緋色の海賊 上

緋色の海賊 上
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
19
評価数
7件
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥855(税抜)  ¥923(税込)
ISBN
9784344817838

あらすじ

洋上任務を終え、帰国の途についていた英国海軍のフリゲート、インヴィジブル号。その艦上にいた英国海軍将校のキャプテン・コリンズは、カリブ海を航行中、背中に深紅の鳥の刺青を背負った男を救助する。彼は海賊<ルビー・モーガン>の船長、山猫と恐れられるキャプテン・スカーレットだった。
山猫を捕縛したコリンズだったが、偽ルビー・モーガン出現の報を受け、その討伐のため、嫌々ながらも山猫と行動を共にすることに・・・。
(出版社より)

表題作緋色の海賊 上

英国海軍インヴィンシブル号艦長 コリンズ
海賊"山猫"ことキャプテン・スカーレット

その他の収録作品

  • 星の地図
  • その海賊、山猫
  • 白昼夢

評価・レビューする

レビュー投稿数3

楽しい!

海賊モノの小説を初めて読みました。魅力的なキャラクターも起承転結が分かりやすいお話も、まさに海洋冒険活劇でとても面白かったです。

主人公は、フリゲート艦《インヴィンシブル》を率いる英国海軍将校のキャプテン・コリンズと、カリブ海にその名を轟かせる《ルビー・モーガン》号の船長である海賊・山猫ことキャプテン・スカーレット。二人の出会いから始まる様々な冒険と、情熱的に刹那的に交流しながら深まっていく不思議な絆の物語です。二巻まであり、結構シリアスな長編だと思い込んでいたので、読み応えがありながらも楽しく読める作品で嬉しかったです。

《インヴィンシブル》というのは20世紀初頭に活躍した英国海軍の巡洋戦艦の名前ですね。他にも、実在した海賊や伝説にまつわる記述などが散りばめられていてワクワクしました。コリンズと山猫の軽妙な掛け合いも楽しく、海賊の黄金時代そのものに更に興味を持てる作品だと思います。

1

海洋冒険活劇

時は16世紀、所はカリブ海。
目下、某海賊ものに魂を奪われている私だが、
そういえばこんなのもあるよ!……と、レビューなぞ。


優秀で堅物な、でも偏見のない英国海軍の艦長キャプテン・コリンズと
貴族のように美しく上品な容姿と立ち居振る舞い、
巧みな話術を操るキャプテン・スカーレットの表の顔は商人、
裏の顔は抜け目のない海賊「山猫」。

この二人の出会いに始まり、宝探しの冒険譚とその背後に隠された悲恋物語など、
やや硬めながらロマンチックな読みでのある文章とストーリーが展開されていく。

色気で誘うスカーレットと、駆け引きを繰り返しながらやがて惹かれていくコリンズ。
甘い関係にはなり得ない魅力的な二人の関係や如何に?

ライトな海洋冒険小説としても、ワクワクと面白く
(歴史や海軍の知識がなくてもスルッと読め、適度に本格感があるのがいい)
櫻井しゅしゅしゅさんの描く、軍服姿などのイラストも素敵!
こういう舞台がお好きな方には、一読をお勧めしたい。


4

BL版・パイレーツオブカリビアン?

BLで海洋冒険を含む作品で有名なのは「Fresh&blood」とか「コルセーア」とかあると思うのですが、これは本当に海と船が中心のある意味実験的な小説かも知れません。
お話は「パイレーツオブカリビアン」と「ホーンブロア」(海洋冒険小説の神・セシルスコット原作で、ドラマはヨアングリフィス主演でBBCが制作)を足して2で割ったお話です。

時代は、エリザベスⅠ世のドレイクが活躍(フレブレの時代)から約100年後、トラファルガー海戦で活躍したネルソン提督の時代より100年前、の設定です。
英国海軍(ロイヤルネイビー)のMr.インヴィンシブルと呼ばれる片目のコリンズが海上で、一人の男を救出するところから始まります。
助けられた彼こそが、背中に緋色の鳥の刺青を持つ海賊船<ルビーモーガン>の艦長・山猫ことキャプテンスカーレットだったのです。
山猫は魔女から「一つ面に相反する性質をもつものを手に入れた時、新たな世界も手に入れることができる」という予言を信じ、コリンズがそうだと確信するのです。
山猫を海に捨てた海賊・テインポットにたまたま海軍からも討伐命令がくだったのと、山猫の思惑がうま続きく重なり、山猫もインヴィンシブル号に乗り込み、ティンポットを追うことに。
旅の途中で誘惑するも振られる山猫、しかし旅を共にしたことで山猫の性格のしなやかさを見たコリンズは、帰途で山猫を抱くことになります。
「仲間になれよ」という山猫の誘いを頑なに拒むコリンズに、山猫は、その手をすり抜けるように、自分の船へ帰って行くのでした。
と、全く甘い恋愛のお話ではありません。
山猫の性格があっさりしていて飄々としていて、好感が持てます。またコリンズの本音も見えてこなくて謎なんですが、この二人の組み合わせはとてもしっくりきます。
下巻にわたって、山猫の素性がこれから明らかになっていくのが楽しみです。
「星の地図」では宝探しです。これも運命的な再会があり、それがそれぞれの任務だったり、思惑にかなったりして、本来敵対するはずの海賊と海軍が強力しあって、目的を達成するという話です。
そして、その中での愛の行為も、お互いを愛しているからというよりは、寄り添うものといった、雰囲気をかもしています。

作者が、翻訳もののような文章を目指したと書いている通り、客観的に綴られた文章です。
海軍なので、専門用語もでてきますし、システムを知っていた方がより楽しめる作品ではありますが、そのへんはソフトにしてあり、軽い解説も入っているので、多分読むのに支障はないと思います。
このコリンズは間違いなくホーンブロアが、山猫のモデルは思い当たる人物が浮かばないのですが、キャプテンスパロウが近いかもしれません。
ちょっと毛色の違う海洋ロマンス小説という感じでお洒落で大人な感じの作りです。

7

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