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表題作BLT ボーイズラブトラブル

堂島信也 WPPの社長兼編集長 29歳
臼井三鷹 新人マンガ家

その他の収録作品

  • ザ!わき役!?
  • ラズベリーダイアリー⑥

あらすじ

男だらけの編プロ・WPP社長兼編集長の堂島は、昔馴染みで大手出版社BL雑誌編集長の如月に、下請けでBL雑誌創刊を依頼される。BLの『び』の字も知らない男たちで無事発刊出来るのか?! そんな中、堂島は同じマンションに住む美貌の新人漫画家・三鷹(♂)に声を掛ける。BLを馬鹿にする三鷹を、無理矢理身体でねじ伏せ、言うことを聞かせる堂島だが…!?
出版社より

作品情報

作品名
BLT ボーイズラブトラブル
著者
東里桐子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
ISBN
9784861343629
1.6

(3)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
2
評価数
3
平均
1.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

負けるな三鷹くん

オトコばかりの編集部にBL雑誌の出版依頼が来たので・・・というお話。

言いたいことはわかる、キャラもみんな立っていると思う、絵柄に関しては東里さんの絵が好きなので作家買いしているくらいだから問題なし、そもそも三鷹くん(漫画家)は超好み、でも、中立です。

なぜなら、レイプだから。
レイプそのものがいけないことはわかっていますが、そこはファンタジーの世界なので、私としては必然性があればそういうシチュエーションがあってもかまわないと思っています。
しかし、今回は必然性を感じませんでした。
大抵は始め???って思っても、途中でなぜそうする必要があったかのフォローがあるのですが、そのフォローですら説得力が無かったのです。
ほかに方法は無かったのでしょうか?
それこそ、三鷹君が始めっから堂島のことをなんとなく好きだったとか、それくらいの理由でもあればましだったんですが・・・
まぁ、閻魔さんが堂島を投げ飛ばしてくれたのと、三鷹くんがまだ自分を保っているので、“しゅみじゃない”にならずに済んだかなと思います。
これで堂島にほだされちゃっていたらなんぞー?って思っちゃいますが。

2

こんどはBL編集

ラブレシピから変わって、またしても漫画編集モノ。
男ばかりの編集部でBLを作ろう!がテーマなこの作品。
あ~っというまにオカシナ方向に行ってしまった感じですね(*´-ω-`)・・・フゥ
というか、このまま終わってしまうのか。。。という感じですが、最後はムリやり強引に終わらせてしまった感もあり。

BL編集を押し付けられてしまった攻が、新しい作家発掘のために動く。
自分と同じマンションに、漫画を描いている奴がいるといってみれば、そこには美青年。
「身体で感じるのが一番わかる」とのっけから強姦し、恥辱の限りをつくしてしまう。
「描くっていわないと犯すぞ」と脅し、描くといっているのに犯すという不条理www
その後も訪ねてきては身体の自由を奪い・・というところで、
俺様何様を抜きにしてもちょっとやりすぎましたね。
受の子の愛が芽生える前に話も終わってしまったかんじ。
攻が恋に目覚めるのはいいけど、「好きだ」のウィンクがムカつく(笑

個人的にはすごく好きな作家さんなんですが、今回はなんとも・・でしたね。
編集をメインにするのか、この強引な攻さんが恋に翻弄されて~なのか、どちらかにテーマを絞ったほうがまだうまくまとまったかも。
設定的には面白いだけに残念です

1

愛はいずこに?

きれいな表紙につられて衝動買い、初読みの作家さんです。
BL雑誌を発行することになった下請け会社の編集長と、新人マンガ家がカプですが、編集長についていけず、今回「趣味じゃない」なりました。
残念。。。

堂島は下請けで雑誌をつくる会社の社長兼編集長。
出版社から男性が造る、リアルを目指したBL雑誌の発行を依頼されて動き出します。
メンバーがそれぞれの得意分野で、仕事を進めるのに対して堂島はたまたま同じマンションにマンガ家が住んでいるということで、そこへ出かけます。
いたのが、臼井という見かけとても美男子のファンタジーを描いている新人マンガ家。
そんな低俗なものは描けないと拒否する臼井を堂島は、需要と供給だ、きれいごとだけじゃ仕事にならないと、怒りにまかせて強姦、無理やり仕事を引き受けさせます。
外見のせいで、あまり人と本音の付き合いをしたことがなかったらしい臼井は何度も堂島にダメ出しされては怒り、たびたび強姦のように犯されては怒り、臼井に手を出す堂島の気持ちも見えてこなければ、臼井も犯られっぱなしで、欲求不満のはけ口?としか思えない絡み。
おばさんのあたたかい一言や、同じ歳で努力して成功しているゲイパブの舞が、臼井を成長させてファンタジーの仕事もBLの仕事も上手く描けるようになるのですが、そうなると堂島が今度は臼井を拘束しだして自分のものにしようと臼井の反感を更にかう。
こうなってくると、堂島の会社のメンバーもキレ始めますが、読んでる読者の自分もイライラが倍増。
作者様の察してよ~的な意図はわかってるのですが、どうにも堂島に共感部分を持てなくて。
最後の最後に、「好きなんじゃないの」と他人に言われて初めてわかる堂島に、そんな終わり方でいいの!?と突っ込む自分。

出版社の苦労や、マンガ家さんの苦労など、きっと作品の中には描かれていて大変なんだろうなと思わせる部分もたくさんあります。
堂島が臼井の才能に気が付いて、本人を愛しているのか、才能を愛しているのか、臼井が不満に思っていることもわかります。
いつまでも下請けではなく自社発行が夢だという堂島が、自分が見つけて惚れた才能を自社出版の一号作品にしたいというこだわりもわかります。
部分分を抜き出せば、それぞれに納得して解るなと共感できる部分は多々あるのですが、それが全体になった時に、欲張りすぎてバラバラになった感があり、「愛はどこにいったの?」と基本部分が飛んで行っていることが、どうしてもひっかかる作品になってしまいました。

脇役さん達はとても個性的で、「ザ!わき役」の中でも紹介されているように、彼らのツッコミがなければ本編進んでいかなかったであろう位に、とても重要な役割をしてました。

3

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