ブルーデザート

blue desert

ブルーデザート
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
18
評価数
5件
平均
3.6 / 5
神率
20%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344816541

あらすじ

精悍な面立ちの白鳥卓也は、仕事先でアラブの白い民族衣装に身を包み、鷹のような黒い瞳を持つマージドという男と出会うが…。
(出版社より)

 スポーツインストラクターで、精悍な面立ちの白鳥卓也。従兄弟の唯南に頼まれ彼の仕事に同行した卓也は、アラブの白い民族衣装に身を包み、鷹のような黒い瞳を持つ、マージドと出逢う。
 仕事の依頼主で王族の一員だというマージドの話し相手を務めることになった卓也だが、彼から口説かれ、二人きりで行動するうち、徐々に惹かれていく。
 そんなある日、マージドの国の後継者争いに巻き込まれ、卓也は誘拐されてしまいーー!?
(あらすじより)

表題作ブルーデザート

マージド・アフマド・アルグレア,石油関連会社社長
白鳥卓也,友人とスポーツクラブを共同経営する社長

その他の収録作品

  • ダリアの憂鬱

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レビュー投稿数3

日本が舞台のアラブ話

作者様のあとがきでは、「ブルーダリア」のスピンオフ…じゃなくて系列編とのことでした。主人公の違う、前作の続編という感じです。
表題作と、前作の主人公・唯南の目線で語られる「ダリアの憂鬱」が収録されています。

「ブルーデザート」
白鳥卓也(29歳)は、従兄弟・唯南の仕事に同行し、仕事の依頼主であるマージドと出逢う。話し相手として連れまわされるうちに、マージドが唯南の隣人・東城に「愛している」とキスをする場面を見て、ショックを受けると同時に彼への思いに動揺する中、卓也は誘拐されてしまい…。

マージドは、甥の東城に会うのが目的でしたが、拒まれたので代わりに恋人である唯南に仕事を頼んで足止めをしていた、というのが卓也の知らない事情その1で、東城が現王の庶子ながら王位継承者第1位であり、命を狙われていたというのが事情その2。それらの事情が絡まり、マージドと共にいた卓也が東城と間違われ、誘拐されます。そこで媚薬を使われ、体が辛いのをマージドが抱く…という媚薬ネタでは王道なパターンでした。

薬からの解消という理由はありますが、前作「ブルーダリア」では誘惑されても唯南に挿入しなか続きった東城を思うと、マージドはちょっと感情優先派だと感じました。その立場に似合わない軽さが魅力でもあるのですが。ラストの、卓也を妻として国へ連れて行くという、マージドのセリフは笑いました。一方、マージドは好きだけど、男としてのアイデンティティが崩壊するのは許せない、と抗う白鳥は男っぽくて素敵でした。

卓也に恋人同士だと勘違いをさせてしまうマージドと東城の会話、誤解を生じさせるのが上手いなぁと思いました。
「恋人のことが心配?」は、「恋人である俺が心配?」にも「恋人(の唯南)が心配?」にも取れますし、「白鳥をかえせ」だと「白鳥(唯南)を返せ」と「白鳥(卓也)を帰せ」のどちらにでも取れます。顔へのキスも、外国では頬にキスは男同士でもありますよね。

「ダリアの憂鬱」
表題作を、唯南(25歳)から見た話です。卓也の話を聞きながら、心中でツッコミを入れる唯南が面白かったです。東城と共にいる覚悟を語る強さと、卓也がマージドと恋人だと知り「不幸にしたら許さないって言う!」と叫ぶ可愛らしさが、前作で東城が語っていたアンバランスさを思わせました。

題名は、前作のように内容とのリンクがはっきりとしたものではなかったですが、前作と「ブルー」つながりであるという点では良いと思います。

敵にしては、東城に子孫ができない方が望ましいので、唯南に危険は及ばないとマージドが語るのを聞いて、大抵は子供ができないことが障害になるBLにおいて、逆の利点があることに気がつかされた作品でした。

アラブ系は苦手な方も、舞台は日本なので読みやすいと思います。年上アラブ男攻め、真面目な日本人年下受け、前作のファンの方にお勧めです。

2

こんなアラブならOK!だった作品

アラブは避けている自分が佐々木久美子さんのフェロモン全開アラブ男の表紙の絵にクラクラ~として入手した本ですが、これは好きvと思った作品デス。
アラブ物とは言っても、登場人物がアラブの人で王族で、確かに自分勝手な人なんだけど、王位継承権が11番目の現在の王の弟で大人で、っていう設定だし、舞台は日本だし、拉致とか媚薬とかも出てはくるけれど、その使い方は攻めが相手を攻略するために使うものではないし、、、
そんな地雷がないアラブだったので、ごくごく普通の恋愛モノとして楽しむことができました。

攻めのマージドは王位継承権から遙かに遠いから、割とフランクだし、よ慣れている雰囲気がします。
卓也を誘惑するのだって、遊び感覚で気に入ったから寝てみない?みたいな最初はそんな感じ。
断られても、激しく執着するでもなく、ちゃんと卓也といい雇用関係が築かれていて、強引な面はあるけれど決して不快ではなく、大人な感じです。

受けになる卓也がまた聡明で、男らしくて賢いのがすごくいい!
そういうゲイとかいうものに無頓着というか鈍感なところが功を奏したのか、きちんと仕事上の立場をわきまえているから続きか、マージドの誘いも上手にかわし一見気を持たせる風でもあるんだけれど、その態度が清々しいからとても好感度が高いのです。
でも、マージドに誘われたから意識する部分ができ、ある男と親密そうに話をしているのを、思わず嫉妬してしまい自分の気持ちに気がつくのです。
お家騒動に巻き込まれて拉致された時も、賢い一面を見せ、薬を使われても、あくまでも自分を保とうとする、その男ぶりに、この受けちゃんの男前さに、惚れぼれしました~!

イラストのマージドが、ジゴロなフェロモンおやじ な感じでいい雰囲気(これが好きなんだなw)
彼の潔さ、卓也の潔さ、大人で男同士な2人の関係だったので、アラブの匂いは始終まとまりついた作品ではあるものの、ベタコテでないところが、すごく好感もてて気持ちのよい作品でしたv

『ブルーダリア』のスピンオフで、その作品の主人公達もかなり絡んできますが、未読でも全く問題ありません。

2

真面目な受様の潔さがGOOD

今回はアラブの石油王とジムを経営する社長のお話です。

受様視点の二人の出会いから
王位継承絡みの誘拐事事件を経てまとまるまでの本編と、
従兄弟視点での本編経緯と後日談を収録。

本作はIT関係の仕事をする従兄弟に
ある仕事への同行を頼まれた事から始まります。

海外の会社で外部秘データの扱いの為軟禁状態らしく、
つい最近
警察沙汰の大事件に巻き込まれた彼を心配した隣人が
一人じゃ頼りないと言い出したらしいのです。

友人と経営するスポーツジムも軌道に乗っていた受様は
同行を快く引き受けます。

そして向かったホテルで二人を出迎えたのは
異国の強い香の香りと
アラブの民族衣装に身を包む風格の有る男でした。
彼が今回の攻様です♪

二フロアを借り切ってアラブの世界を作るという
桁違いの財力を持つ彼は現国王の弟に当る人物でした。

彼は日本語を流暢に操り、
仕事中の従兄弟には付添いは不要なので
受様に日中は自分の相手をしないかと持ちかけます。

翌日、受様の真面目な性格を気に入った攻様は
この場で出来るスポーツをと言い出し、
続き強靭な肉体美を持っている攻様を見た受様は
基本より同等の体格でないと難しい
二人セットのヨガを教える事にします。

静かな空間に響くのは一つに重なる呼吸音だけ。
生々しさの無い清廉なセックスのようだ。

からかうような攻様の感想を軽くたしなめた受様ですが、
経緯を聴いた従兄弟の様子がおかしくなります。

そして知る衝撃の事実!!
彼が受様に付添いを頼んだのは
隣人が攻様が同性愛者かもと言ったからだった?!

でも攻様ならいい女は選り取り見取りじゃ?
しっかりと均整の取れた男ぽい自分では対象外だと
軽くいなした受様でしたが、

翌日。
一日攻様の買い物に付き合った別れ際、
彼のベットに誘われて?!

この後、二人きりで外出した受様は
有る人物と間違えられてと誘拐され一服盛られた結果、
助け出した攻様と一夜を共にしてしまいます。

誘拐事件の真相と二人の恋の結末は?

前作『ブルーダリア』の系列編。
受様は前作の受様の従兄弟、
攻様は前作の攻様の関係者なので
前作を読んでいるとより楽しいですが、
単独でも充分楽しめる設定だと思います。

キャラが変わって続いていくのもおもしろいですね。
続編希望!!

表紙とキャラ名からも判るようにアラブのお話ですが
本作の舞台は東京です。
アブモノの王道、
王族の攻様が受様を拉致って愛妃っていう展開は×
という方にもお薦めです♪

今回は久々大人カップルのお話でしたので
同じく火崎勇さんの『甘やかされるキス』をご紹介します。

2

この作品が収納されている本棚

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