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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 スキャンダル

天才指揮者:桐ノ院圭
バイオリニスト:守村悠季

その他の収録作品

  • 招聘
  • スキャンダル(前編)

あらすじ

ブリリアント・オケでの好演から、悠季にソリストとしての公演依頼が舞い込む。教師業と演奏活動との間で悠季は揺れ動くが、相談に赴いた恩師・福山先生の思いがけない一言で、新たな挑戦に背中を押されることになる。
一方SMEとの確執から、嫌がらせのようなスキャンダル騒ぎに巻き込まれた圭。
自分も一緒に闘う!と悠季は意気込むが、それは圭との関係を周囲に明らかにするという、覚悟を試される決断で…!?

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 スキャンダル
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784044346546
3.6

(3)

(1)

萌々

(0)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
11
評価数
3
平均
3.6 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

いよいよシリーズ最終章?

帯に踊る「シリーズ最終章 スタート!!」の文字。
1994年に最初の本が出てるので、開始からもう15年!
さすがに長い!

富士見シリーズは、お話の軸が、今ではすっかり
「悠季の音楽家としての成長」
に移ってしまっている感がある。
それはそれで、大変面白くて、続きを楽しみにしていた。
小説の中の時間は、現実の時間の流れよりは進みが遅い。
今回、殊更のように、作品世界の中の年が1999年だと強調されていた。
さすがに現実世界と10年も差が開いてしまうと、書く方も、読む方も、難しい所が出てきちゃうのかな。
多分、最終的には、ロン・ティボー・コンクールで区切りをつけて終わらせるのだろう。
長く親しんだキャラクター達の一生を、ずっと追い続ける訳にも行かないので、致し方ないとはいえ、ちょっと、淋しい。

こうなったからには、最後は華麗なクライマックスを迎えて欲しいな。

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