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表題作 インカ編

リカルド・アロンソ → 緑川光

キリヤ → 神谷浩史

その他キャラ
ティティ[宮田幸季]/ 老リカルド[増谷康紀]/ アマル[私市淳]/ ティトゥ・クシ・ワルパ[宮坂俊蔵]/ フランシスコ・ピサロ[藤本たかひろ]/ エルナンド・ピサロ[鈴木賢]/ ディエゴ[松村幸洋]/ セバスチャン[宮崎寛務]/ ゴンザロ[坂熊孝彦]/ 少年[小松里歌]/ ルイーズ[疋田由香里]

同時収録作 江戸編

鈴村幸之助 → 三木眞一郎

一 → 日野聡

その他キャラ
ティティ[宮田幸季]/ 浅野孝久[若本規夫]/ 若い頃の忠光[保村真]/ 沼田忠想[星野充昭]/ 友永信正[志村知幸]/ 幸之助の母[鍋井まき子]/ 町娘[大亀あすか]/ 組頭[竹内良太]/ 髪結い[鈴木琢磨]/ 行商人[遠藤大輔]

あらすじ

愛してるんだ。おまえ以外、俺はいらない。
犯した罪はいまだ神に許されず、転生を繰り返す恋人たち。今生の二人が巡り逢ったのは黄金の帝国・インカ。運命に導かれインカ征服のためエスパニア軍に加わったリカルドは語学の才能を買われ、虜囚となった美貌の王族・キリヤの話し相手を命じられた。静謐さを湛えながらも侵略者への憎しみを燃やすキリヤの美しい瞳にリカルドは心を奪われて──!? 輪廻を重ねる二人を描いたエスパニアの侵略者・リカルド×美貌のインカ王族・キリヤのインカ編、非役の御家人・幸之助×鉄仮面の少年・一の江戸編を収録!(メーカーより)

作品情報

作品名
SASRA(3)
著者
Unit Vanilla 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
CD
作品演出・監督
菅原三穂
音楽
マキノマサコ
脚本
前川陽子
オリジナル媒体
小説
メーカー
ムービック(CD)
シリーズ
SASRA
収録時間
155 分
枚数
2 枚
ふろく
全4巻セット通販特典応募券
発売日
JANコード
4961524396375
4.4

(24)

(15)

萌々

(5)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
107
評価数
24
平均
4.4 / 5
神率
62.5%

レビュー投稿数8

4度、5度の転生・・・まだ恋人たちの罪は赦されないのか

SASRAのテーマは、輪廻転生悲恋。
神の怒りに触れた恋人同士が何度も記憶を無くし生まれ変り
何度もめぐり合い、惹きあい、恋に堕ちる・・・だけど結ばれない。

今回の転生は・・・
侵攻してきたエスパニア軍の兵士 と 侵攻されたインカ帝国の王子様

リカルド(緑川)は、エスパニア軍ではあるけれど
もともとエスパニアに征服されたイスラム教徒の家系なんですよ。
イスラム教徒からカトリックに無理やり改宗させられた人々のことを
“モリスコ”っていうんだって。ちなみに軽蔑語です。
そんな背景があるから、インカ帝国へ侵攻するエスパニア軍の中にいても
キリヤ(神谷)達の文化や信仰を踏みにじるような行為はしなかったんだよね。
そもそも、リカルド(緑川)がエスパニア軍に入ったのは
家族や自分への“モリスコ”という偏見をなくしたいというのと
自分の本来あるべき場所を探す旅をしているんです。
これは前世の記憶に左右されてるんだよ。
エジプトの大地をっていうよりも、自分の半身ともいうべき
蓮の痣を持つ恋人を魂が求めているわけでしょう。

青二の二大BL声優のガチンコぶつかり合いっ!
そこが聴きどころでっす。



《江戸編》
 (鈴村幸之助)三木眞一郎×日野聡(一)
宮田幸季(ティティ)
若本規夫(浅野孝久)←BLに出演なさるんですね。

今回の転生は・・・
貧乏武士で座敷牢の世話係 と 座敷牢に住む謎の鉄仮面の少年

とりあえず、【日野聡の初BLメイン作品v】

下級武士で、ろくに家禄ももらえず内職をするような貧乏武士 鈴村(三木)は
亡き父の知人という浅野(若本)の計らいで、ある家の管理を住み込みでまかされる。
そこには秘密の座敷牢があり、鉄仮面をつけた少年が軟禁されている。
この少年の世話を誰にも秘密で鈴村(三木)一人で行う。
というのが浅野(若本)が出した条件だった。
浅野(若本)からは、鉄仮面の少年と一切口をきいてはならぬと言われていたが
世話をしているうちに少年が不憫に思え、会話を交わし、文字を教え
いろんなことを教えていくうちに、精通の処理まで教えることに・・・
その後は、なし崩しw

※以下ちょいネタバレ





鈴村(三木)の前から消えてしまった一(日野)を
返してくださいと頼む鈴村(三木)が、泣けるっ。
何年でも何十年でも待ちますから必ず返してくださいって・・・
でもって一(日野)の首を探すシーンとかアカデミー賞ものだよ?

やばいよ。三木眞だけで涙1リットル。そんな感じ。

2

三木眞一郎氏は、やっぱすごい…

ちょっともう、三木さん、勘弁してください(涙)
三木さんの演技に惚れ直すの、何度目だろ。そのたびに全然違う役柄なもんで、恐ろしさすら感じます。
『SASRA3』は、原作もそうなんですが、江戸編に尽きます。インカ編が悪いとは言いません、幾多のBL小説と比較すれば素晴らしい物語であることには間違いないんですが、江戸編があまりにも素晴らしくて、どうしても霞んでしまうのがもったいないな。

『インカ編』は、この壮大な物語の語り部をしているじいちゃんのモノローグに聞き惚れました。
回りくどくて時代がかった語り口が素晴らしかったです。
物語じたいは、予想可能な部分で進んでいくので、驚きはありません。
緑川さんの無骨攻めな演技と、神谷さんの凛とした美人受け演技に、素直に酔いながら聴きました。
神谷さんの滑舌の良さって、滑舌のいい声優さんのなかでもずば抜けすぎ!

で、『江戸編』。
まず、ストーリーが素晴らしい。
壮絶なラストなんですが、それ以外にも名場面がいっぱいです。
これ、絶対に木原音瀬さんが書かれたんだと思うんだけど、どうかなァ。いつか小説のほうもレビューしたいので、そのときにがっつり作者さんの予想なども書きたいなと思ってますが。
この作品は、三木さんの演技力が如何なく発揮されていて、もうもうすごいのですよ。
泣いてしまうというより、戦慄する感じ。
みなさまもレビューされてますが、イチの首を探すシーンがとにかくスゴイ。狂気と絶望をはらむ声で、絞り出すようにイチの名前をひたすら呼ぶ三木眞一郎。
さらされた首をひとつひとつ確認している凄惨な絵面が頭に浮かび、背中がゾクゾクしました。
あと、日野さんの、控えめな喘ぎ方も好きでした。こなれて上手すぎる喘ぎ声ばかりを聴いてると、逆に新鮮ですw

2

何度転生すれば彼らは……。

「SASRA」シリーズの第3巻。
とはいっても、オムニバスストーリーでそれぞれ構成されてはいるので、単体で聞いても特に問題はないと思います。
このCDはインカ編と江戸編が収録されてます。

DISK1(インカ編)
私、外国人の名前は苦手な上に、この話は場面やら状況やらが変わるのが早いので、気をつけて聞いてないと話が分からなくなりそうでした……。原作ちゃんと読んだはずなのに……(汗
それはさておき。
このCDで久々に緑川さんの攻ボイスを聞きました~。
聞いてみて、今まで聞いてきた中でも声が低めで少し重みのある感じが、いやはやカッコイイ!キリヤから無理やり宝のありかを聞こうとするゴンザロやら一般兵やらを怒鳴るシーンは特にカッコよかったです!
神谷さん演じるキリヤは、囚われの敵国の王子であり、誰にも心を許すこともかなわず孤独であったところから、リカルドと一緒にいるうちに、表面は演技での変化でも内面では本当にリカルドに対しての感情が変化していく姿がとても印象的でした。復讐心は忘れず、表面では心を許しつつも内心では揺れ動く姿は本当にもうっv
神谷さんのモノローグ的なものが、聞いててたまらんかったですv
最後の「泣いていない」と強がるところはすごくかわいいですね~。めっちゃ萌えましたvv
話の最後はやはり切ないですね。
このシリーズは基本的にどれも悲恋なので、ハッピーエンドではないのはわかってはいますが、それでも……。

DISK2(江戸編)
まず、一がものすごく可愛いわけですが……!
やばい、想像以上ですよ!!
このCDを聞くまでに聞いたことある日野さん演じるキャラは知的な少年だったり大男だったり生意気入った少年だったりと全部見事にまったく違うイメージのキャラばっかりだったので、今回の一は全く想像できませんでした。
いやはや、声優ってやっぱり凄いですねw(そこ?!
あと、日野さんの受ボイスもめちゃくちゃ可愛かったv
そんなに声とか出てないのに、すっごく色っぽかったですv
かなり萌えさせていただきましたvv
三木さん演じる幸之助は一に対する思いが、聞いていてもう切なくて切なくて。
その切なさ加減がストーリーが進んでいくごとにどんどん増していって、首なしの骸が差し出され一が死んだといわれてあるはずのない一の首を探すシーンと、幸之助の最期が凄すぎて思わず涙が出そうになりました。
あと、結末がやっぱりものすごく切ないよー!
原作はすでに読んでいたので結末は知っていたとはいえ、音声で改めて聞いてその切なさをより感じました(泣
江戸編は本当にすごくよかったです。必聴ものだと思います!!

1

評価両極端

原作既読。
時代は更に進み、16世紀に突入。
まだまだ幸せへの道のりは遠い……。

【インカ編】
エスパニア軍のリカルド(緑川さん)×インカ帝国の王族キリヤ(神谷さん)
正直原作も中途半端で微妙だな、と思ってた話なんですが、脚本が冗長でこちらも微妙……という感じです。時代の特殊性からか、ただでさえ説明の多い話がさらに長ったらしくなっており、しかも千五百ウン年なんたらかんたら~と言われても頭に入ってきません。無駄に声優さんが豪華なだけに、何だか勿体ない気がしました。
題材は好きなんですが、全体的にいまいち。
リカルドはそうでもなかったですが、神谷さんはキリヤとはちょっと違うような……違和感が最後まで付きまとってしまい集中できませんでした。

【江戸編】
貧乏御家人の幸之助(三木さん)×幽閉されてる仮面の少年・一(日野さん)
インカ編に違和感が強かった分、こちらが際だって完成度が高く感じました。
というか原作でもこの話が一番刺さったので期待感も高かったのですが、期待を上回るほどの三木さんの快演。それだけに原作を削ってる部分が多くて残念です。
不気味な存在だった一を演じた日野さんも、真っ白で無垢だった少年から、人間らしい感情を覚えていく様が見事で、終盤幸之助を求めて感情を発露するシーンはせつなさに胸が引き絞られました。
三木さんの演技には、もう涙が噴き出てきてティッシュ箱必須。嗚咽が止まらなかった。
江戸編は時代背景や事情をだらだら語らず、その辺さらっと流して感情の動きを重視していたので入り込みやすいです。
日野さん受が大好物なので、もうそれだけで滾りました。

0

気高いお話に、ぴったりな二人

インカ編は、手練れのお二人
気高かいストーリーに、お二人の声も、演技もぴったりで、安心して堪能。
お話自体をガッツリ楽しんでたら、お話に集中しちゃって、ほぼ最後まで、主人公達の絡みシーンがないのなんて気が付かなかった。
っていうか、絡みシーンはお約束だから一応入ってるけど、っていう感じで、
もう、これだけお話がおもしろければ、それだけでもいいって感じ?

エド編も、三木さん堪能
そして、
若本のお父さんが、怖いよ~~
日野さんは、私、BLでは初お目見えだった。
これは、まあ、役柄的に、こんな感じでいいのかな。
喘ぎとかがこなれてないのが、
「何にも知らなかった、一が、性感を知って素直に溺れている」
っていう感じを増幅して、かえってよかったみたい。

1

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