表題作 ハピネス

日置裕太 → 羽多野渉

流水純司 → 平川大輔

その他キャラ
日置裕太(10歳)[下和田裕貴]/ 原野宗久[坪井智浩]/ 葛西朱美[幸田夏穂]

あらすじ

流水純司が二十二歳のとき、友人の忘れ形見・日置裕太を引き取ってから七年が過ぎ、裕太も高校三年生に。流水が若くして課長になれたのも、裕太を育てるため頑張って働いた結果だ。健やかに成長した裕太は流水唯一の自慢。しかし、次第に流水と距離を置きはじめた裕太が、家を出ようとしていると知り、流水は……!?

作品情報

作品名
ハピネス
著者
崎谷はるひ 
イラスト
せら 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
脚本
周防司
オリジナル媒体
小説
メーカー
Atis collection
収録時間
146 分
枚数
2 枚
ふろく
初回フリートークCD
発売日
4.1

(37)

(19)

萌々

(5)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
151
評価数
37
平均
4.1 / 5
神率
51.4%

レビュー投稿数11

年下攻め

平川さんのお声目当てで聴きました。
最初に聴いた時は、原作未読の状態でしたが、お話も人物設定も分かりやすくて、迷子になる事なく聴く事ができました。
その後、原作も購入しました。
年下(しかも高校生)攻め、同居もの、しかも養父という立場。そんな中、攻め様は受け様のことが好きで好きで・・・そんな切なくて苦しい思いを抱えながら一緒に居たわけで、この悶々焦れ焦れ感がまた素敵です。

ピンポイントでぐっときたのが、流水さんとHする時、流水さんが思わず漏らした声に対して、「なに、そのHな声」という羽多野さんのせっぱつまった言い方。すごくツボです。

1

ベストキャスト

原作既読です。
2枚組ですが、もっともっと聴きたいと思うほど
あっという間でした。
登場人物は少な目ですが、聴きごたえありです。

まず、主役のお二人。
もうベストキャストです。
平川さん、『鈍い美人年上受け』ピッタリですね。
このキャラはやっぱり平川さん以外考えられない・・・と
誰もが思うのでは・・・と感じるくらいはまり役でした。
やっぱりいたしてるときの喘ぎ声は素晴らしい!!
平川さんて、受けをやっても攻めをやっても
その役にばっちりはまるから、すごいです。


そして、『超歳の差年下攻め』の羽多野さん。
17歳高校生という設定なだけに、いつもより少し高めのお声。
あの低い攻め声とは違って、しっかりしていながらも
やっぱり年下の高校生・・・を思わせるちょっと甘えた声。
切羽詰まったところなんか、ゾクゾクしました。
私はどちらかというと、大人の低く静かに攻めていく羽多野さんが好きだけど
今回のようなまだ未熟で大人の階段上ってます・・・みたいな
未完成な高校生のキャラも素敵でした。

わかってはいましたが、流水の一人Hシーンないのはやっぱりがっかり。
裕太の部屋で、一人シーツを汚してしまう流水(平川さん)
ぜひぜひ聴きたかったです。

そしてフリートークでは
みなさんの『ハピネス』について。
それぞれの人柄がうかがえるプライベートなお話ににやけてしまいました。

1

素晴らしいキャスティングでした!!!

2枚組とはいえ、私は全く長く感じませんでした!
焦らされているようなゆっくり加減も
急展開過ぎるより満足感を得られて
聴き応えがありましたよ♪
むしろ終わってほしくなかったくらいw

平川さんは、どうしてこうお人好しというか
優しい性分がしっくりくるんでしょうね…。
最初、いくら恩師の息子だからと言って
10歳の子供を普通引き取るかー!?って思いましたが
(その恩師が恋人だったわけでもないのに)
平川さんのお声だとなんだか説得力があるんですよ。
裕太に距離を置かれて不安になったり
保護者としての立場がありつつ
裕太に離れられるとなると不安でしょうがない揺れ、
たっぷり浸れました…。
本当の家族ではないからこそ踏み込めない領域、しんどい。
Track11で泣く平川さんが…!
Disc2のTrack9と10、自分がいない方が自然な裕太だと
胸を痛める平川さんにめっさズキズキ…(泣)
泣き演技たまりません!!!
裕太の作る料理が、朱美さんの味に変わったのが嫌だと…。
初Hの時の裕太の名を呼ぶ声、やーーーばーーーいッ!!!
私の中での喘ぎ上手TOP3に入ります。

羽多野さん、結構年の差だけど、年下攻め……最高です……!!!
Track7での原野とのやりとりが面白かった!
微笑ましい男同士の会話から、
流水への想いを原野へぶつけるシーンが!!!
急に色っぽくなったかと思ったら「もういっこお願いしていい?」って!
切り替えうまいなー…。
流水さんを想っての我慢する日々、
年下ながらあれこれ頑張った姿にしみじみ。
女に走ったのもまぁ…しょうがないかな;

原野役の坪井さん、かなりの理解者でコミカルな演技と
要所要所押さえて、第三者としてのモノローグが新鮮で
ナイスキャラでした!!
坪井さんでなければ、
もしかしたらここまで奥行きが出なかったかもしれないかもと思う程
素晴らしい演技でしたよ!!
呆れながらも流水と裕太を見守ってるあたりに愛を感じました♪

朱美さんが、覚悟していたよりは私的にひっかからなかったので
(崎谷さん作品に出てくる女性は大概しんどい…;)
ちゃんと羽多野さんと平川さんに集中出来ました☆
気になる方は気になるかもですが…。
なんたって「外でした悪戯」だからねw

ただひとつ、裕太を引き取る決意をしたとき、
なんで唇にキスしたかなー!;;
やましい気持ちも何もないなら、強く抱きしめるだけでいいんじゃ!?
…って、ここは原作部分なのでしょうがないかもですが。

いやー…いい演技聴いたなぁ……ってうっとりしたら
フリトでの乙女的な発言をする羽多野さんのギャップにぎゅん!!!
(綺麗な夕焼けを見る偶然の瞬間がハピネス、なんて!)
素は可愛くて演技ではかっこいいって狡いな!!!
いえ、好きです…!
まとめがきれいだった平川さんにもグッときましたw

4

境界線の向こう側へ。

家族のような存在からどう恋人へと変わっていくか、みたいなお話でした。
ま、裕太の方はかなり早い段階で流水に対して親愛ではなく恋愛感情として見ているような部分があるのですが。
流水の方が遅い。
というか、鈍いのか?
それとも、考えもしなかったのかも。
自分のそばに裕太がいるのが当たり前みたいになってたのかも。
だから、そのスタンスが崩れた時に不安でパニックで動揺して。
ようやく自分の本当の気持ちにも向き合うことになって。
その想いが通じ合えば丸くおさまるのかと思いきや、そこから先にもまだ課題はあって。
裕太が流水にどんな返事を望んでいるのか、その気持ちすごくわかる気がしました。
自制して本当にちゃんと向き合えるまで待って。
ちゃんとホントに両想いになってからの最後のえちの裕太の興奮度とでもいいましょうか。
生っぽい息遣いがなんとも。
平川さんの流水はホントいいお兄さんというか。
やさしい保護者のような感じで。
裕太の反抗期(?)とかに悲しくなったりで泣きそうな感じとかステキでした。
一方の羽多野くんの裕太はぶっきらぼうな反抗期的なところがあったり、帰ってきてからはワンコのようであったり。
反抗期のトーンの低い声が好きですv
イイ味出してたのはやはり原野役の坪井さんでしょう。
2人の間を取り持つような役割でもあって。
時々、モノローグ担当にもなってたし。
明るくてちょっとチャラそうで、でも面倒見が良さそうな、そんな感じ。
明美も非常にイイ味出してたと思います。

フリトは平川さん司会で羽多野くんと坪井さん。
「あなたにとってハピネスな時間とは?」というお題。
暑い夏に冷たい布団に入った瞬間。
オークションで欲しかったものをGET出来た時。
何も考えずにドライブしてて太陽が沈むところに出会った時。

特典フリトは羽多野くん司会っで平川さんと。
平川さんはかなり早い時期に香盤表をもらってたらしく、10歳の裕太も羽多野くんがやるのかと楽しみにやってきたらしい。
そこがちょっと残念(?)だったので、この場でやってみてもらうことになるのだが…羽多野くん、それ、アフォの子?
やればやるほど大惨事な感じ。
2人して「下和田さんありがとうございます!」を連呼(笑)
好きなキャラはやはりというかなんというか原野と朱美。
「いっそ、この2人付き合っちゃえばいいのにー!」と無責任発言まで。
あとは子供の頃の思い出といえば「よくドブに落ちますよねー」的な。
坪井さんの話に非常に共感を得ていた平川さん。
ドブに落ちる話の抽斗はたくさんあるらしい(笑)
羽多野くんは羽多野くん自身は落ちないが親戚のおじさんがいつも親戚の集まりの帰りに来るまで脱輪的(だと思う)に落ちてたらしい。
そして、羽多野少年の思い出はといえば自分の目線から向かって右上あたりに小さなおじさんが見えてたらしい。
たぶん、光の反射かなんかを通学路が長く淋しい少年が友達として想像した結果なんだろうと羽多野くんは分析しておりました(笑)

3

最後の最後まで安心できない。

かなり昔に聴いたんですが、私にとって印象深い作品として記憶に残っております。
皆さんおっしゃっていらっしゃいますが、たっぷり2枚組なのですがホントにそれを感じさせない、「もっと聴いていたい」と思えるドラマCDになってます!

王道ストーリーですがそれでも面白かったです。ストーリーがしっかり、丁寧に描かれてるし、キャラ達の葛藤がリアルに伝わってくるんですよね。
息子として育ててきた裕太に突然告白されて戸惑う流水。父であろうとする姿勢、でも裕太からの愛を受け止めてやりたい、裕太を離したくないという流水の葛藤が最後の最後まで続くのでホントに焦れったいんですよ。
一方、流水から引き取られた日から密かに想いを寄せていた裕太が一生分の気持ちを爆発させたシーンには胸が締め付けられました。

キャストの皆さんの演技もばっちりでした。羽多野さんのワンコ攻演技は言わずもがな鉄板ですよね。それと平川さんの泣き演技はさすがです!こっちが一緒に泣いてしまいそうでしたよ。

フリトはメイン2人と、流水の友人・原田役の坪井さんの3人でのトーク。坪井さんのことは存じ上げていたのですが、トークや演技を聴いたのは初めてでした。坪井さんもっといろんな作品でお目にかけたいです。

予約特典フリトは羽多野さんとひらりんのほのぼのコンビ。声優界きってのいじられキャラでありドМ声優の羽多野さんwひらりんからも弄られるってどういうこと(笑)
お兄ちゃん的存在のひらりんといじられる羽多野さんのこのコンビのトークはツボりました♪

最初にも書いてますがこの作品を聴いてかなり時間がたってしまっていることもあり評価は現時点で「萌」ですが、当時レビューを書いてたら「萌×2」にしてたと思います。
お勧めの作品ですw

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(CD)一覧を見る>>

PAGE TOP