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表題作さよならはいわない

宮地晋之介・アパレルメーカー副社長43歳
北岡玲・デザイナー・28歳

あらすじ

N.Yから帰国した新進気鋭のデザイナー・北岡。休暇中の彼を待ち受けていたかつての恋人・宮地は、婦人服メーカーの副社長とという立場で新たな北岡の個人ブランド立ち上げを持ちかけてくる…尽力の見返りに北岡は身体を雄要求されるが、その心は既に数日前渋谷の雑踏でぶつかった少年に魅せられていた…。

作品情報

作品名
さよならはいわない
著者
奈波はるか 
イラスト
紋南晴 
媒体
小説
出版社
成美堂出版
レーベル
クリスタル文庫
発売日
3

(2)

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萌々

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(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
6
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

すごく真っ当

ファッション業界の裏側がよくわかるお話。

人間関係でいろいろあったせいで、東京のアパレルメーカーを辞めた北岡。
ニューヨークで、デザイナーとして地位を固めて、長期休暇で久しぶりに日本に戻ってきた。
そこで待っていたのは、ニューヨークへ行く原因ともなった、かつての恋人、宮地。
宮地は、婦人服メーカーの副社長という立場で、北岡に個人ブランドの立ち上げを打診してきて、、、

この本、すごく読みやすかった。
北岡も佳希も、色恋沙汰より、まずは目の前の仕事をちゃんとしている。
コレクションまでの、緊迫した仕事の進行状況に引き込まれる。
北岡と宮地の関係も、北岡はビジネス上の愛人契約だと割り切って、仕事として受け入れただけ。

描写も、ほとんど朝チュンレベル(北岡は同衾するのを拒んで、終わり次第とっとと自分のマンションに帰っちゃうので、厳密には、朝チュンとすら言えないけど)

恋愛としては、北岡は佳希への想いを認めて、この2人が恋人同士になるのだけれど、この2人のお初シーンも朝チュンレベル。

色っぽい方面は、ほとんど薄いけど、お話として面白かった。

最近、クリスタル文庫を集中して読んでいるけど、このレーベルって、古典的な小説な感じで、エロよりストーリー重視なのかな。
私のような、年寄りには非常に読みやすい作品が多い気がする。

2

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