夏目もも×麻々原絵里依が贈る 美形家政夫とツンデレ高校生の世話焼き★ラブ

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表題作家政夫は今夜も意地悪で

神瀬孝彰、1ケ月の住込で雇われた超美形な家政夫29
高野智弘、両親の海外赴任で一人暮らしになった高2生

あらすじ

両親の海外赴任により超美形の家政夫・神瀬と生活することになった智弘。はじめは自分を子供扱いする神瀬に反発していたけど、何を頼んでも完璧にこなす神瀬に降伏し素直になった途端、ご褒美として優しくキスされ?
出版社より

作品情報

作品名
家政夫は今夜も意地悪で
著者
夏目もも 
イラスト
麻々原絵里依 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
家政夫は今日も眠れない
発売日
ISBN
9784044539047
3

(5)

(0)

萌々

(0)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
15
評価数
5
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

とことん尽くす意地悪な男

この作家さん初めて読みました。
シリーズ物で1作目があるみたいなのですが、そちらはまだ入手していないのでこちらから読んでしまったのですが、ストーリーを理解する上では支障はなかったです(別カプもののようですし)。

家政夫とその雇い主という関係、結構ありそうでないですよね。漫画では何冊か読んだことはあるのですが、小説では初めてでした。住み込みの料理人とかならあるんですが。
その設定も珍しかったし、攻めの性格の設定も珍しかったと思います。
本命に対してはとても意地悪なのに、かなり尽くす男なんです(笑)。
Sで相手を苛め抜く、という設定は結構あると思うんですが、尽くすタイプは珍しいかな~というか、他に思い浮かびません・・・。
受けは結構分かりやすい性格なのですが、攻めは言葉遣いや態度が飄々としていて、なかなか本心が分からないミステリアスな所に引き込まれましたね。
シリーズの1作目もますます読んでみたいかな、と思いました。

1

意地悪するのは好きだから

今回は1ケ月の住込で雇われた超美形の家政夫と
両親の海外赴任で一人暮しになった高校生の年の差ラブ。

苦手だった攻様と暮らすうちに惹かれて絡めとられるまで。

受様は17才の高校生。
テレビ局勤務の父親が単身で海外赴任する為に、
母親が父のサポートで一か月もついていくと
知ってからかなり不機嫌。

というのも受様は
年の離れた兄姉の下、末っ子として甘やかされて育ち、
炊事や掃除を自分でした事がなく、
一人で家事全般事をこなす事は不可能でした。

兄や姉を頼ろうとした受様ですが
兄は新婚、姉は出産したばかりという家庭に
いくら弟とはいえ迷惑をかける事は必至。

そこで受様の母親は、住込みで家政夫を頼む事にします。
その家政夫さんこそ、今回の攻様です♪

攻様は29才の優秀と評判の家政夫。
普段は芸能人や政治家等特殊な依頼しか受けないのですが
受様の父親と知り合いだった上、
短期間でとの事で引受けてくれたらしいのです。

受様はあまり人見知りしない性格なのですが、
年上の同性、特に自分にも他人にも厳しいタイプとは
どうも相性が良くありません。

顔合わせにとやってきた攻様は当に受様の苦手なタイプ。
母親とはとても穏やかに話をしていますが、
受様に対しては「自分では何もできない子供」と
認識している事を隠そうともしません。

そして始まった二人の生活で
受様は夕食を食べなかったり、
会わずに登校しようと自室の窓から出たりしますが、
攻様はお弁当をもって窓の外で待ち受けたり、
真っ赤なオープンカーで校門前で待ち構えたりと
嫌がらせにも真っ向からやり返されて
受様には対抗しようがありません。

その上、
攻様は受様と以前にも会った事が有るようで?!

こんな二人の同居生活は不安がいっぱい??

夏目さんの家政婦シリーズ第二弾。
大きな猫を沢山被ったような見かけ優等生の攻様と
根は素直なのにかなり意地っ張りな受様のラブコメディ。

実は攻様はテレビ局で小さかった受様と接した事が有り
今回も再会をかなり楽しみにしていたのに
受様は全く覚えていないばかりか
面と向かって大嫌いと言われた為に意地悪をしたそう。

受様も意地っ張りでは有りますが、
基は素直な甘えた君なので、
意地悪ながらも自分を助けてくれる攻様に
徐々にフラフラと惹き寄せられてしまいます。

やり手な攻様に翻弄される受様や
素直過ぎる受様の態度におろおろする攻様等
二人の力関係がシーソーの様に上下するのが
とてもおもしろいかったです♪

今回は同じく家政夫さんで夏目ももさんの前作、
『家政夫は今日も眠れない』をお薦め。
こちらの家政夫は素直で可愛い受様です。

0

家政夫シリーズだったので。

今度は家政夫が攻様です。
「家政夫は今日も眠れない」より好きです(笑)
ドS×ツンデレはいいですよねぇ。やっぱりツンデレは受けでないと!!
でも智弘の場合、ツンデレというか、ただのわがままっ子に思えた部分も
あったり・・・。
それと「家政夫は今日も眠れない」と話の流れが、同じに思えた気も・・・
でも、もしこれがドラマCDになったら買っちゃいますね。

0

本命にはデレデレ?

 両親が海外赴任することになり、智弘は家事のできない智弘のため雇われた家政夫の神瀬とふたりきりで生活することになった。
 超美形な神瀬の笑顔に不覚にもトキめいてしまった智弘は、そんな神瀬が放つ皮肉に反発。
 ハンストと逃亡を繰り返すが、結局神瀬のご飯に餌付けされてしまう。

 だけど、智弘をからかいつつも、何のかんのと世話を焼いてくれ、業務外に家庭教師までしてくれる神瀬を「ちょっといいヤツ」と見直した途端、「家庭教師代はきっちり頂きますよ」とキスを奪われてしまう……
 その後も、セクハラを繰り返す神瀬に智弘は……?

 というあらすじでした。
 個人的には、散々セクハラしておいて、実際にちょっとつまみ食いして怯えられちゃったら、何も手出しできなくなっちゃう神瀬がむしろかわいかったです。

 もう一つの家政夫シリーズ読んで思ったんですけど、この作者さん、散々遊んでる風なのに、肝心なところで手を出せなくなってしまう攻め書くの上手ですよね。すっごく萌えました。
 でも続けて読んでしまったので、ワンパターンな気がちょっとだけ……。

 でもそれはさておき、とっても萌える話だっただけは確かです!
 遊び人なのに、本命にはデレデレな攻めがお好きな方には是非、オススメです!

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