黄昏に花

tasogare ni hana

黄昏に花
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
16
評価数
5件
平均
3.4 / 5
神率
20%
著者
イラスト
作品演出・監督
関根奈美
音楽
ゼロデシベル
脚本
金巻とも子
オリジナル媒体
小説
CD発売会社
マガジン・マガジン〈CD〉
収録時間
57 分
枚数
1 枚
ふろく
なし
フリートーク
あり
発売日

表題作 黄昏に花

小田原保徳 → 平川大輔

岩井忠生 → 宮林康

その他キャラ
新藤[長嶝高士]/ 楠見[樫井笙人]/ 辻[千葉一伸]/ 瀧瑤子[荒木香恵]/ 真砂[雪野五月]

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レビュー投稿数4

おもしろかった

原作がおもしろかったので購入。
主役の岩井課長を演じられた宮林康さんは、BLCDではほぼ未知の方だったけどちょっと花田光さんに似たタイプの落ち着いた優しいお声。
その優しいお声で、淡々と、もう自分は枯れたオヤジだからと語り、インポを連発されるのです。
冒頭は岩井課長のモノローグで、女性部下とのあれこれや、地味な日常生活が語られて、原作を知らなければ、いったいこれがいつBLになるのか不安になるほどです。
そして、ようやく登場した小田原役の平川さん。
攻めです。
年下のガチゲイです。
岩井課長のインポに興味を持って、いきなり医務室のベッドでほぼ無感の岩井相手に縦横無尽に無体を働いちゃいます。
小田原と岩井の口説き文句と言い逃れの丁々発止、最高です。
このCDは、小田原が岩井に、これからガンガンアプローチするからね宣言で終わっていて、その後、小説の続きがドラマCD化された形跡はありません。
原作の続きにははっきりとエチいシーンはもう登場しないので、それもしょうがないでしょうね。
本編が短いので、最終トラックにかなりたっぷりしたフリートークが収録されています。
そのお話続きぶりだと宮林さんは他にも攻めでBL参加したことがあるように聞こえたのですが、どうなんでしょうね。

1

さすが樹生かなめさん原作

さすが樹生かなめさん原作。ストーリー最高です。
樹生かなめさんは、いつか全著作を読破してやろうと決めてる作家さんの一人なんですが、この原作も読みたいなー。
私好みのシュールめなユーモアが散りばめられた面白い作品でした。

特筆すべきは受けが40代のオヤジでインポだということ。バツイチで左遷されて、うだつの上がらないオヤジです。でも飄々とした魅力がある。
なんかね、この受けのキャラ造型が最高なんですよ。リアルなようでいて非リアルで、、絶妙としか言いようがない。
そんな受けを演じられた宮林さんはハマってましたねー。わざと棒読み気味に演じられてると思うんですが、それがキャラにぴったり合ってる。
で、攻めは平川さん。20代の若々しいエリート社員です。オヤジに惚れて突っ走っていく。平川さんの演技は安定感抜群。彼もどんな役柄でもこなすなー。ほんとにスゴイ。

濡れ場が面白かったです。
受けがインポで不感症なので、喘いでるのは攻めの平川さんだけw
それがめっちゃ新鮮です。

続編があるんだけどCDでは出てないので(出してほしいな)、本で読むかな。
いい作品に出会えて、嬉しい。

3

続きを出してくれたらもっと評価が上がると思う。

前出のぎがさんの神評価を受けて、聴かせていただきました。
私としては、お話がまだ途中なので、中立にしたくなった部分もありましたが、主人公岩井のCV担当・宮林康さん(45歳、バツイチ、インポのオジサンにピッタリでございました。)の名演で、萌までUPさせて頂きました。

お話は、作者も言っているように介護ラブ。
CDのほとんどを前置きに使い、もう一人の主人公・25歳のやり手の銀行マン小山田(CV.平川くん)が本格的に登場したのは後半になってからです。

それまでは、女性社員にまでやり込められてしまうような、控えめで事なかれ主義のヘタレたインポオジサンのお話が続きます。

ある日、小山田が体調を崩している場面に出くわしてからが急展開。
僕の恥ずかしい(仕事を全うせず倒れるのは、小山田にとって恥ずかしいことらしい)ところを見たのだから、貴方の恥ずかしいところも見せてと押し倒されてしまう岩井課長。

エッチなシーンも含め、全てに淡々として感情に起伏の無い岩井が、今後どうなっていくのかが気になる終わり方でした。

原作は未読です。
そのためか、前述の押し倒しシーンがどう続きにも説明不足感があってちょっと残念でした。
だって、あまりに急な展開だったんですもん。
小山田くんが豹変しちゃったんだもん。
冷たい奴から愛情溢れる人に大変身しちゃったんですもん。
だから余計先が気になります。

配役やシチュエーションが大変よろしいので、ぎがさんと同じく、これで終わってしまうのは大変残念だと思いました。

1

『介護ラブ』の芽生え

確か2007年末~2008年始にかけ、個人的に平川さん祭りを開催していた際に聞き、見事にはまった1枚である。
今や公言してはばからない低音受け好きもオヤジ受け好きも、本作に端を発しているといっても過言ではないほどに、私にとって非常に重要な作品なのだ。

本作の末尾に収められたフリートークによれば本作の演出意図は「スタイリッシュ」だそうなのだが、本編わずか45分ほどの作品中にこれほど静かに「インポ」という単語が繰り返されると、ゲシュタルト崩壊を起こしそうな心持ちにもなる。
また、小田原が物語に登場するのが開始15分後付近であり、それまではひたすらに岩井課長とその部下たち(強烈なキャラばかり)の日常が語られているので、原作を知らずに聞いているとあまりの登場の遅さにいらいらする向きもあるかも知れない(何しろ小田原が登場しなければ、ラブは始まらないのだから)。

しかし、岩井課長役の宮林さんの演技が非常にいいのである。
落ち着いた低音であるが、彼の地声に近いところでの演技であることもあってか、きちんとした抑揚があり非常に聞きやすい。
宮林さんの語りが的確であるために、はじめの1続き5分間で岩井課長の人となりが立体感を持って伝わってくる。
そのため、その後の唐突ともいえる小田原との絡みのシーンも、案外すんなりと受け入れられるのだ。

もう一点本作で重要なのは、岩井課長の「インポ」というか、インポを通り越した「ほぼ不感」である。
このため、絡みのシーンで喘いでいるのは攻めの平川さんばかりという、他ではあまり聞くことのできない非常に不思議な雰囲気は、なかなか味わい深い。
さらに、原作どおりではあるのだが、「後始末」の描写がしっかりとあり、そこに何とも言えない「介護感」(後述)が漂っているところもまた本作の特徴である。

本編には出てこないのになぜかフリートークで語られる、本作を的確に表すキーワードが『介護ラブ』である。
原作のレビューをした際には明記しなかったが、岩井課長に対する小田原の口説き文句「二十歳も年下の僕はお買い得」「僕が責任を持ってお世話します」の何と魅力的なことか。
老々介護が社会問題となる昨今、ある意味これほどに夢のあるラブストーリーはない。

これを聞いた直後は続編のCD化にまだ淡い期待を持っていたが、あれから約1年半、発売からは約5年が過ぎており、原作の続刊もない以上、完全にあきらめがついた。
むしろ、本作ラストの岩井課長のモノローグとそれに続くテーマ曲から感じられる何とも晴れ晴れとした雰囲気からすれば、これはこれで1枚の作品として充分成立していると思えるのである。

3

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