表題作 ラ・ヴィアン・ローズ

右月皓一(攻・その1) → 森川智之

横田一眞(総受け) → 三木眞一郎

その他キャラ
大鳥真澄[飛田展男]/ 右月征治[堀内賢雄]/ 大鳥登[塩沢兼人]

あらすじ

一方的で強引な愛情を押しつけられながらも、関わり合う相手の心を狂おしくもてあそんでいる魔性の男、横田一眞。
彼は同じ母を持つ、しかし父親の違う弟達と関係してしまう。
そしてそれを知った父親達までもが…。

作品情報

作品名
ラ・ヴィアン・ローズ
著者
山藍紫姫子 
イラスト
本仁戻 
媒体
CD
作品演出・監督
阿部信行
音楽
佐藤啓
脚本
平詩野
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
収録時間
72 分
枚数
1 枚
ふろく
なし
発売日
3.7

(21)

(8)

萌々

(3)

(7)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
76
評価数
21
平均
3.7 / 5
神率
38.1%

レビュー投稿数8

豪華!!

三木眞一郎さんの美人声目当てで聴きました。
勿論同じく大好きな森川さんが攻めとして登場されている作品で、それだけでもとても嬉しかったのですが、他にも塩沢さん、堀内さん、飛田さん、と、攻め様も豪華キャスト!!!それだけでも聴く価値ありです!!!
私的には「お声と演技と艶技」に「神」評価です。

お話自体は、なんとも、好みの分かれるお話だと思います。
まさに「耽美」な頃の世界。
ハッピーエンドというくくりにも、バッドエンドというくくりにも当てはまらず、どこか閉鎖的で、出口のない、薄ら怖い感じで終わります。
正直、私の中の今ある萌えツボにはストーリー的にははまりにくくて・・・(萌えの進化は止まらないので、いつか私の中で萌える日がくるかもしれませんが・・・)

でも、三木さんの美人声(弱弱しい抵抗や喘ぎ声)がたくさん堪能できて、更には豪華な攻め様たちを堪能できて、嬉しい一枚ではありました。

3

CD付属小冊子、見つけました。

このレビューは小冊子に書くべきか悩んだのですが、本編サイドストーリーもなく、終始裏話的なことが書いてあり、こちらに書いた方がいいかなと勝手に判断し、上げさせていただきました。

当時、山藍作品にすごいはまり、苦手なドラマCDをも手を出していました。
苦手なはずのドラマCDのはずが、この作品苦手じゃないのです。
私の好きなオジサマが2人も出ていたからでしょうか。
山藍さん独特の言い回しのせいでしょうか。
言葉使い、言い回し、本当に綺麗で終始、濃密な空気をまとっています。

さてさて、CD付属小冊子ですが、当時CDを買ったらついていました。
内容は山藍さんの前書きから始まります。

次に、挿絵の本仁さんの【山藍紫姫子先生の謎】
本仁さんが挿絵を依頼され描くに至ったことの顛末が、面白く描かれています。
特に笑ってしまったのが、担当Mさんから電話で挿絵の依頼を受け、どんな小説ですか?と本仁さんが聞いたところ、Mさんが内容を上品な言葉で語ってくれたのだが、本仁さんには以下のように聞こえたという。
「男好きする エロっぺぇニーチャンが 異父兄弟2人に犯られまくりーの、そのパパたちにもほられまくりーの くんずほぐれず近親相姦めくるめく愛欲の世界、無制限チンポ5本勝負な小説」
身も蓋もないですが、その通りすぎてその通りなんですよね、この話しって。

【CD版 大鳥パパ-愛の美声】
これも本仁さん。
ドラマCDの挿絵を描くにあたり、大鳥パパをどうするのか、という話し。
小説では大鳥パパは「デブで糖尿」という設定の声を塩沢兼人さんが担当するということで、小説では大鳥登はブスだから描かないでいいと編集さんが言っていたそうで、描かなかったそうだがここではそうもいかず、思い悩んでいる様子が面白おかしく綴られています。

【ホンネ対談】
山藍さん・三木さん・森川さん・飛田さん・堀内さん・塩沢さんがトークしています。
今やベテラン堀内さんが、「仕事を選り好みするには若すぎる、自分の演技のバリエーションを増やしたい」「こういった作品はこれから開拓していただければ」と営業かけたり、皆さん若いなあという内容いっぱいです。

薄いのにお腹いっぱいで、これを読み、CDを聞くとまた違う味わいがあります。

4

いろんな意味でスゴイ作品

いやぁ、なんと申し上げれば良いのやら…。
白状致しますと、まだスキルの低い私にはついてゆけない世界でした…orz

禁忌テンコ盛りの主人公総受というトンでもない代物。
とは言え、イマドキのものとは異なり絡みのシーンでのSEは無く、その分BGMで雰囲気を盛り上げるという手法で、生々しさは感じられず「ここから先はお見せ出来ません」とばかりにフェードアウト。むしろ、物足りないくらいに(笑)上品にまとまっています。
これぞ耽美(なのか?)。

三木さんの可憐な受、森川さんの荒削りな攻、そして飛田さんの鬼気迫る演技。そう、飛田さんといえば今度、あの木原音瀬原作「NOWHERE]で仁賀奈をお演りになるそうですが、この作品ではホントに怖かったです。
いえ、決して暴力的だとかそういう怖さではなくて、ヘンタイちっくと言うんでしょうか(^^;
堀内賢雄さん初攻ご出演作にして超豪華キャスト(原作者自らのご指名らしい)。
なにより、塩沢兼人さまの美声を聞くことが出来る一枚として貴重な作品ではないかと思います。

5

近親もろもろ注意

原作が今ひじょうに読みたくて仕方ないの!!
すごい作品でした(*´∀`)ノ゚.:。+゚
平凡に生きてきた横田。ユメは平凡な家庭を作ること。
しかし、男とのイザコザに巻き込まれた事件をきっかけに生活はめまぐるしく変わってしまう。過去未来含めて殺伐とした世界。恋愛モノとしてはいかがなものかと思いますが、このエロスと狂気はすばらしいと思うのです。
リアル弟2人(母親のみの血のつながり。父は各別)に犯され、愛人契約を結ばされる。変わるがわるに犯され、翻弄され続け。
挙句、弟二人の各父親たち。彼らなら何とかしてくれる・・と思えば、「愛人契約のお金はどこからきているとおもう?わたしたちが出してるんだ。ということは、契約自体は、僕たちのものだよね」な発言もろとも、犯されてしまいます。どんだけメチャクチャなんだよキミら(笑
喘ぎや濡れ場は絶品でした。繰り返される痴態に思わずよだれ。
まぁ、基本的にはレイプまがい~なので、本質的に求める~なものがなかったのが残念かな。エロさが変わりますの!そこでww
一番ツボだったのは、言葉の使いかた。
「肛門が開いているうちに」な「肛門」
BLってこんな単語聞かない気がする。でもある意味、こういう身もふたも無い言い方が一番萌える気もする。
綺麗に飾りすぎた世界だからここそwww
開いた穴を覗き込まれる瞬間なプレイがこれまたウマ。
もう一度聞き直したらもっとミラクルな気持ちになれるかも。と思わせてくれる作品でした。
まとめかたが「あ~」と納得させてくれるくくりなのも良かった。

3

言葉の魔力@陵辱のデパート

エロだらけについては賛否両論あるんでしょう。
が、コレについて特筆すべきは絡みどうこうではなくセリフの一つ一つの異常さです。
変態すぎて、ワタクシの語感ヒューズが飛んだ。
大鳥登・真澄親子が生ヌル~くやさしい言葉を吐きながら、ほとんどホラーじゃないかっていう変態っぷり。
また、歪みまくってはいるものの、動物的な本能として一眞が好きで好きでたまりません的な愛も感じるからなおさらコワイ。

ことにスゲー…と思うのが、故・塩澤兼人さん演じる大鳥登で、いかに一眞が魅力的かつ魔性かをネットリと語りまくります。
うーん。言葉の魔力だなー。
さすが山藍先生、言葉の怖さをよく知っていらっしゃる。それを再現された役者さんたちスゲェ。
喘ぎ声でどうにかなる世界じゃありませんでした。

3

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