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表題作AMETORA-雨寅-

能代寅之・大学院博士課程
支倉雨音・大学院修士課程

あらすじ

ダムオタクのトラと雨音(あまね)は、大学院のゼミ仲間。二人で親戚の別荘に行くハズが、トラは雨音を怒らせてしまい、結局なぜか雨音とその友人たちと一緒に別荘へ。雨音は普段と全然違って女王様だし、一行の中には、ヘビーな失恋男と雨音の元カレがいるという。男五人の週末は、ちょっぴり不穏な気配……!? トラと雨音の、トラブル・ラブ・デイズ!!

作品情報

作品名
AMETORA-雨寅-
著者
依田沙江美 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
ISBN
9784403662645
3.7

(30)

(7)

萌々

(11)

(9)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
109
評価数
30
平均
3.7 / 5
神率
23.3%

レビュー投稿数12

『よるべなき男』は発売延期になったまま

なのでホントに発売するのか少し疑っていました。
ごめんなさい。
でも発売延期と言えば『真夜中を駆けぬける』の3巻もですよ。
発売リストにあがってから早数年。
ぱふ10月号に依田さんのインタビューが載っていたので隅から隅まで目を通しましたが、発売予定については全く触れられていませんでした。
他の作品はいいからとにかく『美しく燃える森』を出してと思ってきたけれど・・・、いややっぱり他の作品も面白いです。


オタクでオクテな理系男子のトラにホレてしまった後輩の雨音。
ふぞろいの靴を履いたり、ネクタイが曲がっていたり。
それを気にしないトラがほっとけなくなってしまった。
女王様な本性を隠し、トラにだけかいがいしく尽くします。
これが計算してのことではなく(多少はあるけど)、自然とそうなってしまうのだから可愛いです。
裏表があるのに腹黒さは感じません。

過去は男の趣味が悪かったようだけど、自分を良い方向に変えてくれる人を好きになりました。
そんな雨音は失恋した友人にもいい影響を与えそうです。
しかし元カレの方は・・・。
雨音の元カレが誰であるかは最終話直前まで明かされませんが、よく読めば分かるように描かれています。


子供の頃いたずらしようとした相手は死んでしまったの?
失神してるだけ?
それと別荘にいた中年男性って何かの伏線?
ここが分からなかったです。

3

ダムカード

ダム好きには常識、ダムカード。そして素数ときたもんだ。依田先生は相変わらずいいとこ突いてきます。

◾︎能城×雨音 院生
BL漫画をちょっとでも読んだことある人なら、開始早々雨音が怒ってる理由なんてすぐわかるんです!わかるからとっても意地らしく、依田先生お得意のサスペンス調も相まって、はやくはやく次の展開が読みたくなってしまう!依田先生1冊丸々でサスペンスの雰囲気がある作品は珍しいので(「ビーンズ・キャンプ」はファンタジー色も濃い)、大変嬉しい!

能城はちょっと変わってはいるけど、今まで目つける人がいなかったのが不思議なくらい魅力的な男です。ちょっと抜けてて、世界があって、頭の回転が速い。彼の回転の速さについて来れたり、彼の興味の対象となり得る人が今までいなかっただけかな。雨音がモテるようで、完全に惚れた弱み&男としての魅力は能城が勝ってる気がする。

喘息は萌アイテムとか言っちゃう雨音はぶっ飛んだ子。ぶっ飛んだ俺様が好きな人の前で見せる猫被りほど可愛いものはない。猫も被り続ければ本当になる!

謎解き後の脱力感も大好きです。
悟志いいやつすぎて。どうか幸せになって欲しい。

1

萌えなのか怖い話なのか?

わわわ、コレ怖い…
私の第一印象(一読印象)は「ホラー」でした。だってサイコパス一人いるじゃん!
冒頭は、麗しの雨音が二人っきりのつもりででダム見学旅行に誘ったのに、ニブチンのゼミ先輩能城(トラ)が他人を誘おうとするんでケンカして、結局目的地のダムで鉢合わせるという設定。
雨音の連れは3人。スキンヘッドの喜村悟志、ジミメン佐当、ムサ男相羽。
雨音はトラが好きでついいちゃいちゃ。周りの3人にはバレバレ。
相羽は普通のモブだけど、佐当と悟志がエピソード毎にチラチラ不穏な空気をぶち込んでくる。
この辺、トラと雨音のモジモジ恋愛との対比、というか落差があって、読み手としては伏線だらけのようで落ち着けない。
で、サイコパス出現で「わ!死ネタか!?」と思いきや、雨音のノロケを聞かされる悟志(社会復帰?してちゃんと髪も伸ばしている)のシーンに続いていき何となく脱力…雨音は無意識ビッチなんですかねえ?
依田先生のすっきりした美形受けが素敵で、さらーっと読むのですがよく考えるとじわーっと怖い話だったなぁという読後感です。

3

キャラの面白さ

丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。

後輩の雨音と先輩の寅。
2人とも、ものすごくキャラが強くて面白い。
それぞれのキャラを見ているだけでも面白いですが
うまく絡んでいて2倍の面白さでした。
それに加えて友人3人がまたいいですねw
こっちも個性がすごいです。

純情な寅が女王様な雨音に騙されてる感はありますが、
実のところは「ホレた方の負け」という感じで、
我が道を行く寅に雨音が付いてってる気が私にはいたしました~w

ところで、途中に出てくる人影(オッサン?)は
一体なんだったんでしょうか。
いつか・・・続きがあったりするんですかね???
ちょっと気になる部分が1つ2つと有りましたが、
それを払拭するほど私には面白かったーです♪

1

トラブル!トラベル!

面白かったです(嬉´Д`嬉).。.:*☆
いかんせん以前にでた『愛の深さは~』が面白かったので衝動買い。
依田センセイの描かれるこの作品の雰囲気すごく好きです。
先輩と後輩。
先輩が大好きな後輩君。地味で目立たない先輩にただくっついて歩き、世話を焼き、気づいてくれない感情をもてあまし。
勇気を出して二人での旅行をもくろんだものの、気持ちを察しない先輩は・・・から~なお話でありました。
なんというか、好きな相手の前だとかわいくなってしまうという設定がなによりかわいかったかなと思います。
他の人間には超鬼畜www犬のように付き従う友人様方の様子がおかしくもあり、愛しくもあり。
もっさい感じの先輩攻だったんですが、これもなかなかの色モノで個人的には好きです。恋は盲目という言葉がありますが、かわいい後輩がかわいく言葉にすればすべて信じてしまう純朴さwwいや、純朴と表現していいのかが疑われますが(・-・*)ヌフフ
『先輩は素数だ』的な告白。まったくそういった感じのことを勉強してこなかったがために意味がわからなかったんですが、個人的には好きなシーン(なぜに
だってかわいいんだモノ!!
ちょっとしたコマ使いであったり、ディフォルメ。書き込み。
どれも細かい配慮されてて面白かったです。こういうちょっとした軽いというか、かわいいというかな雰囲気良いなとおもいます。
反面、ちょっと暗い過去とかトラウマとかな部分が挟まってくるので、それの真相が最後まで気になって~ドキドキしました。結局からめてきたわりには、ラブに視点を置いてしまっているので、その部分に関しては煮え切らなかったのが残念かなとおもいます。

3

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