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原作未読。絵がとても美しく表紙を見ると手に取りたくなる。CDを聞いて原作も読みたくなった。
中村さんの受けはそれなりに聞いたことはあるけど、個人的にこの作品の中村さん受けが一番好き。
まず、全体の雰囲気がタイトル通り、静かだけどどこかそわそわするような、嵐が去ったあとの冷たい印象を受ける。流れは淡々としているけど、それがこの作品の良さ。
岡田演じる中村さんでしたが、この演技がまた絶妙。低音でゆったりとした口調、気だるげで色っぽい。ただ喋っているだけなのに色気を感じさせる素晴らしい演技。くたびれた感があるのに、どうしてこうも艶っぽく聞こえるのか、中村さんの演技力を改めて思い知らされた。
ある意味岡田よりも可愛気のある榊、こういう役柄は森川さんがぴったり。相変わらずの安定感、ぶれがない。どんなシーンでもモノローグでも安心して聞くことが出来る。
聞いているとなんとなく、周囲の存在をぼかして二人にスポットを当て続けている演出をしているように思えた。榊視点だから、嵐の中にいるときの不思議な感覚そのものを表現しているようにも解釈出来る。
激しい起承転結がない分淡々とした内容を、単調になりすぎないよう丁寧に音声にしてくれているのが分かって、二人の関係が変わるごとにどきどきさせてくれた。聞きどころは二人のやりとり、会話が魅力的。
終盤の絡みが最高。濃いとは言えないさらっとした絡みは驚くほど凝縮されていて、榊を受け入れようとする岡田が本当に可愛い。そんなに激しいものではないけど、控え気味な中村さんの声がたまらなく可愛い。
その後の二人のやり取りに凄く和んだ。嵐の中にいたときは感じなかった激しさを、通り過ぎていったあと名残惜しく思うような優しい雰囲気を作り出している。二人のこの先が気になる、けどこれで落ち着いても納得出来る終わり方だった。
中村さん好きには本当にお勧めしたい作品。とにかく声がいい、演技がいい。勿論「嵐のあと」という作品も素敵で、お互いに魅力を引き出し合っている。あっさりとしているからこそ感じられるこの余韻、何度もリピートして聞き返したくなる。
あまりにも原作を好きすぎるCDだと
どうしても多少がっかり感があったりするものですが、
初BLCDでFall in love!!!
流石帝王と呼ばれる方ですよ!!
低めのトーンで恋そのものを諦めた榊さんにぴったり!!
(正確にはノンケとの恋、でしょうけど、ゲイとでも体だけの関係だしな…)
アップダウンは激しくありませんが、
その分聴かせてくれるのが岡田の部屋のシーン!
中村さんの、榊さんに想いを伝えようとする岡田がいとおしかったなぁ…。
ずいぶんキリッとした男前ボイスで、榊さんより思い切りも良い岡田を
好演してくれていました。
そして、聴きどころはHシーンの衣擦れの音!!ここ注目ーーーっ!!!
大人同士の二人が、がっついて抱き合うのって
これでテンション上がらずにいられない!!
もちろん、コミックス片手だと尚更楽しめます&悶えます!!
少ししか出演されなくて残念だった美山役の鈴村さん、
合ってましたよ。もう、飄々とした感じがばっちり!!
もっと聴きたかったなぁ。
フリートーク、短かったですけど聴けて嬉しかったです。
なんと言っても帝王のお人柄が垣間見れて
これでFall in…(しつこい)
後輩をいじるの、お上手なんですよね!
全然嫌味じゃないし、さりげなくフォローしたりお話進めてくれたり。
そりゃ帝王には抱かれておくしかあるまい!!!w
一生懸命な中村さんが好感持てました!
そして帝王には脱帽です!!!
…しかし帝王と呼ばれるだけあって、出演作品数ハンパなーい!!(泣)
ファンには嬉しいようでキツイ懐事情です…。
しかも何の役でも自由自在だから、どれも聴きたくなっちゃうんですよ…。
まずジャケット絵が素晴らしい。
表から見ても充分ときめくけど、ケースを開けてみると、なんと榊が岡田の手を握ってるのですよ!!←逆じゃないのが重要ポイント。
さて内容ですが、最高のキャストで大変丁寧な作り。原作好きなら聴いて損なしの一枚だと断言したいです。原作の雰囲気そのままで、何度聴いてもドキドキさせられます。
榊の森川さん、流石帝王と呼ばれるだけあります。逆に多少だけど慣れすら感じとれてしまう節もあるけれど、クールななかに潜む榊の可愛らしさがしっかり出てて、本当に榊その人でした!起伏のあまりない物語ですが、森川さんの声により引き締まったものになったと思います。
岡田については「もぉ、中村さんありがとう!!」と言いたいです。元より好きな声の人でしたが、爽やか且つ意識なしに色気漂う美声が岡田そのものです。この声で受けって素晴らしい!年上なくせにらしくない、でもラストらへんは年上くさい、、ってところがまた、お見事なくらいはまってます。
後半の岡田の心の迷いもどぎまぎするし、榊へ思いを伝えるシーンがまた切なくなるくらい必死さを秘めてるのですよ。伝えられない苛立ち、身体がすくむ様子。。「少しくらいは~」はちょっとタメすぎかなと思うけど、初めて思いを伝えるシーンだからこれくらいでいいのかも。
原作はあれでよいと思うものの、原作よりこちらのほうが岡田の気持ちが分かりやすいかもしれません。榊に惹かれたところも解りやすかったですしね。
あと美山。鈴村さんもまた美山にぴったりすぎです!何故に次の新作が鈴村さんじゃないのか、、本当に残念。
一ついうならば、BLの濡れ場ってあんなにキスするもの!?いくら緊張をほぐすためとはいえ、回数多くないかなぁ?BLCD初心者なので、ちょっと驚いてしまいました。。
書き下ろしSSでは岡田のスーツ脱ぐところが見れます☆
榊ってば何気に意地悪だなと(笑) そしてやっぱり岡田は天然。
そんなまだ始まったばかりの若い二人を堪能できて大満足です。
スピンオフの発売が発表されたので久々に聴き直していますが、本当に日高作品の独特の雰囲気がよく表現されているなあと思います。
起伏が少なくて淡々としていますが、なぜかドキドキするんです。
BLドリームでもファンタジーでもないので、そういったものを求めている方にはおすすめしがたいですが、大人のリアリティー溢れる恋愛ドラマとしては最高の出来だと思います。聴き終わった後のしっとりとした余韻が堪らなく好き!
声優陣の演技も言うことなしです。(中森さん以外の女子社員は拙さが残りますが…)
特に森川さんのモノローグは絶品です!本当に惚れ惚れする。
中村さんや鈴村さんもそれぞれがしっかりとキャラを掴んで演じていて、もう文句のつけようかないです。
皆さん間の取り方が本当にうまいんですよねー。
3人の声のバランスもよくて、これまで何度リピしたかわかりません。
本編最後のトラックで、ノンケとの恋愛に酷く臆病な榊に対して「少しくらいは俺と貴方の気持ちが重なる可能性を考えてみてよ」と言った岡田が、いざ体が触れ合うと「やっぱり怖いな」と漏らすところがぐっと心にきます。
やっぱりセクシャリティーを超えるのってかなりの覚悟が必要ですよね。
思わずほろりと涙が零れそうになります。
『嵐のあと』
原作の読後もそうでしたが、CDを聴き終えた後もまた改めて、タイトルの意味を考えさせられました。
スピンオフで美山君の声が鈴村さんから間島さんにかわってしまったのは残念ですが、(鈴の冷めきった演技が好きだったので、この美山君がどうなるのか聴きたかった…)嵐のあとから4年後のお話ですし、間島さんも大好きなのでなんとか自分の中で整理しておきたいと思います。
大好きです!
約10年前に原作を読んだときは、さっぱり共感できず、なんだろ?このあっさり感?!って失礼な感想をもちました。
それが30代になって、森川中村両氏の声で聞き、久々に心が震えたことを思い出します…。
大人。リアル。
ノンケの岡田がそんなに簡単に受け入れられるものかしら…とは感じますが、互いに葛藤しつつも惹かれ合っていく様に、自分の恋愛みたいにドキドキしちゃいました。バッチリ共感しちゃったんですね〜笑
ラストシーンの、榊が切れた唇をきっかけに昨夜を思い出し、照れるところ「まいったな…」が好きです。