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表題作あなたの隣に座らせて

鷹宮信仁
亜澄

あらすじ

一目惚れした椅子が手に入らず、ヤケになって悪酔いした亜澄を介抱した男は…ナント、例の椅子を手掛けた本人・鷹宮信仁で~!? 大人の色気で迫る信仁と、子犬のような可愛さで魅了する亜澄との恋のバトルは…!? 秘密のショート描き下ろし付き。
出版社より

作品情報

作品名
あなたの隣に座らせて
著者
蓮川愛 
作画
蓮川愛 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイコミックス
シリーズ
恋愛操作
発売日
ISBN
9784835216478
3.5

(6)

(1)

萌々

(3)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
20
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

椅子のある空間

これは…一目ぼれした椅子から始まった、
ちょっと粋な年の差カップルの、ハートフルでおさまりのいいお話です☆
攻様・仁さん…出会った当初はジェイソン(!?)まがい、
よくよく見りゃ~ちょい色男な大人で、新進気鋭のインテリアデザイナー氏。
受様・亜澄ちゃん…見た目も行動も、まだまだお子様、
犬っころ並の素直元気で大の大人を翻弄してます、自覚無いけど(笑)
ちょい大人と、ちょい子供、年の差加減もちょうど良い☆
読んでてふんわりと読後感もよろしい、とにかくおさまりが良いんです。
そもそもの出会いが、(おさまりの良さそうな)綺麗な椅子との出会いがきっかけで…
出会ってから付きあうまでが(顔見知りから恋人までが)
時間も空間も、二人の距離感も、本当に何もかもが、
ナチュラルに着々と(!)キレイにおさまり良く進んでゆきます。
(↑もちろん、不自然さなんて無しですよっっ。)
友達未満&知り合い以上から、友達以上&恋人未満関係までの、
一番やっかいなこの時期でさえ、既にデキちゃった恋人っぽい(驚)
何というか…パーソナルスペースに、すとーんと…
ちゃっかりおさまっちゃってる感じなのよね。
デキちゃうまでの距離の取り方が、ともかくさらりとと鮮やかなカップルです。
そういえば…亜澄ちゃんの言葉も、すとんと可愛く心にしみいるらしいです。
ありがちなお話が、ここまで微笑ましいのも珍しい☆
そうそう…こちらのカップルはめでたく成立しましたが、
チョイ役の美形オーナー氏と、眼鏡デザイナー氏!
彼らのその後が気になる方は「恋愛操作」を読みましょう☆
(↑こちらはスピンオフ…というより、本編です。)
さて…お楽しみのエロですが、仁さんはともかく(失礼…)
亜澄ちゃんがエロ可愛かったなぁぁ☆

0

一脚の椅子との出会いから始まる恋! 『恋愛操作』の前作品‼

蓮先生の作品は大好きです。
独特で綺麗な、雰囲気ある絵柄はもちろん、その絵に息が吹き込まれた時の魅せ方が抜群で!
その素晴らしさをいつも実感させられます。

今回のお話も、一脚の椅子の出会いから始まる恋と…運命的なドラマチックなお話ではあるけれども、何気ない日常にすっと溶け込むようなお話の展開は、やっぱり上手だなあと思います。
どの作品でも思うんですけど、
この懐かしさをふくましたような、不思議な雰囲気の描写が凄く大好きで、
どんどん世界観に引き込まれ、目が離せなくなる心地よさがたまらない作家さんです♡

『恋愛操作』シリーズとつながる、このカップル!
『恋愛操作』は、大人なのに、不器用過ぎて、すれ違いばかり、焦れったい感じなんですけど…
それはそれで面白いんですけどね(笑)
この前作品は、また違った世界観で、私的にはこのお話の方が好きだったりします!

内容は、椅子職人(家具デザイナー)の信仁×大学生の亜澄の年の差のお話です。

きっかけは、亜澄が一目惚れした、信二が作った一脚の椅子から出会いが始まります。
出会いは最悪、最低な奴だったのに、信二の事を知れば知るほど、魅かれていく亜澄。
いつも子供扱いで、意地悪くもあるんだけれど、
手に職を持った大人で、カッコ良くて、優しくもあって、温かくて…
最初は信二の作った椅子に魅せられただけなのに…
信二自身にそれ以上に魅せられて…
好きになり過ぎて…絶対に振り向かせてやるって思う!
亜澄の真っ直ぐさが凄く好きです。
でも、なかなか素直にはなれないんです。
やっと気持ちが伝えられたのに、信二も嫉妬やヤキモチを焼く位、同じ気持ちだということになかなか気がつかない亜澄⁉
この、天然っぷりが可愛くて仕方がなかったです。
椅子には、常に素直に気持ちを伝えるんですけどね(笑)
いつも一生懸命で、絶対に嘘をつかない、真っ直で率直な亜澄!
子供っぽいけれど、魔法のように、いつも信二の胸に響く素直な言葉は、信二をも温かく癒し包むんです。
椅子職人としての苦難を吹き飛ばし自信に繋がり、大切な志をも思い出させてくれるんです。
亜澄は気がついていないけど、信二も十分に亜澄自身に魅せられて好きになったんですよね。

信二は、本当にカッコ良く、大人で包容力もあって好きなキャラでした。
亜澄と恋人関係になってからの、独占欲丸出しで、ヤキモチ焼きな所が、反対に亜澄にベタ惚れぶりが伝わってきていいんです。
甘え上手でもあるから、キスをねだったりするシーンは萌でした(笑)
友人の啓が意地悪をしてきても、大人で冷静!
そしていつも亜澄の気持ちを察し、言葉と行動で温かく包む安心感は絶大です。

生き方も年齢も全く違う2人が、『椅子が好き』という一つの接点から、椅子をかえしてお互い自身に魅かれていく…
だんだん、空気感が似ている2人に、私自身も魅せられて、心地よい世界観にどっぷりハマっていました(笑)
エロは少ないんですけど、充分萌を感じれました。
とても可愛らしいくキュンキュンさせられる、ドラマチックな恋愛ストーリーです。

この作品を読んだ時には、啓のお話はまだ始まっていなかったので、なんて嫌な友達なんだって、読んでいてムッとしたものです(笑)

短編の高校生のお話も、青くさい若さゆえのお話になっていて好きです。キスひとつないのに、恥ずかしい気持ちになりました。

今レビューした作品は旧版になります。新装版がでているので、『恋愛操作』と一緒に読んで頂けたら、なお面白いと思います。

0

お兄さんの話が読みたいなぁ。

「恋愛操作」の2人もちゃんと出てます!!

歳の差カップルだから、どうしてもガキ扱いされてしまうんだけど
相手だって結構我慢してる部分もあるんだぞ的な。
そのガキ独特の素直さとか、直球でくるところなんて結構毒?!(笑)
まぁお似合いのカップルなんです。

後半は恋愛操作の2人も含めたお話でしたが
結構イジワル山代さんなのでした。
今まで自分が一番鷹宮の事を解ってる。
だけど横から来たガキにその位置を奪われたのがチョッと悔しかったみたい。
それを奥村に指摘されるわけですが、
この頃から私は奥村×山代の方が好きなんだ~。
やっぱり大人同士が好きvv

そして途中出てきた鷹宮のお兄さん。
こちらも結構な男前でして。
このカップルの続きも読みたいなぁ。

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