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表題作 籠蝶は花を恋う

有馬鼎 → 大川透

月館詩央 → 笹沼尭羅(旧 笹沼晃)

その他キャラ
中津[成田剣]

あらすじ

夜毎、淫らに咲いて―――おまえは人を狂わせる
遊郭で生まれ育ち、男に買われそうになっていた詩央を助け、身請けを約束してくれた男・鼎。その約束を頼りに待ちわびる詩央だったが、結局、鼎は現れなかった。そして四年後、子爵家に引き取られ跡取りとなっていた詩央は、誕生パーティの席で鼎と再会を果たす。しかし、鼎は詩央の出自を口外しない代償に身体を要求してきて…!? 人気の大正ロマンがついにCD化! (メーカーより)

作品情報

作品名
籠蝶は花を恋う
著者
沙野風結子 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
CD
オリジナル媒体
小説
メーカー
ムービック(CD)
収録時間
77 分
枚数
1 枚
ふろく
なし
発売日
JANコード
4961524325337
3.7

(11)

(3)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
40
評価数
11
平均
3.7 / 5
神率
27.3%

レビュー投稿数4

健気受~

健気受スキーとしては実に受が健気でその健気っぷりを聞くだけでもかなり満足な作品。

遊郭で育った詩央[受](笹沼さん)は嫌な男に水揚げされそうにところを有馬[攻](大川さん)に助けられ、代わりに有馬に抱かれる事になります。
初っぱなから剃毛プレイ来ますよー、ジョリジョリというカミソリ音が妙にリアル!
有馬は詩央を3ヶ月後に身請けに来ると約束して去って行くのですが、実は詩央は子爵家の落し種で、子爵家の跡継ぎが亡くなった為に急遽、子爵家に引き取られ、教育係の中津に厳しく跡継ぎとして厳しく躾られます。
それでも諦め切れずに見受けに来ると約束した日に屋敷を抜け出して遊郭の前で待ち続ける詩央。
けれど有馬は現れず、中津に引き戻された詩央はそれから子爵家の跡継ぎとして生きる事となります。
しかし4年後の盛大に開かれた詩央の誕生日パーティの招待客に有馬が居て彼等は再会しますが、有馬は詩央が遊郭育ちだと言わない代わりに詩央を抱き、そしてついには己の屋敷へと詩央を住まわせ身体を求めながらも今まで子爵家の屋敷内に半ば閉じ込められていた詩央に自由な生活を与えてもくれる。
有馬と詩央の心が少しずつ近付いていった矢先に、詩央は結核にかかり会社の危機に遁走する有馬に迷惑がかからない様にと黙って姿を消し、伊豆で療養するも様態は芳しく無く、更に有馬が詩央の居場所を見付けやってくるも他の男が出来たという誤解を否定せずあくまで身を引こうとする。
ともかくどこまでも健気な受がツボでしたー。

詩央役の笹沼さんは正直、最初はちょっと棒入ってるなあと感じたんですが聞いてる内に段々慣れてきちゃいました。
大川さんは言葉攻役をさせるとエロいですねー、あの声で言葉攻されたり罵倒されたりしたらたまらんです、ばふー。
あと教育係の中津を成田さんがやってるんですが(※変態役じゃないです)何気に重要な役で彼の変化も聞き所の一つ。

新聞に芥川の地獄変が載ってるとか、細かい所で大正時代の雰囲気も出てました。健気受スキーなら聞いてみてもいいと思える作品。

3

これぞ健気受け!

原作未読。
ストーリーそのものが面白くて、引き込まれるように聴きました。
原作が読みたくなってしまいました。

時代は大正。
遊廓で生まれ育った主人公は、華族界へ。主人公のたどる運命はドラマティックです。
幸せになれるか?ってところで病気になっちゃうし、攻めには色々と誤解されたまんまだし。
どんな運命にも健気に耐えて耐えぬく姿に、ホロッときました。
わがまま言わない健気受けっていいですねw

受け(笹沼さん)の、「い…痛い…っ」てセリフに妙に萌えちゃうんですが、私はサドなんでしょうか。
もっといたぶってもokですw

*衝撃のシーン
エッチの最中に、教育係の中津が入ってくるシーンにドキドキしました。
攻めに口を押さえろと命令されて、受けの口をふさぐ中津。
喘ぎ声がくぐもる。
こういうのは音声だからこそ聴けるんだよねー。
中津の変化も見どころなんですが、これは小説で読むほうが分かりやすいかな。
やっぱ原作も読みたい。

2

悪くはなかったけど・・・

原作既読でかなり好きな作品です。

時代は大正、遊郭と華族界という華やか且つロマンな雰囲気をどういう風に表現されているのか視聴する前から興味がありました。
時代的な雰囲気はそれ程強くはなかったけれど、原作の切ない雰囲気はそのままでよかったです。
ただ、原作でもそれ程出番は多くないのですが、当て馬にあたる役の台詞が全くなくて、受けの笹沼さんがサラッとナレーションですましてしまったところには、あれっ?と肩透かしな感じでした^^;
原作全てをドラマ化するのは無理なので、削られることは仕方ないんですが・・・。
あと少し笹沼さんがナレーションのところで棒読みっぽい所があって、それも少し気になったかな・・・。
でも鼎に別れを告げる所は原作でもとても切なかったんですが、ドラマCDでもとても切なかったです。
鼎役の大川さんは、受けを苛めているように聞こえながら、思いを内に秘めている感じも出てて良かったと思います。かなり情熱的な攻めを感じさせました。

0

なかなかせつない。

面白かったです。
お話はよくありそうなベタなお話といえばそれまでだけど、本当の気持ちは相思相愛なのに環境やら状況やらのせいで擦れ違って。
うまく噛み合わないまま身を引く決意をして…。
詩央の置かれている立場がなかなかにせつないというか。
鼎への気持ちを自覚すればするほどにそういうふうに接することができなくてせつないし、一時期は甘い関係になったようにも見えるのに、その後でまた距離を置くようなことができて。
好きなのに、距離を取らざるを得ない身がなんともせつない。
それでも、欲しがって手を伸ばしてしまうのがまたせつない。
いきなり最初に剃毛があったのにはビックリしましたが。
ま、それもちゃんと理由あってのことだったので納得。
決して辱め的な意味合いではなかったので。
えちシーンはどれもなかなかに色っぽい。
笹沼さんのBLってあんま聞いたことないが、こういうのもアリかなと。
ところどころセリフとか棒読みな感じというか抑揚があまりないというか、そんなふうに感じられた部分もあったけど。
もっと慣れてる人がやったらもっとえろくなったのかな、と思わないでもなかったけども。
でも、詩央の雰囲気には合ってたと思う。
幼い詩央がかわいかった。
一方の大川さんは安定感アリで聞きやすかったです。
偉そうというか再会した時とか上からな感じはあるものの、そんな時でも愛しさみたいなのが溢れてるというか。
甘い時には非常に甘いしステキだv
あと、中津のナリケンさん(成田さん)もなかなか素敵でした。
詩央の教育係としてカッチリした感じのストイックな雰囲気で。
それでいて、後半は詩央に親身なってくれてる感じでアドバイスしてくれたりとか。
うっかりこの人にも誰かステキな人を!とか思っちゃいますね(脇役スキーの発言/笑)

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