• 通販購入【PR】

表題作 FLESH&BLOOD4

ジェフリー・ロックフォード → 諏訪部順一

東郷海斗 → 福山潤

その他キャラ
ナイジェル・グラハム[小西克幸]/ フランシス・ドレイク[堀内賢雄]/ ビセンテ・デ・サンティリャーナ[大川透]/ レオナルド・バレーラ[宮田幸季]/ クリストファー・マーロウ[三木眞一郎]/ ウィリアム・シェイクスピア[遠近孝一]/ ルーファス・べレット[岩崎征実]/ ミゲル・デ・セルバンテス[上田陽司(現:上田燿司)]/ シリル・モーズリー[高城元気]/ サンタ・クルズ侯[丸山詠二]/ ユアン[栗山浩一]/ エリザベス女王[吉沢希梨]/ フランシス・ウォルシンガム[長克巳]

あらすじ

長く活気に満ちた航海を終え、宝の山と共に母港プリマスへ凱旋帰国した海賊船グローリア号の船長ジェフリーと海斗達だったが二人を出迎えたのは、海斗が最も恐れていた男、間諜組織の元締めウォルシンガム長官だった!!
エリザベス女王陛下の召還命令のもと、海斗は不安と動揺を押し隠し、ジェフリーと一緒に王宮へと赴くが…!?
権謀術数渦巻く、花のロンドン宮廷編が2枚組みでドラマCD化!!

作品情報

作品名
FLESH&BLOOD(4)
著者
松岡なつき 
イラスト
雪舟薫 
媒体
CD
作品演出・監督
亀山俊樹
音楽
中川孝
脚本
山田健一
原画・イラスト
オリジナル媒体
小説
メーカー
マリン・エンタテインメント
シリーズ
FLESH&BLOOD
収録時間
152 分
枚数
2 枚
ふろく
しおり、456購入応募特典キャストトークCD
発売日
JANコード
4996779015290
4.6

(13)

(10)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
60
評価数
13
平均
4.6 / 5
神率
76.9%

レビュー投稿数6

華麗なるロンドン宮廷編開幕

CDではスペインのビセンテ側視点から幕があがり
そちら側の心情も丁寧にすくいとってくれる親切設計でした。
やっぱり二枚組みだとそういうとこが贅沢できて良いですね。
歴史上の有名人もぞくぞく登場、意外に本筋でないとこでも
ほろりとさせらてしまう二期シーズン。
脇の声優陣も本当に見事かつ豪華でした。
エリザベス女王の登場シーンは、海斗と一緒に思わず圧倒されました。

そしてこの巻、原作お読みの方には周知のごとく
とんでもないとこで切れちゃってます…。

そこに辿りつくまでにも色々あって
海斗と一緒にドキドキハラハラ

恋愛方面でもちょこっと心情面の進展があって
そこもドキハラ、胸の動悸がとまりません。
ほんとに色々てんこもりな幕あけでした。
今までナイジェルにさっぱり触れませんでしたが
ナイジェルもほんとに魅力いっぱい。
(実は私はナイジェルが一番好きなんですよ…)
その一途で真面目なナイジェルを思う男キットもこの巻からご登場です。
(キットの中の人がこれまた一番好きな声優さんでした。三木さんです)
三木さん、相変わらず素敵な役者ぶりでした。
キットが三木さんなせいで俄然キットの恋を応援したくなる私(おいこら)
原作の先が本当に気になります。

二期はほんとに3巻分揃えてから聞き始められますよう
強くお薦めしてしまいます。
精神衛生上、絶対そのほうがいいですよ!

4

キスが今までより少し色っぽくなっただけで大盛り上がり

順風満帆に思えた航海生活でしたが、今回からカイト(福山さん)の立場をめぐりきな臭い感じになってきます。意気揚々と船を下りた途端、女王陛下への謁見が待っており……。

今回からキット(三木さん)とウォルシンガムが登場してきます。
その他シェイクスピアなど歴史上の人物もわらわら出てきて、登場人物の多さに、集中して聴いていないとおいて行かれそうになります。
キットの何とも言えない胡散臭い感じ、三木さんが凄く嵌っていて良かったです。
脇役の方々もそれぞれ人物のイメージを壊すことなく、素晴らしい演技をされていて驚きました。
特にエリザベス女王との謁見のシーンでは、女王役の方の威厳が凄く、福山さんの緊張した声と相まって、聴いてるこっちまで硬くなって手に汗握りました。
これだけ登場人物が多いのに、雑にならないどころか世界観に深みまで出ていて本当に圧巻。総合的な完成度では、今まで聴いたBLCDの中では一番だと思います。

そしてそして、恋愛面も緩やか~に進展してきてます。
ようやくお互いの気持ちを理解し合ってのキスが、何とも言えず色っぽい。
亀の歩みレベルではありますが、このもどかしい感じがたまりません。
しかもジェフリーがいちいち嫉妬してて、悶えそうです。ナイジェル(小西さん)とカイトを取り合ってるシーンとか、聴いててにやにやが止まりませんでした。
ジェフリーのくっさいセリフも、この世界観、あの容姿だから許せるというか、恥ずかしいのにもっと聴かせて、という気分に……。

カイトのワガママな坊ちゃんっぷりも聴いててイライラしてましたが、これからの心の成長を、福山さんがどのようにして演じられるのかとても楽しみです。
この巻から絵師が彩さんに変更になってます。美しいジャケットにうっとり。

3

宮廷編スタート

この巻から船を離れ、次まで宮廷での話になります。

実在の人物もたくさん登場。マーロウ、エリザベス一世、シェイクスピアetc.偉人ばかり。
特にエリザベス一世の貫禄はすごいです。聴いているこちらまでなんだかかしこまってしまいます。
もちろん、三木さんのマーロウ(キット)も遠近さんのシェイクスピアも良かったです!遊び人と素朴な人柄、素敵に表現されていたと思います。

聴きどころはやはり、福山さん演じる海斗の女性役での舞台でしょう。歌うシーンは福山頑張っておられました(笑)。

最後は海斗が殺人犯にされかかるところで終わります。原作もそうですが毎回引きが上手いシリーズです。

2

主にオープニングとプロローグ、トラック1・2へ捧げます。

第4巻プロローグは王への報告書を書きながらのビセンテの内省から始まります。
そしてサンタ・クルズ侯爵の呼び出しに応えて謁見に向かい、
その待合の場でセルバンテスと出逢う、それがトラック1。
報告書の内容や海斗の処遇についての侯爵との緊迫感のあるやり取りがトラック2。
第9巻のトラック2、ビセンテによりスペインへ攫われた海斗が
リスボンにて病床のサンタ・クルズ侯爵と対面する場面と並んで、
どうしても何度も聴いてしまうトラックです。

そうです、サンタ・クルズ侯爵閣下&セルバンテスメインの回でございます。

とは申しましてもわたくし特に小父様が好きという訳ではなく、
とにかくお二方の演技が素晴らしく、ただただ聴き入ってしまうのです。
大人の男性三人の硬い言葉遣いによる会話劇も非常に耳に心地良いです。
同時に、第4巻は厳しい競争の中を立ち回っていくビセンテの決意や、
静かながらも強く燃える野心の揺らめきと共にフェードインしてくる
太鼓の音と共に始まるメインテーマの入りが殊の外素晴らしく、
2014年現在、18巻まで出されておりますが、この第4巻のオープニングが
今のところ一番好きです。ぞくぞくさせる快さと緊張感のバランスが最高で、
何と言えば良いでしょうか、とても舞台的な、印象的な出だしだと思います。
第2巻・第3巻だけは恒例のオープニングテーマでなく、凪いだ海のような、
これもおなじみの曲調で、そちらの方も勿論素敵な曲なのですが、
第4巻からまた元の雄大でアップテンポな方に戻ってくれてとても嬉しいです。
冒頭場面との兼ね合いにもよるのでしょうが、これからもそのままでいて欲しいです。

それにしても丸山詠二さんのサンタ・クルズ侯爵は本当に珠玉の演技ですね。
検索するとこの閣下の肖像画はすぐ出てきますが、そう!この人なのよ!
と思わずにはいられないほど、丸山さんの演技と実際の閣下のお顔がリンクします。
史実とフイクションは勿論異なりますが、少なくとも松岡さんの解釈された侯爵を
永山さんは完璧にモノにしていらして、聴き惚れるばかりです。
諦念、高揚、憤り、皮肉な気持ち、峻厳さ…閣下の複雑な感情そのままの
多彩な抑揚を自在に操られる演技には確かな経験と技術が感じられて、言葉も無いです。

そしてセルバンテスもまた素晴らしいですね。実際にどういう人だったかはともかく、
松岡さんの描かれるセルバンテスが上田燿司さんにより見事に演じられています。
軽妙洒脱な言動、茶目っ気と機知に富んだ会話、祖国と王への篤い忠誠心…
本当に魅力的な人物です。また、個人的に、このセルバンテスの言葉を聴いていると
励まされるような、元気の出るような心持にさせられます。
結果がどうなろうとも恐れず前向きに生きていくことの大切さ、
人生において辛い時でもユーモアを忘れないようにすること、
勿論、いざ実行するとなるとどれも難しいことですが、
少なくとも、勇気をもらえるような気持ちになると言いますか…。
これから大きなものに立ち向かっていくビセンテはなお励まされただろうなと思います。

そのような訳で、冒頭のビセンテの強い意志と相まって、この第4巻は
色々な意味で自分の気持ちを上げてくれる特別愛着のある巻です。
(一切触れませんでしたが、勿論その他のトラックも素晴らしいのは
言うまでもありませんので(^o^;))

2

ベテラン勢の演技はすごい

悶えのフレブラCD、四巻です。
が、最初一瞬「?」となりました。
というのは出だしがビセンテ(大川透さん)の報告書のシーンからで、タイトルコールの前でしたので。
そこから小姓のレオ(宮田幸季さん)との会話がなかなかに微笑ましく続き、セルバンテス(上田燿司さん)との出会い、サンタ・クルズ侯爵(丸山詠二さん)への謁見となります。
この辺りを聴きますと今回はメインがスペイン側なのか?という雰囲気。
序盤がずっとスペイン側なものですから、ジェフリー(諏訪部順一さん)ラブなわたしには物足りなさもあるもののかなり重厚。

イングランド側は、宮廷へ海斗(福山潤さん)が道化師として潜り込むことになります。
三木眞一郎さんのキット素敵…まあ、ジェフリーの方が素敵ですけどね!(笑
この宮廷話は、キットとティルニー王室饗宴局長とのやり取りがすんごい笑えます。
このティルニーさんはどなたが演じられていたのだろうか…

このシリーズすごいよなあと常々感じますのは、皆さま上手い!(当たり前?)
今回は特にビセンテとセルバンテスとのやり取り、ビセンテとサンタ・クルズ侯とのやり取りが、BLCDという枠を超えております。
昔聴いたラジオドラマ(非BL)のベテラン声優さんたちの演技が思い浮かびました。
この部分だけ聴いていると歴史絵巻のCDでも聴いているとかのようです。

3

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(CD)一覧を見る>>

PAGE TOP