大股広げた女より、お前の方がいい

ワケアリ

wakeari

ワケアリ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神7
  • 萌×27
  • 萌13
  • 中立6
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
14
得点
108
評価数
33件
平均
3.5 / 5
神率
21.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
二見書房
シリーズ
シャレード文庫(小説・二見書房)
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576091242

あらすじ

むくつけき男たちが押し込められたマグロ漁船。隔絶され欲望の捌け口のない船の上では、見た目のいい男はすぐに標的になる。――やれやれさっそく、志岐という青年が狙われているようだ。船長の浅倉は彼の後を追うが、意外にも志岐は飄々とした態度で怯えた様子もなく、むしろ挑発的に浅倉を煽ってきて…。色っぽい眼差しを見せたかと思うと、安心したような顔は蠱惑的なまでに可愛い。しかし志岐の謎めいた笑顔に潜む闇に、浅倉は厄介ごとの匂いを嗅ぎ取り――。

表題作ワケアリ

浅倉,マグロ漁船船長,36歳
菅原志岐,新人漁船員,25歳

その他の収録作品

  • 帝王

評価・レビューする

レビュー投稿数14

浅倉さんのために、焼いたんですよ?

舞台がマグロ漁船…一体どうなんだろう、と興味を惹かれて購入です。
思ったより良かった!というのが感想。

浅倉さん、もっとオヤジ臭いのかと思いきや結構紳士だった。
どこかお人好しでおせっかいなところがけっこうツボでした。
今回も無精髭に大変萌えましたー。

飄々としていてどこか蠱惑的で色っぽく可愛い志岐くん。
見事に浅倉を振り回しています。笑
タイトル通りワケアリな彼。
けっこうヘビーな過去持ちで、けれどけっこうサラッと解決しているのでそこまでの悲壮感はなく、暗い気持ちにはなりませんでした。

浅倉のために日焼けと白い生肌のコントラストを作る志岐がとてもいじらしく、こりゃ浅倉もハマるよねーと納得。

マグロ漁船に乗っている人たちもなかなか面白いキャラばかりで、最後まで面白く読めました。
高階さんのイラストも素敵で、白シャツ・作業着にニンマリです。

0

脇キャラも面白い!

丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。

いやぁ、こういうお話好きですね♪
あ、お話というかキャラですね。
志岐のように色っぽい受けなんだけれども
でも男っぽさも十分にあり、ナゾも有りでw

もちろん朝倉のように、攻めは男っぽさ全開なタイプで
2人のカケヒキする会話が面白かったりすると最高!
この作品はそんな感じでした。

少々先は想像できてしまうかもしれないのですが、
それでもその想像どおりなのか?と思いながら
楽しめましたよ~。

2人以外にも面白すぎるキャラがいっぱい出てきましたね。
一粒で、2度3度4度美味しい・・・みたいに楽しめましたw

0

志岐の匂い

志岐の匂い

嗅いでみたい(笑)
男だらけのマグロ漁船に乗ったら、欲情しちゃうくらい良い匂いがするらしいです。

皆が志岐に参っちゃうくらい魔性らしいです。
本人は自覚済みなのか、そうではないとしたらかなりの天然です(^^;

浅倉には志岐が誘ってるように見えるようで、でも、志岐はめっちゃ冷静で浅倉をおちょくってるような感じがツボです(^-^ゞ

常に浅倉に犯すぞとかチンコ見せるぞとか言われてるw

志岐の兄に囚われていた過去とかが今の志岐を作ったんだと思うけど、それで良かったと思う。
志岐さんエロ過ぎる。浅倉とも出会えてなかったろうし。

乳首で感じる志岐が可愛いです。
剛三ちゃんも可愛いです。

高階佑先生のイラストが素敵です(。•ㅅ•。)

1

男臭さは意外にあっさり

ネタバレなしで書きたいと思います。

ザザッとあらすじを読みその世界と、高階さんのいかにも男臭ーーい表紙に惹かれて購入したわけですが…ちょっと肩透かし?


攻めは元ヤクザのマグロ漁船船長、浅倉36歳。

いわゆる魔性の受け、志岐は25歳。
ワケありのため、マグロ漁船に乗船中。


閉ざされた空間に男だらけ!
しかもマグロ漁船!
なんだか個人的には萌えるシチュエーションなはずなのですが、なんでしょう消化不良感マンマンでした。

まず浅倉、36歳…
わたしの周辺にこんな36歳いない…
それとも、彼の前身がそうさせるのでしょうか。
そして36ってオヤジなのかってことにも愕然。40代設定でも良かったのでは。

そして、あらすじに『むくつけき男たちが押し込められたマグロ漁船』とありますが、何か登場人物たちはギャグ満載な方々ばかりでムンムンした雰囲気は薄めです。
あそこまでにしなくても良かったのでは…
その点が男臭いのが苦手な方には良いかもしれませんが、反対にこの設定ですから、そういうの目当てで読んだ人にとってはかなり物足りないのでは。
設定のわりに続きえっちも普通な感じですしね。
志岐のワケあり部分もけっこうあっさり片がつき、全体にもったいないなーと思いました。

3

オッサンじゃないと思う…

マグロ漁船ってそういえばどよどよしてたのを、どなたかのブログで読んだなあ当時…。これなんですね。
たしかにテーマの着眼点は素晴らしい!逃げ場のないとこは刑務所とさして変わらないかもですな。
海のオッサンか~(*゚∀゚)=3と期待に小鼻膨らませてたんですが、なんかこう凝ってるとこ微妙にずれて揉んでくれる美容院のアシさんみたいな、うーん。
かなりエロオヤジなんだけどわりかし紳士だったりで、どどどどっちだよ!と、つんのめっちゃう感じが、今一つ萌え滾らんかった理由かなあ。
片や受けのほうは申し分ありませんでしたよ。
色香を振りまいてる魔性キャラの志岐。マグロ漁船に乗ってくるようなタイプからは程遠い、見るからにワケアリな志岐を見守っているうちに、すっかり惚れてしまった船長の浅倉…オッサンっていったってね、どうですかこの表紙の二人。むさ苦しさナッシング。
高階さんのイラストにかかるとこうも爽やかなオッサンと美しい志岐。いや志岐は美しくて正解なんだった。
でもってドイツのシャルケで大活躍中の某日本人選手にしか見えずで、楽しさ倍増しましたよ(´∀`*)ゝ

志岐が抱えていた問題は、彼続きのヘヴィな生い立ちからなるもので、それが予想外な駆け足であっさり解決してしまい、ちょっと拍子抜けでした。
もう一本のシャチに追いかけられるお話は文句なく面白かったし、漁船で暮らす男たちの生活事情やマグロ漁法のことなどがわかりやすく描かれていたんだけど、全体的に薄味な感じは否めなかったです。
シャチの話と別にせず同時進行にすればよかったのかもな~なんて思ったり。
そうか、まず36歳はオヤジじゃないんだ。(・∀・)そこだ!!

2

マグロ漁船っ!

初めて読みました。マグロ漁船もの。
っていうか、他に作品を知らないんですけどね。
確かに、こんなに男たちのエネルギーが溢れる閉鎖空間、BL的には刑務所並みに美味しいだろうに、何故少ないのかな。

お話も、志岐の小悪魔的エロさも、朝倉のカッコよさも、高階さんの美麗な絵と共に大変美味しく頂きました♪

これは、あれですね、「兄さん殺しちゃって、陸にあがったあとどうすんの?」とか、「あんなに謎っぽく引っ張っておいてオチはサクッとしすぎじゃね?」とか、「鯱は鯨の鳴き真似でごまかせるものなの?」とか、いろいろあるツッコミどころを華麗にスルーして、男たちの世界を堪能できた者勝ちですね。

私は、ともかく初めての「マグロ漁船」ってことでなんの予備知識もなかったんで、キッチリ楽しめました。

脇キャラが良い味出しすぎなんだもんっ!
オカマの剛三と嵐の中の漁の真っ只中でも祈りを欠かさないムスリムのサイードが、とにかく要所要所で笑わせてくれました。
剛三なんて、「きゃー、イヤー」と絶叫しながら手際よくサメをさばいちゃったりして何気に使える奴で、そのアンバランスさがいちいち可笑しくて続き仕方なかったです。

脇ばっかりが良かったようなレビューになっちゃったな。
朝倉もかっこよかったですよ。
特に、キレるとズボンを脱いでイチモツを出そうとするガキっぽさ(笑)
面倒見は良いくせにガキで、言動にも意外と整合性がなくて、コイツ本当に根っからガキ大将だな…ってかんじです。

とにかく絵が美麗だったんで、すべてのエピソードを高階さんの絵に脳内変換して読めてうっとりだったんですが、そうじゃなければ志岐がちょっと惜しいキャラだったかもしれません。
何がっていえないんだけど、何かが足りなかった…;

3

マグロ漁船BL

・2編に別れた作り。
・前半は志岐の魔性っぷりが鼻につくかも。
・ワケアリ志岐くんのワケがわかってからの展開がヤクザ絡みとはいえ、
なんだかあっさり。
・後半は、エコロジーを感じさせる内容
・くじらの鳴き声ってマネできるの?w
・主役を食ってる脇役たち。(良い味出してる!)

総評
前半のワケアリが重そうなイメージがあったんですが
兄の死により強制的に終了感。
殺人…な気がするんですが…そこで終わっていいんかい???
エロシーンが幸せそうだったんで、まあそれなりによかったかな。

1

中原さんの心意気に拍手

マグロ延縄漁船第六十四豊永丸。
漁労長がクリスチャンで、あまり理由を問うことなく船員を引き受けちゃうもんだから、船内はワケアリな男どもがゴロゴロ。
中でも25歳の志岐は、『イイ匂い』がする『魔性』な男。36歳になる浅倉船長も、いろいろと気になって仕方のない存在です。

というメインカップルもさることながら、脇キャラに大笑いさせてもらいました。
一番最初に志岐に手を出そうとしていた剛三。
「きゃーーーっ、嫌ぁーーーっ。鮫よーーーっ。ジョーズよーーーっ」
と叫びながら、上がってくる鮫を棒でペンペン叩いています。
そうなんです、実はおかまちゃんだったんですね。男らしくなりたいとマグロ漁船に乗り込み、逃げだそうとしながらも、それなりに順応しているんです。強いなぁ。
お次は、ムスリムのサイード。
嵐の中での揚縄作業中だろうが、時間が来るとお祈りを始めちゃいます。
なので、正座をしてひれ伏したまんまの格好で、右へ左へズザザザァァァーー……。波が来ようがマグロがはねようが、お構いなし。
この様子がありありと目に浮かんできて、いちばん笑いました。
陸に家族を残してきたコック長続きの浜やんと森末一等航海士は、大海原に南島カブ郎のこぶしの効いた歌声を流しているし、甲板員のフィリピン人はデザートのバナナを取り合っちゃうし。

国際色豊かでひとくせもふたくせもある仲間がいっぱいなわけですが、この仲間の中で事件が起こるわけです。
漁労長を脅すようにして志岐の『ワケ』を知る浅倉。
でも、船を下りた岡本から志岐の居所がバレ、とうとう過去と直接対決。

なわりには、予想以上にあっさり終わっちゃったんですが。
次の書き下ろしにも、ほとんど出てこなくて。
ですが、書き下ろしの方は、大海原でのファンタジックな出来事を書いて、ロマンチックな雰囲気になれます。

商業誌で、マグロだのオヤジだの、この辺が限界なのでしょうか。
それでも中原さんの心意気を感じることが出来るかな?

3

惜しいっ

うわーっ、マグロ漁船でのBでLですよ?
挿絵は高階祐さんときたもんだから
すげぇ期待しすぎちゃったのかも・・・。

マグロ漁船には不似合いな美しさをもつ
新入りの志岐
なにやらワケアリ?

船長の浅倉は、元ヤクザ。
アウトローだけども面倒見がよくてテクニシャンv

荒くれ者ども中、猫のように立ち回る志岐が
ものすごく良くてv
だからワケアリの“ワケ”の種明かしが楽しみでした!
でも蓋を開けてみたら、BLではありがちな中国マフィアだとか
なんとか拳の達人とか・・・
ドリーマーなマフィア展開OTZ

ああ、その枠から出ない作品なのね・・・
期待しすぎてしまったかな。

ワケアリの“ワケ”
抱えてる問題が大きすぎると逆に読者の体感想像を超えすぎちゃって
あんまり痛くないんだよね。ファンタジーの粋に入ってます。
もう少しリアリティ重視の“ワケ”であったら良かったのになぁ。
挿絵に高階佑さんを起用してることが
表紙から受ける印象がリアリティ系、シリアス系と
中身を勝手に読者が誤解しちゃうんだよね。
この中身だったら 蓮川愛さん、やまねあやの続きさんあたりに
描いてもらったほうがしっくりくるような気がしました。

4

労働問題と、ハードボイルドと、ファンタジーと、環境問題と

マグロ漁船だ、間違いなく男だけの世界です。

【ワケアリ】では、
艶かしい美しさのある若い男・志岐の“ワケアリ”な部分と、
乗組員の男たちを惑わすような色気が元で引き起こされる問題と、
彼にどんどん惹かれていく船長・浅倉のお話が描かれています。

マグロ漁の壮絶な様子、志岐の過去と現在、最終的には過去から解き放たれることになるわけですが、登場人物がそれなりに多くて個性的なためか、漁船の中という限られた空間で結構壮大なお話になったと思います。
オチがあっさり付きすぎた気もしないではありませんが・・・

【帝王】では、
晴れて恋人同士になった浅倉と志岐の奔放なエッチと、
漁場を荒らしに来た鯱の群れ事件とが交錯して、
見ようによってはファンタジックなくらいのお話になっています。
ちょっと現実から離れ気味っていう感じ(本当のことを知りませんからなんとも言えませんが・・・)
ですが、そこはそれ、海の壮大さとか、自然の驚異とか、果ては自然破壊の問題まで考えさせてくれたので、よしとしましょう。

元ヤクザのベテラン船長・浅倉はカッコよくて頼りがいがあるオヤジで、ステ続きレオタイプですが、志岐に手玉に取られるとキレてイチモツを見せたがるところなど、大変可愛い存在です。
なよやかで優男なので、一件女っぽく見えそうな志岐ですが、力も技も人一倍あり、エッチにおいては受身ではあるものの一歩も引かず、挑発までする積極性。結局彼の本性は見えたのかまだ謎なのか・・・

クリスチャンの漁労長、お祈りを欠かさないアラブ人のサイード、男になりたいオカマの剛三、コックの浜やん、などなど、癖はあるけど気のいいおっさんたち(ばかりではなかったのですが…)が、悲しかったり暗かったりしがちなメインストーリーを横から明るく引っ張っていってくれています。

3

この後、二人はどうなるの?


マグロ漁船!
それも遠洋!

ワケアりな男ばかりの船の中
とくに目を引く美青年・志岐

マグロとの死闘もすごいけど、
志岐の「ワケ」が、なかなかのもので、銃撃戦での殺し合い、

書き下ろし「帝王」は、地球環境にまで思いを馳せる、壮大なストーリー。
クジラの歌だって歌います。

そして、なんと言っても、
エロスイッチ入った朝倉の、本気のオヤジセックスが、愛情もたっぷりでねちっこい。
一度自制心をはずすと、もう、メロメロに、舐める,とろかす、甘やかす
やっぱり、どうせ読むなら、こういう幸せなエロで、幸せ分けて貰いたいよね。

それにしても、取り敢えず船の上では、幸せなバカップルな二人だけど、あんな事しでかして、このままですむわけないだろうに。
まあ、それはまた別の話で、たとえ束の間でも、この幸せを味わっておけばいいのさ。

4

もうちょっと包容力を!もうちょっと大人げを!

舞台は大海原をひた走るマグロ漁船。
船員だけで30人弱いる延縄漁業の大きな船のなかは、様々な人間ドラマが繰り広げられています。
幹部である船長というポジションにいる浅倉は、少し前に来たぺーぺー船員・志岐が気になります。
綺麗で男のくせにいい匂いがして…笑
他の船員にも秋波を向けられている彼が、少しだけ心配な模様…。
なおかつ、浅倉自身もたしかに志岐の美しさと心根に惹かれているのです。

再三注意をしていたのに、志岐は機関長の岡本と関係を持ってしまいます。
決して流されるタイプでもなく毅然としている志岐ですから、合意の上なのは明白…、せっかく追い払ってやったのにちっとも辛そうでなく、むしろ誘うような志岐にとうとうキレて志岐を蹂躙してしまいます。
んー…、私にはこのあたりの行動が納得できなかったです。
体目的ではなくほんとうに好意があるのなら、岡本と同じようなまねをするのは、ちょっと違う…。
ちゅー止まりくらいで充分、浅倉の本気度や岡本との違いは示せたんじゃないかと思います。
36歳か…、うん、もうちょっと包容力がほしいですね。

志岐のキャラもちょっと謎めいて続きいます。
岡本とは脅されてるから関係を持った…で分かりますが、浅倉にビッチキャラで接するのは一体…?
浅倉はちょっと頭オカシイけれど優しくて良い人なので、志岐が浅倉に惹かれる要素は充分ですが実際にどういう風に惹かれていくのかな…という点が、浅倉視点でも志岐視点でもあんまり描かれていない気がしました。
もしや実際に寝てみて良かったから…とか…!? ←
まさかそれはないだろうと思いますが…、振り返ってみると、この二人は
浅倉が志岐を気にかけ、声をかける…または志岐におちょくられて「犯すぞ」と返す…これ以外の会話があまりないんです。
だからでしょうか…、知らない間にお互いをかなり愛しんでいる仲になっているような気がします。
マグロ漁船という一種の閉鎖空間がそういう意識を高めていくのでしょうか?

志岐が逃げ出した異父の兄というのが容赦なく非道なキャラ、また中国人ということもあって、一瞬沙野先生の花シリーズの彼が過ぎったのですが…
ごめんさい、勘違いでした、兄はただのマザコンです…!!笑

うーん…うーん…人ひとり…しかも兄を殺して、これから幸せになっていいのだろうか?と思わなくもないです。
殺すという方法では開放は絶対にないと思います。
うーん…でも浅倉とのエロスがなかなか良いのでそこらへんはスルーで…。(え
浅倉は微妙に大人気ないですが、やっぱり髭が良いです。
なんかお父さんな匂いがしてきそう!志岐に「お父さん」発言された時も喜びまくった人がここに…笑

4

マグロ漁船にエロおやじ

「愛しているにもほどがある」の後書きで、次はマグロ漁船ですよ
の予告に、その登場人物青葉の漁船時代の話かと思っておりましたら、
船長朝倉と、その名の通りワケアリの美成年志岐のお話。

あんな狭い船室の中で、あんなエロエロしちゃっていいの?
思わず心配してしまいました、余計なお世話。
フェロモンで船員を悩殺する志岐は、きれいなだけでなくちゃんと力仕事もこなせる青年です。
彼は中国マフィアのような感じのお兄さんに恨みから飼われているところを
逃げて漁船に乗ったのですが、
それをネタに関係を強要する機関長岡本から助ける朝倉。
南アフリカのケープタウンで、志岐の兄永祥が奪回に現れます。
これは、岡本の通報によるのですが
一体岡本は不便な船の上でどうやって永祥の連絡先を知って通報したのか?
とか、突っ込みどころもあるのですが。
その兄永祥や手下なんかも、みんな死んじゃうんですが
家と商売が裏稼業だけに、志岐も朝倉も、漁が終わって帰国したら
命狙われるんじゃないか?と心配でなりません。
そういった点もあるものの、単純に汗臭い男の世界でのエロという点は
十分萌えさ続きせていただきましたよ。
オカマの剛三さんや、冷凍長や料理長など脇を固める個性的な面々の登場が
船の雰囲気を明るくしているのが楽しかったです。
なんですが、ストーリーのあまさに少し辛口の萌え寄りの中立です。

7

大変楽しゅうございました。

攻・マグロ漁船の船長 浅倉(36)
受・マグロ漁船新人の乗組員 菅原志岐(25)

マグロ漁船に乗り込んでくるのは、一攫千金を狙うものか、陸には居られない理由を持つ者か。
存在自体が卑猥な新人船員の菅原志岐には「ワケアリ」のニオイがありました。

ヒゲ、筋肉、ガテン系のオヤジばかりが押し込められたマグロ漁船に、細身の体、恵まれた容姿、女形の役者が持つような色気のある25歳が乗り込んだら…そりゃもう大変ですよ(笑)。
愛妻家の料理長が浅倉に「なんとかしてくれ」と泣きついてくるくらい、フェロモン撒き散らしてます。

浅倉が過去に乗ったマグロ漁船で、一般船員が幹部船員に輪姦されて海に飛び込んだ経験があり、志岐を「気をつけておかないと」と思って様子を見ていたのに、気づけは自分がハマってしまった(笑)。

志岐も浅倉に懐いてるようですが、胸に抱えているものを明かすほどではかった。
偶然同じ船に乗っていた岡本は、志岐の秘密を知っていて、それを楯にセックスを強要します。

岡本との行為で精神的に追い詰められ、食事も取れなくなってしまった志岐。
それを知った浅倉は止めよう続きとしますが、志岐は何でもないことのように笑って浅倉の助け舟を断ってしまう。
だけどワケアリな志岐には限界が来ていたようで、その10日後に岡本を船から突き落としてしまいます。岡本が救助されたことで「もう終わりだ」と諦めきってしまった志岐。

志岐は裏家業を強要する実の兄から逃げてマグロ漁船に乗ったのでした。

漁船がケープタウンに寄港したとき、岡本が志岐の兄を連れて現れます。
一人で兄に会いに行った志岐。
追いかけてきた浅倉に銃を向けさせ、「打て」と命じる兄。
兄には逆らえないが、志岐には浅倉を打てない。
志岐が自分のこめかみに銃口を押し当てたとき…。

中国マフィアの関係者かと思わせる兄に、マグロ漁船の船員が立ち向かう…オヤジだけど、カッコイイねぇ。

書き下ろしの「帝王」は後日談。
マグロ漁船の前に現れた鯱の群れのおかけで、マグロは揚がらない。
鯱の群れとの戦いに、志岐の隠れた(?)才能が効果的に働きます。
浅倉は志岐に翻弄されてますね。

全編を通して基本はシリアスなのですが、脇キャラの料理長とか、所かまわず祈りをささげるアラブ人船員とか、強面むくつきなのに人見知りなオカマとか。
個性的過ぎる脇役達の登場場面は、ププって笑ってしまう。

買ったばかりなのに、もう再読しちゃいましたよ(笑)。

4

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