印象だったのですが、笑
この作品を読んでからはそれが払拭されて素敵な攻め様に。
最後の言葉でかなりキュンキュンきてしまいました(*´д`*)
ノエルは思ったよりも奥ゆかしく消極的な性格だったので
どうなることかとハラハラしましたが、
それがラストを更に盛り上げてくれていたと思います。
受が淫獣、というパターンは珍しいのではないかなと思ったのですが
読んでみると発情期ってすごくおいしいなと…笑

1

本編より好き

なんちゃってSFファンタジーの設定ですが、前作よりもこちらのほうが好みでした。おもしろかった。橘さんは、こういう意外なところでツボを突いてくれて楽しませてくれるのであなどれない。

1

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