傲慢上司×新米部下が贈る、セクシャル・ラブ!

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表題作淫らな愛のとりこ

オスカー・ゲルティ・クリーゼル
中森景(ドイツ家具メーカー「シュトルツ」の社員)

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

中森の前に、新プロジェクトのため上司・オスカーが出向してきた。以前、中森に声をかけてきた紳士的オスカーと再会し、嬉しく思う中森だが、二人きりなると意地悪やセクハラをされてしまい…。
出版社より

作品情報

作品名
淫らな愛のとりこ
イラスト
日向せいりょう 
原作
桂生青依 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044543037
3

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萌々

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(3)

中立

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趣味じゃない

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レビュー数
2
得点
9
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

強気な紳士×意地っ張り。

都内のホテルのロビーラウンジでで初めて出会ったオスカー(攻め)と景(受け)。
家具メーカーに勤める景は、ラウンジにある様々なテーブルや椅子を見て、中でも隣にあるテーブルと椅子があまりに素敵でずっと眺めていた。
そしてその隣に座っていたのがオスカー。
あまりに熱心に家具を見ていたので景に声を掛けてきた。
初対面の相手と話すのが苦手な景だが、不思議とオスカーとは話が弾んだ。
職場からの電話で戻る事になった景に、楽しい会話のお礼にとオスカーが景の分まで会計を済ませてくれた。
景はそれでは申し訳ないからと、今度再会する機会があったら自分がご馳走したいと話すと、オスカーはお礼は今もらうと、景にキスをしてきた。
その後二人が再会したのは、景のオフィス。
オスカーは、景の会社の新しいプロジェクトの総責任者として赴任してきたのだった。
そして営業一課だった景だが、オスカーの辞令によってプロジェクトチームの一員として、オスカーの執務室へ異動する事になった。


オスカーは紳士だけど強気な攻めサマです。
とは言え傲慢ではないので、自分的にはちょっと物足りない感があったかも…。
景はオスカーに愛を告げられでも最後まで拒み続ける頑固者。
前半、二人の関係に恋愛に関する事は出てこなくて、仕事の事ばかりで「ちょっとつまんないかも…」と思い始めたところ、後半になって急に恋愛へと進んでいきます。
萌えたところと言えば、やっぱり最後のエッチシーンでしょう。
景は恥ずかしがりながらも、オスカーの言われた通りに自分で膝裏を抱えて両足を広げてるところには萌えました。
萌ぇ(*´▽`*)
ただ、ちょっと気になった挿し絵が…。
日向せいりょう先生の描く顔って、顎が異常に尖ってませんか…?
二人が向き合ってる挿し絵がありますが、お互いに向かって顎が伸びて見えます。
その点がちょっと気になった…。
(つд⊂)

0

タイトルよりもふんわり。

 景は外資系の家具専門店に勤める営業マン。
 ホテルの内装の仕事を終えた帰り、ホテルのラウンジで休みながら、不揃いなのにどこか統一の取れたイスとテーブルを眺めている時に偶然隣り合わせた美貌の紳士・オスカーに声をかけられる。
 ついうっかりそのイスとテーブルについて熱く語ってしまった景は、オスカーに唇を奪われてしまう。
 突然のことに驚く景だったが、なんと彼は景の会社を所有する世界的財閥の跡継ぎ候補だった。
 景の勤める日本支店の副支店長として現れた彼は、新しくオープンするショッピングビルのショールームのプロジェクトリーダーとなった。
 そして景は、そのプロジェクトチームの一員として抜擢され、オスカーの秘書を務めることとなった。
 驚く景だったが、オスカーの仕事に対する姿勢と彼の優れた手腕を目の当たりにし、だんだんとオスカーに惹かれていく。
 ところがオスカーから「最初から君に惹かれていた」と告白された景はそれを立場の違いから断ってしまう。
 そんな景が、ライバル会社の御曹司から口説かれている姿を見たオスカーに、嫉妬も露わに身体を奪われて……

 というような内容でした。

 景は、どちらかというとおとなしくて、自分からプロジェクトチームに名乗りを上げたりするタイプではなくて、営業の仕事も本当は苦手で、でも、自分の勤める会社の家具が本当に好きで、それだからやっていける……というようなタイプで。
 一方のオスカーは、経営者の一族ではあるものの、現場主義で、配属された初日に今あるショールームを見に行って、直せるところはその場で直してしまう……というタイプ。
 おまけに、好きな人にはどちらかというときっと甘いんだろうな……とは思いますが、ライバル会社の御曹司に口説かれている景を見て、無理やりやっちゃうだとか、ちょっと嫉妬深い一面もありそうです。

 結局最後は二人はちゃんとラブラブになって。
 オスカーが恋人と一緒に過ごすためなら手を抜かないところを見せてハッピーエンドでした!

 割とベタな話だと思うので、抵抗なく読めると思います。
 タイトルほど、えげつない話ではまったくありませんでした。

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