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表題作騎士と野獣

水嶋奎吾 二男27歳  (水嶋大雅 三男21歳)
水嶋真海 長男28歳

その他の収録作品

  • 酒と薔薇の日々

あらすじ

「どっちが真海を気持ちよくさせられるか、勝負しようぜ?」外資系メーカーに勤める真海には、同じ会社勤めで一目置かれているエリート・奎吾と、大学生ながら人気上昇中のモデル・大雅という、魅力的な弟が二人。過保護な奎吾、甘えたがりな大雅―どちらも真海には大事な弟なのに、ある事件をきっかけに、三人のバランスが崩れる。よりによって弟の手で感じてしまうなんて! 家族よりも深い絆――それは究極の恋? オール書き下ろしv
出版社より

作品情報

作品名
騎士と野獣
著者
岩本薫 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
不器用な純情
発売日
ISBN
9784862636393
2.9

(13)

(0)

萌々

(2)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
6
得点
36
評価数
13
平均
2.9 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

狼に兎と思わせていたが、狼は兎でないと知っていた

今回は家庭内3角関係、熱情シリーズの第4段です。
長男をめぐって、二男と三男が激しい火花。一体誰がGETするのか?
終盤までハラハラして面白かったです!

長男の真海は外資系会社の広報に努めるサラリーマン。弟達に比べて体格も普通で、きれいめの顔立ち。
二男は長男と同じ会社の違う部署に勤め、背の高いメガネに三つ揃いスーツのエリート。
三男はそのワイルドな容貌で大学に通いながらモデルの仕事をしています。
母親を早くに亡くし、母代りをする真海に対して弟達は完全なブラコンです。
二男が長男と同じ会社に勤めるのも、いつも長男を守ってあげたいからみたいです。
三男も、将来はモデルはやめて長男と同じ会社に就職すると言い出す始末。
このお兄ちゃん、本当によくやってます。
こんなに家のことしっかりやって弟達の面倒見ていたら、きっと自分が恋をする暇もなかったんでないかな?と思いましたが、そこに触れる話は出てませんでしたね。

お話の半分以上が仕事の話で進んでいきます。
一体いつラブが現れるの!?とやきもきしておりましたが、その仕事の場面や家庭の場面で、弟達の執着ぶりをとくとくと見せていたのです。
兄の気持ちについては具体的な表現はなかったのですが、彼の立ち位置が、最後の結末を迎えるにあたって、なるほど!と思わせる作りになっていて、すぐれものです。
=会社の新たなプロジェクトにフランスからゲイのアーチストが来日し、そのお世話役をすることになったお兄ちゃん=
というのが兄弟の均衡を崩すきっかけとなっております。
この兄弟、実はお兄ちゃんだけ養子で血が繋がっていなかったのです。
弟達はそれを知っていて、二人ともお兄ちゃんが好きでしたから共同戦線を張って抜け駆けしないようにしていたのですが、例のアーチストがお兄ちゃんにちょっかいを出したことで均衡が崩れて、兄弟3Pに近いことに!!
いや~ハラハラドキドキしちゃいました。
その後、お兄ちゃんが自分の気持ちに気付いて・・・
あぶれた片方、悔しいですがリベンジを狙ってあきらめていないようです。
かわいいな~☆

なかなかエロも出てこなくて、最後の最後にやっとという感じですが、ストーリーがしっかりしていて、もうエロなくてもいいっって思えるほどの良いストーリー展開でした。

7

快感のユニゾンだが、しかし残念すぎるっL(゚□゚)」

熱情シリーズ4作目は
騎士みたいな次男と
野獣みたいな三男に
愛されちゃう長男受けのお話。

ひとつ屋根の下、三兄弟の三角関係vむほっv
次男は1歳年下エリートメガネリーマンで
三男は6歳年下大学生でモデル
なぜだか長男だけが華奢で女顔w
早くに亡くなった母親の代わりに家事をこなし
弟達を支えてきたはずなのに
弟達は、すでに守られるべ弟ではなく、男になっていたわけですよ。
長男の気づかない間に、次男と三男は紳士協定を結び
じっと長男を守ってきたわけです。
その均衡がやぶれるときがきちゃうわけですよっっっ。
いい感じのところまでいくんだけど・・・
くぅーーーーーーーーっ!惜しいっ。
そうだよねそうだよね、岩本ワールドだもん
本当の兄弟じゃないとか
どっちかきっちり選んじゃうとか
残念すぎるっL(゚□゚)」
長男よビッチであれ!

1

3pの様で

話はきちんとしてます?若干??というところもあるけど仕事の話などもきちんと描かれています。弟の一人が同じ会社ということもありますけど。
早い段階で弟二人が兄をそういう目で見ていることはわかりますが、兄はま~ったく気づいていない風です。
3Pっぽいのは下の弟(野獣?)が抑えきれずに兄を襲ったところに上の弟(騎士ね)帰ってきて、弟に挑発されてフェラしてしまうところくらい。
どうなるんだろう?まさかこのまま仲良く3P?と思う間もなく、弟二人に恋愛対象と見られていたことと弟達が真実を知っていたことを知った兄は、なぜかあっさり自分も昔から上の弟を好きだったことに唐突に気づいてしまいます。なのでそのままあっさり二人はくっついてしまいます。それでも躍起になって二人の邪魔をしようとする下の弟が不憫……。下の弟と当て馬フランス人がくっつくのかなぁと思ったのですがそういう続編はなさそうですね。

1

珍しい

自分の感情を押さえる傾向のある大人タイプと
相手を振り回すけれどワイルドで魅力的な子供タイプと
二人のヒーローがいたら恋愛で勝つのは大抵後者です。

これは!珍しく!!誠実な大人タイプが勝利するストーリーです。
個人的な意見ですみませんがそれだけでもう嬉しい。
受もはっきり一人を選ぶのが好感度が高かったです。
成り行きに流されたのではなくきちんと選択し好きな相手と寄り添ったと感じました。

0

三つ巴じゃない?!

主人公は愛海さん。
愛海には、弟が二人いる。
一人は、同じ会社に勤める眼鏡のクールな奎吾。
愛海が入った企業に、後から勤め始め、出世コースに乗っているエリート。
もう一人が大雅。
まだ学生ながら、モデルのバイトをしていて、それなりに売れっ子。
ただし、ブラコンで愛海のお弁当を持って、撮影に出向くという徹底っぷり。

と、ここまで読んで、これはどう考えても三つ巴なのかしら?と考えたんですけど。

途中から、大雅に対する気持ちよりも奎吾に対する気持ちの方がどんどん大きくなってきていて、なんだ違ったんだ。
と一安心。
でも煽りとか、かなりそれっぽいことが書いてあるので、「三つ巴が読みたい」って思って買った人にはかなり拍子抜けな結果なんじゃないかなあ、と心配になったりしました。
個人的には、三つ巴がよくわからない派なので、これはこれでよかったと思うんですが、それならばここまで引っ張る必要はなかったんじゃないか、とか言われたら、ちょっと中途半端な作品だったのかな? という気も。

その他は何も問題なく、面白く読めたので、三つ巴っぽいけど、三つ巴じゃやい話が好きな人にはストライクなんだと思います。

0

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