五日で500万、屈辱の奴隷契約――。

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表題作隷属の檻

ヤクザ・飛島高介 28歳
学習塾経営者・渡瀬志信 28歳

あらすじ

き養父母が残した学習塾を守るため、志信がかつての同級生・飛島とした契約。それは、五日間、飛島の奴隷となり借金分の五百万を手に入れる――。養父母が大切にしていた塾は手放せない。志信はプライドを捨て、飛島に跪く。だが、飛島はその気持ちをあざ笑うかのように、志信を陵辱した。身体は快楽に流されても、心だけは屈しないと抵抗する志信だったが、言葉とは裏腹に熱い飛島の瞳に囚われていく……。
(出版社より)

作品情報

作品名
隷属の檻
著者
羽野高生 
イラスト
藤井咲耶 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
ISBN
9784773099836
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

「委員長」・・・辛い響きと、嬉しい響き・・・の呼び名です~

羽野さんの本は全部読んでるんですが・・これで、4冊目ですね~そのうち3作はヤクザ物です。
設定はそれぞれ違うのですが、なんかちょっと似通っている~って同じ作家さんなんだから、当たり前なんですが・・
それが、ちょっと引っ掛かりを感じながら、読みました~
お話の流れ方は結構好きなので・・・どの攻めも結構傲慢なんですが、セリフや行動にちらほらと受けへの愛を感じるんですね~そこが好き~
受けは大概、鈍感ですね~そこが、またいいんですが・・

学習塾を守るために契約をする志信・・。

借金の金額は5百万・・5日間同級生だった飛島の奴隷になることなんですが・・・
高校時代3年の半分ぐらいだけ、同級生だった二人です。志信は「委員長」すっごく真面目で堅物な委員長ですね~
飛島は誰とも群れない・・・飛島の急な転校で・・
それから、10年の月日がたってるのですが、志信の塾のビルを買い取ろうとしているのが、ヤクザになった飛島です~

お互いがお互いを憎んでいるだろうと思って5日間を過ごす事になるんですが・・

高校時代、何かと委員長の意見に反発する飛島・・それに負ける事無く言い返す志信っていう図式だった・・
そして、飛島の転校理由が「Y女を妊娠させた」って事に噂ではなっているんです・・。
それをチクったのが、志信で・・って言う事で・・
実際には志信の事を良く思ってない同級生が巻いた噂なんですが、そのせいで、志信は飛島が転校した後クラスメートに無視される・・・
自分の名前は「委員長」用があるときのみ呼ばれる名前・・・それ以外は無視・・
という辛い高校生活を送るんですが・・・

志信自信がとっても不器用で、感情を上手く外に出せないんですね~

最後の方に「本当の両親が死んで誰も志信と呼ばなくなって、養父母も志信さんと呼んでいてくれたのにその二人も亡くなってしまって・・もう誰も自分の事は名前で呼んでもらえないんだろうと思っていた・・」って感じのシーンがあるんですが、
カップルになって飛島が志信の事を「委員長」ではなく「志信」と呼んでくれた時に涙を流すのですが・・結構切なかったですね~

お互い自分の気持ちに気づかずに過ごした高校時代・・再会して、5日間の間にお互い自分の気持ちに気づく・・・

飛島は自分がヤクザだから、決してこちらの世界には入れてはいけないと自分にブレーキをかける・・

志信は飛島が結婚すると知って自分の気持ちにブレーキを・・お互い相手に気遣い、すれ違う・・

なので、志信は飛島からもらったお金は持って返らずに、自ら身体を売ることで、5百万を用意しようとします・・
そこへ飛島が飛び込んでくる・・・


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