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表題作恋のゆくえ ~カフェものがたり~

司法試験勉強中のカフェのホールバイト・舞川達樹
オフィス用品ネット販売会社の新入社員・佐々木千里

あらすじ

会社から歩いて五分。足しげく通うカフェに、千里の好きな人がいる。舞川という名のウエイターだ。見てるだけでいい。成就することのない片想いだっていうのはちゃんと分かってる。だけどある日偶然、カフェの外で出会った舞川にご飯に誘われて、キスされて(!)、押し倒された(!!)「だってお前、全身で俺が好きだって言ってるし。据え膳喰わぬは男の恥」――って、ぼく、告白なんてしてないよ?
出版社より

作品情報

作品名
恋のゆくえ ~カフェものがたり~
著者
森本あき 
イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
恋のゆくえ ~カフェものがたり~
発売日
ISBN
9784796400206
2.7

(7)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
17
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

天然受様には勝てません?!

今回は司法試験勉強中のカフェのウェイターと
オフィス用品ネット販売会社の新入社員のお話。

見ているだけの片思いからまずは友人でと言われるまで。

受様はオフィス用品ネット販売会社の新入社員。
もともと人づきあいが苦手な受様は
年配の女性ばかりの職場にまだ慣れずにいます。

そんな受様の楽しみはあるカフェでのランチ。

そのカフェはオーナーの趣味で
プリンスエドワード島の写真が溢れ、
アンフリークのリピーターが絶えない上、
ランチは安価な値段で美味しくて、
シェフもソムリエもウェイターもイケメン。

開店前から行列ができる話題のカフェなので
男性である受様が一人で並ぶのは勇気入りますが
受様が通うのはある目的が有ったから。

その目的とはカフェの男性ウェイター。
いつも愛想が良くて笑顔が耐えない彼こそ
今回の攻様になります。

受様が彼と話すのは挨拶と注文と会計の時位。
彼の個人的な事は何一つ知りません。

攻様と出会って目が会った瞬間に火花が散った受様。
カフェでの顔以外を一切知らなくても
受様は攻様に胸をチリチリ焦がす恋をしていたのです。

見ているだけで満足していた受様ですが、
ある夜偶然、夜の準備をしていた攻様に遭遇ます。

ランチの接客時より砕けた会話に
攻様の新たな面を知って喜ぶ受様ですが
攻様も受様に興味津々な様子で
別れ際には休店日のランチに誘われます!!

どうしよう…どうしたらいいんだろう?!
行きたい願いと行きたくない理性が葛藤する受様。

こんな内気な受様の恋は成就するのでしょうか?

森本さんの新シリーズになります。
カフェを舞台にしたシリーズで三作で完結予定。
本作は店員×客ですが、
次作は店員同士になるらしいです。

人付き合いが苦手でおしゃべりも不得手な受様ですが
かなり鈍くて反応がちょっと遅いだけ(笑)で
言いたい事が言えないない訳ではないので
二人の会話のかみ合わないさがまた面白かったです♪

出会った瞬間の一目惚れを信じる受様と
いろいろと知らなくちゃ恋は出来ないと言う攻様。

しかーし攻様は
二人の関係はお友達からと言いつつも
受様をお風呂に引っ張りいれて手コキしたり、
指入れちゃってるしてるのですよ?!

ホントにこんな男で良いのかと疑いつつも
既に天然系な受様の行動は攻様を呷りまくり。
まとまったら苦労するのは絶対攻様っぽいので
どっちもどっちなのかもしれません。

次巻はメインカプではないそうですが、
続編が載るそうなので楽しみです♪

今回は本作と逆バージョンで客×バイト店員で
妃川螢さんの『恋の花2』をご紹介♪
2巻目がおススメカプはコレのみでOKですよ。

0

そこで終わるのかぁ…

シリーズものとは知らずに、イラストの綺麗さに手を取ってみたんですが。
シリーズ一作目だったのでセーフ(笑)

今時女子でもいない天然乙女な千里くん。
会社近くにあるカフェに足繁く通うには理由があった。
それは、そこで働く舞川に会いたいがため。
『パチン』そう音がして、一瞬で恋に落ちた千里ですが、彼、ネガティブです。
諦める、の一点張り。

一方舞川は千里とは恋のスタンスが違っており、彼は知って恋をしていくタイプ。
……でもさー。それだけ千里を気にして手出してんだからさー。もう好きでいいじゃん。
いちゃいちゃしよう、かわいい、とか言いながらまだ好きじゃないとか…煮え切らん!
エッチのやりとり(天然で誘ったり、強引だったり)はすんごーく楽しいのに、好きじゃない発言がひっかかって残念…。

攻めも受けも決して嫌いじゃないタイプなのになぁ。
恋のスタンスなんてもうどーでもいいじゃん、と言ってしまえばこのお話を否定する事になってしまうんだろうか…。

最後はちゃんとまとまるのかと期待していたんですが、結局恋人にはならないまま終わってしまった。
シリーズだから次に持ち越しか!と思ったら次の主役変わってた…。(ちゃんとこの二人のその後のエピソードも収録されてるようですが)

千里が天然で誘うところと、それに煽られる舞川が楽しかったので、萌にしましたー。

0

序章感、なのかな?

盛り上がるポイントを今か今かと思いながら読み進めていると、あれ?終わっちゃった!? みたいな感のある作品でした。シリーズものの一冊目らしいので、これから盛り上がっていくのだとは思いますが。

カフェのウェイターとランチに通う新人サラリーマンくんとの恋のような恋未満のような関係のおはなしですが、それぞれの恋愛に関するスタンスの違いから来るズレを中心にして描写しているという感じです。

しかし、色々な設定がちゃんと活かされてないような、置いてけぼりを食らったようなままで話が進行し、「萌えどころ」がちょっと微妙です。シリーズ続巻でもっと盛り上がるといいな。

0

恋に落ちたら

BLに求めるものは人それぞれですが、「純愛」この部分は皆さん共通ではないかと。
たとえ登場人物にどんな恋愛遍歴があろうと本物の愛が生まれれば・・・
森本さんのカフェを舞台にしたシリーズの第一作。
この作品、一巻だったからなのか「愛」というより「恋」に視点があてられているようです。
恋愛初心者の天然可愛い子がウェイターに恋して、二人の関係がつながるお話。
客という立場でしかない彼が想い人と親しい関係をどう築くかがポイント。
築くといってもとりあえずなんとか?・・・というのが読後の感想。

対人関係に臆病な主人公、イマドキ女の子でもいないかもくらい乙女な印象が強いです。
それというのもいざ二人になっても、相手が行動起こさなければ何も起きないほどの初心者。おかげでストーリーの歩みがカメ・・・

あまり濃密なのを期待してると総スカンくらったような気分になるので注意が必要です。
人づきあいもままならない今回の主人公なので、それになんとか合わせて接する努力をしてくれる想い人は、初心者をいきなり~な攻め様の多いBLでは人道的なほうです。
いろいろイタズラしちゃってますがv

「恋に落ちる」と「恋をする」を丁寧に描いてます。
可愛い子受けがここぞの場面で世慣れた攻めを翻弄していく天然っぷりが面白おかしく読めました。

素直じゃない天然受けとモテ男のやりとり、一部、以前読んだ他の作品とデジャブというか同じ?だったこともあり評価は弱冠低く中立に。

シリーズは今後カプを変えて続くそうなので、番外編に二人の関係の進展を期待したいです。

2

うあぁぁぁ(´□`;)恋愛観の相違~。

パチンと電気が走ってひと目惚れしたカフェ店員♂の顔が見たくて
毎日通いつめてる乙女受け♂のお話。

またこのカフェ店員攻めも、なんだか軽い感じで
乙女受けに近寄ってきます。
まあ男同士という問題はあるけど、好きな相手に脈があれば
素直に喜んで有頂天になってしまうものだと思うのですが
この乙女受けは、ネガティブにネガティブに引いちゃうんですよね。
つっか!好きな相手に濃厚なキスされたら、それでハッピーエンドなんじゃ?
と、思うのですが忘れなきゃって努力する意味がわからないのです。
人通りのあるところでキスをかますカフェ店員攻めにもびっくりですけど。

受けは『恋に落ちたくて』
攻めは『恋をしたい』
この相違を描いているのはわかるのですが
あまりにも恋に臆病な超乙女思考な受けには辟易。
自信家な俺様攻めにも辟易。

ご都合主義なラストにも、ぽかーんです。
突然会社が休みになるとか・・・そんなミラクルな設定って必要ですか?


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