いったい、彼の身に何が起こっているんだ・・・

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表題作 オープン・セサミ

庚拓磨 → 堀内賢雄

香住由貴 → 三木眞一郎

その他キャラ
庚寿麿[鈴置洋孝]/ 英田朱門[中原茂]/ 由貴の父[中博史]/ 晃司[遊佐浩二]/ 監督[藤原満]/ スタッフ[水島大宙]/ ディレクター[小林範雄]/ セラピスト[山川亜弥]/ 子供[若林直美]

あらすじ

芸能プロで働く拓磨は、自分で育てた俳優の由貴に密かな思いを寄せていた。だがある日、由貴に思いがけず告白された拓磨は、マネージャーという立場上、彼を優しく拒絶してしまう。それ以来、ふとした拍子に、由貴の性格が別人のように入れ替わってしまうようになった。まるで、彼の中に他の誰かがいるようで…。(レーベルより)

作品情報

作品名
オープン・セサミ
著者
真船るのあ 
イラスト
蓮川愛 
媒体
CD
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
シリーズ
オープン・セサミ
収録時間
78 分
枚数
1 枚
ふろく
なし
発売日
4.2

(11)

(6)

萌々

(2)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
7
得点
47
評価数
11
平均
4.2 / 5
神率
54.5%

レビュー投稿数7

5人の三木眞一郎

真船るのあ 原作 「オープン・セサミ」
1999年作ということで古い作品なんですが
とにかく三木眞一郎がすごいっ!

香住由貴(三木)は、売出し中の若手俳優。
庚拓磨(賢雄)は、香住由貴(三木)の才能を見出した敏腕マネージャー。
ふたりは、俳優とマネージャーという絆以上の感情を抱くようになるのだが
拓磨(賢雄)は、由貴(三木)を想いアメリカへと逃げてしまう・・・
ひとり残された由貴(三木)は、拓磨(賢雄)が去った後も
仕事は順調にこなしているように見えた。
だが、異変が起こりはじめる。
そして、アメリカから呼び戻された拓磨(賢雄)が見たものは?

と、いう内容のお話なんだけど
正直BLというカテゴリでくくるのはどうかと思います。
サイコサスペンス風な切り口で、由貴(三木)の抱えている闇を
拓磨(賢雄)と一緒に探すことになるのですよ。

これね脚本&演出が阿部信行
BL業界で、役者さんに一目置かれるという阿部作品です。
ドラマCDというよりも、舞台劇の録音を聞いているような臨場感。
三木眞一郎迫真の“再現”を見事にいかした音響に鳥肌が立ちますよ!怖いくらい。

このドラマCDで特筆すべき点は、受けが多重人格ということ。
物語の主人公 俳優の【香住由貴】
浪費家で自分を女だと思っているナルシストの【ユキ】
アイスクリームとイチゴが好物の5歳児【たっくん】
酒とタバコとギターに目が無い乱暴者の【牙】
物語の鍵を握る冷静沈着で大人な【佳樹】
と、三木さんが見事に4役を“再現”します。
香住由貴は、俳優ですから【劇中劇の役】も入れれば5役ですよ!

ユキ、たっくん、牙、佳樹それぞれの役割とは?

どうして彼らの人格が生み出されたのか?

抱えてる闇は、わりと重くてちょっと嫌悪感が残る。
それだけに最後のシーンは、三木さんの“再現”に涙します。

精神科医に中原茂さん
芸能プロダクション社長に鈴置洋孝さん
マネージャー役に遊佐浩二さん

5歳児の三木さんなんて!無理ありすぎだろっ!って
ニヤニヤしながら聴いたら、鳥肌モノの作品だった。
三木眞一郎マジすげぇ。盛大な拍手を贈りたい。

2

あぁ・・・この続きがあれば・・・

三木眞一郎さんのお声目当てで聴きました。原作は未読ですが、展開も設定も分かりやすいCDでした。
それにこれは本当に、三木さんファン必聴作品だと感じました。

この1枚で三木さんが演じ分けられている5人の声&演技を堪能できるのですから!!!
子どもの声から女装家まで、幅も広く、更には多重人格者としての演じ分けもあって、まさに神業でした。

個人的には、三木さんの美人声が堪能できる、佳樹の人格の時が大好きです。しかも、この佳樹は本当にかわいそうな立場でもあるので・・・(でもだからこそのこの独特の色気、そしてどこかクールで達観した雰囲気が漂うのでしょうね・・・)

CDはこの一枚のみなのですが、原作自体は3巻まで出ていたんですね。
このCDのラストの感じだと、多重人格の皆は今後ユキを見守っては行くけれども、もう今迄のように出張っては来ない・・・実質これでお別れなのかなぁ・・・と思っていたのですが、あらすじや、レビューを見ると、今後その「佳樹」が登場し、拓磨とユキと佳樹の三角関係に・・・・という、非常に気になる展開が待っていることが判明。
むしろ、2巻目、3巻目で佳樹の美人声や色っぽい声を堪能できるんだ・・・と・・・
CD,シリーズ最後まで出ていなくて、この1枚だけなのがどうにもこうにも悔やまれます・・・

2

これぞ声優さんのお仕事

マネージャーの拓磨の堀内賢雄さんのモノローグでストーリーは進行。

拓磨の兄・寿磨の鈴置さんに、精神科医・英田の中原さんと、素敵なおじさま声に囲まれ、
俳優・由貴(よしたか)の三木眞は、多重人格の難しい役を演じている。
一人で、複数の全く違う人格に次々になって、これぞ声優さんのお仕事って感じ。

以下ネタバレ
女性のユキと5歳児タックンが特に圧巻。ほんとに女性と、5歳児に聞こえる。もとの人格ヨシタカとヨシキの関係も


原作を知らないので、1回目聞いたときは話についていくのでいっぱいいっぱいだったけど、2回目聞くと、オープニングから、ああ、こういうことだったのねって納得。

ストーリーに引き込まれて、BL系のCDだったのをすっかり忘れて聞き入っていると、最後に来て、

あぁ、やっぱりやることはやらないと終わらないのね

って

ま、ほんのちょっとだけ、三木眞が一喘ぎした程度だけど。

シリアスなストーリーでも、最後ちゃんとハッピーエンドで終わるから、後味はいい。

最後の声優さんのフリートークも、この位のご挨拶が、雰囲気も長さも丁度いい。

原作の小説の方は、この後、ヨシタカ&ヨシキと拓磨の三角関係?とその結末までを描いた2作品があるようだ。

私としては、拓磨の兄の寿磨と医師・英田の鬼畜なハードエロを鈴置×中原Vcで聞いてみたい、とか思うわけだが、残念なことに、もう鈴置きさんは亡くなられているし、そもそも、続編のCDは作られなかったみたいだ。

1

どれもこれも三木さん。

結構古い作品ですね。
久しぶりに聞いてみました。
お話としては認めてはいないものの最初から両想いのような。
そもそも、自分の感情を自覚して逃げ出したところから始まってるのも珍しいかも?
気持ちはあるもののそれを押し隠して接する拓磨。
それらしいことを由貴に言われても何気なくかわして。
そのうちに由貴の異変が明るみに出てくるわけですが。
………多重人格障害なんですよね。
幼少期のトラウマからいくつもの人格を作り出してて。
それを全て三木さんが演じるわけです。
三木さんファンなら聞いて損はないと思う。
いろんな声色が聞けるし。
主人格の由貴はちょっとヘタレというか押しの弱い感じ之優しい青年。
全体を把握して統率しているような佳樹はクール系というかツンというか。
女性人格のユキはもちろんオネェ言葉。
牙は暴力的な人格で言葉遣いも乱暴で荒い。
そして、たっくんは5歳児。
どれもこれも三木さんなわけですが、ちゃんとそれらしく聞こえるんですよ。
三木さんなんですが、ちゃんと5歳児だったりするわけです(笑)
やっぱ声優さんてすごいなぁ~。
それから今回聞いてみていいなと思ったのが中原さん。
心療内科医(だったかな)だったんですが、イイ声だ(笑)
なんだろう。
淡々と喋ってるようなんだけど、どこか色気がある声というか。
きっと何もないんだろうとは思うんだけども、寿磨となんかあったら面白いのになと思いました。
昔の作品だからなのかどうなのか、えちシーンは控えめでした。

フリトは三木さん、賢雄さん(堀内さん)、鈴置さん、中原さん。
鈴置先輩との絡みがなくてよかった賢雄さん。
朱門(しもん)役ということでNG出したら「どうもしもん!」と言おうと考えていた中原さん。
この後は1時間飲んで11時、2時間飲んで12時という感じの方々。
「じゃあ、5時間飲んだら?」と鈴置さんにいじられる賢雄さん。
賢雄さんがいじられるとか今ではない感じですよね(当たり前といえば当たり前ですが)

2

三木さんスゴイよ…

神にしたかったんですが、したかったんですが、どうしても「とってつけたような恋とセックス」に納得がいかず、萌え評価で。唐突すぎて、これで無理やりBLにした感じが否めなかった。
でも、三木さんだけなら神です。神を超えてます。
他のみなさまがレビューに書かれてる通り、多重人格の役なので、一人で五種類の声を出されてるんですよ。

すげえええぇ…

難なくこなしてるように聴こえるんだけど、こんなの常人じゃ無理だよ…。
とくに圧巻だったのは、ラスト、人格同士で話し合いをするところ。話し合いをしてるのはすべて三木さんなのに、違う人が話してるように聴こえて…「うおー」と思って、サブイボができました。

ちなみに五種類の声のなかで一番好きなのは、佳樹の声。理知的でクール、三木さんの出す酷薄そうな声がたまらんのです。
次は牙。暴れん坊のやさぐれ男です。三木さんの巻き舌に「きゃー」となりました。
あくまでも「声」の趣味です…w

3

むつこ

菊乃さんへ
あー、なるほど!
エロボイスがダメって、BLCDにおいたら致命的ですもんねw
私はまだ、濡れ場で、無理っていう声優さんに当たったことがないなァ…経験値が少ないってだけじゃなく、私はなんでもokな悪食な予感がします。
ただ、リアルであんなに声を出しまくるオトコがいたら、間違いなくイヤになるw

『こどもの瞳』は私も聴きましたが、ストーリーも良かったし、声優さんにぴったりあってましたねぇ。

菊乃

>堀内賢雄さんは、なんで鬼門になっちゃったんでしょう?
ぶっちゃけ、エロボイスがダメだったんですよw
賢雄さんの普通の吹き替えボイスは決して嫌いじゃないんですが^^;
同じ理由で、あと2人ほど鬼門の方がいらっしゃいますw
成田剣さんも鬼門だったんですが「こどもの瞳」で克服しました!

そういえば、石田彰さんといえば
しょっちゅうテレビで放送されてた映画「タイタニック」で
ディカプリオをやってましたよ!
って、内容ズレまくりでスイマセン<(_ _)>

むつこ

カノアマスミさんへ
原作も読んでみなきゃ分かんないですねー。カノアマスミさんの書き込みを見て、読んでみたくなりました!(しかしビリーミリガン懐かしいw)
確かにCD一枚なので、ストーリー的な部分での原作の良さを詰めこみきれなかったのかも。

そのマガジンマガジンの企画されたCD、まとめて聴いてみたいよ~!!


しかしみなさん、ホントに詳しいですねー、いいないいな。
一つ情報があったら、それに付随した話がガンガン飛び出してくるw
今後とも色々教えてください。

むつこ

菊乃さんへ
石田彰さんという方は、かつてはタクミくんシリーズをはじめとするBLの人気作品にガンガン出演されてた方だったんですねー。
「7人の石田さん」だけじゃなく、旧CDも聴いてみたいです。

てか手元にあるのに聴いてないっていうのがスゴイw
ぜひ聴いてみてください。
このCD、トークもなかなか面白かったですよー。
しかし堀内賢雄さんは、なんで鬼門になっちゃったんでしょう?

カノアマスミ

あーすいません、菊乃さんが正解の書いてましたね。

ちなみに、ボイコレのは、速水奨と山口勝平のだけ色々中にミニドラマの一人芝居入ってます。シナリオ秀逸☆(雑談再び)

カノアマスミ

これの原作、実は私が十数年腐やっていて、未だに一番好きな小説なんですよ。
最初は (多重人格なんてスゲー暗そうだ・・・) とか思ったのですが、なんかすご色々もっともらしくて。小説家の友達はこれを「ビリーミリガンみたい」といっていました。
私はCD聞いていないんで良く分かりませんが、あの話をCD一枚 (ですよね?) でやるとなれば・・・確かにむつこさんのレビューみたいになるかなぁ~? って、結構なるほどと思いました。

ミドリさんが言ってるので思ったんですが、そう言えば、マガジンマガジンの通販のみのCDで、一人の声優が、色んな役にチャレンジする、一枚丸まるその声優オンリーというシリーズがありました。
石田さんのも品切れだけどあるから・・・・・・・もしかしてミドリさんの言ってるのってこれなのか??? とか思いました。(全然違ったらすいません 爆)

http://www.june-net.com/shop/cdvideo_3.html

ちなみに、私はこのシリーズのは速水さんのがシナリオともどもすっごく好きです。(雑談 笑)

菊乃

石田さんのそれって、確か「7人の石田さん」とかいうタイトルだったような。。。
あれはすごかったですよね?>ミドリさん
しかし、この人がBLの世界から遠ざかってしまったのは非常に残念です。

実はこのCD、手元でスタンバっているのですが
賢雄さんのBLがちょいと鬼門になりつつあってまだ聴いてないんですよ。
でも、むつこさんのレビュー読んで
三木眞さんの1人5役を聴いてみたくなりました!

むつこ

ミドリさんへ
その石田彰さんの一人七役っていうのも聴いてみたいです!いいなァ、聴きたいな、興味しんしん…。
声優さんの職人芸みたいなものを堪能できる作品っていいですよねぇ。
私、この作品を、いろんな声優さんに演じてもらって聴き比べたい!と思ってしまいましたしw

ちなみに五役のうちの一人は女、っていうかオカマちゃんです。
みきしんのオカマちゃん、なかなかですよw

ミドリ

一人5役ということで思い出したのですが、石田彰さんは一人で7役されているものがあるんですよ。
でもCDとかじゃなくって…あれ何なんだろう。
私は某you tu○eで見たんですけど。
おじいちゃん、おばあちゃん、おかあさん、おとうさん、女の子、男の子、赤ちゃん…あと何だろう、ネコだっけ(笑)??
何か忘れたけど7役してました(笑)

三木さんは青年男性の声を5役もされているということで、それはそれで凄いですよね。
しかもCDだからその役を演じ分けながらなんて…頭こんがらがりそうです。
さすがだよみきしん!!

…というどーでもいい雑談でした、いつもスミマセン!

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