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表題作黒羽と鵙目 2

黒羽斉彬
鵙目隆之

その他の収録作品

  • 秘匿の愉しみ
  • 繊細な男たち
  • 愛は縛る
  • ひとりで歩いていた夏

あらすじ

鵙目隆之の最愛の姉が、因縁の仲である前田の家で世話になることになった。鵙目と前田の関係を疑う黒羽組組長・黒羽斉彬はいつにも増して荒れ狂い、奇妙な三角関係の様相に…!?そして鵙目を慕う落ちこぼれ少年マサルや鳩子達も巻き込んで、黒羽と鵙目の関係はさらに妖しく危険な展開へ…ご存じ極道ロマンス、高校時代の二人の特別編も収録の、待望の第2弾。

作品情報

作品名
黒羽と鵙目 2
著者
花郎藤子 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸ノベルズ
シリーズ
黒羽と鵙目
発売日
ISBN
9784592862284
5

(2)

(2)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

「いいから、黙って買って読め。いい思い、させてやるぜ?」という黒羽の言葉に嘘はなかった!

鵙目は、誰よりも幸薄い姉を愛していて
鵙目は、しずかを恋人にしていて
鵙目は、鳩子を娘のように大事にしていて
鵙目は、前田を放っておけなくて
不良少年のマサル
マサルの兄でホストの安藤
前田の猫たち・・・

鵙目という男にはいろんな人間がぶらさがっていくんだけど
黒羽という男は、それら全部いっさいがっさいと鵙目を
丸ごと抱きかかえてしまえる器のデカイ男なんですよ。

ヤクザの組長黒羽のイロとしての立場に
けっきょくのところおさまりつつある鵙目

鵙目をハマという自分のシマで放し飼いを続ける黒羽
べたべたとした関係ではなくすごくドライ・・・
と、見せかけて盗聴器やら見張りやらスパイやら
いっぱい鵙目のまわりに仕込んで鵙目のがっちがちに縛っているw

ヤクザとイロという関係でも、イロは女を持っている。
攻めも受けも平行して女を抱くなんて
ちょっと嫌だなぁと思うんだけどなんでかな・・・
読者も、でかい器でそれを容認できる。
でもときどき、おもいっきりおしおきされてスカっとしますv

今回は、鵙目を刺した男、前田が絡んできます。
女との身体の関係は許せる黒羽だけど
男との身体の関係は許せませんwww
鵙目を女にできるのは黒羽だけなんですよね。
そして、あれだけ横暴で強引にセックスをする黒羽が
鵙目にしゃぶってもらえないことを我慢しているなんていう話題もでた。
鵙目が黒羽をしゃぶる日はくるのでしょうか?

コミカルとシニカルをちりばめながらも
やっぱり極道ロマンス。ハードでとびきり甘い。
凶器なまでの愛。
男が本気で男に惚れたら、女の出る幕はない!

巻末に収録されている『ひとりで歩いていた夏』には
黒羽と鵙目の出会い編が書いてありました。
天山少年院で出会う前にハマでふたりは出会っていた!
しかも、お互いひと目惚れだったんじゃw

5

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