寝ても覚めても君だけを

寝ても覚めても君だけを
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
10
評価数
3件
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
角川書店
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥514(税抜)  ¥555(税込)
ISBN
9784044531065

あらすじ

大財閥の御曹司の興津は、育ちの良さゆえ常に偉そうなのが欠点。当然友達も少なく、無愛想な弟の武人をいじるのが楽しみだったのに、内緒にしていた見合いがバレ、怒ったような武人に無理やり抱かれてしまい…!?
(出版社より)

表題作寝ても覚めても君だけを

入学と同時に証券会社を立ち上げた大学生・興津武人
大財閥の御曹司で硝子のヴァイオリニスト・興津諒一

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レビュー投稿数2

弟にずっと主導権があるのが物足りないかも

クールな弟×お馬鹿な兄のセレブな兄弟カップル。

小さい頃から眠れない弟の武人にずっと添い寝してきた諒一。2人はべったりで仲のいい兄弟でしたが、次第に武人は無愛想になり、大人になって自分で会社を立ち上げた末帰ってくるのはいつも午前様。
それでも未だにベッドは一緒、というちょっと変わった兄弟です。

諒一は今でも弟にべったりで、こっそり弟の会社見学に行ったり、行動に口出ししたり・・・武人を思う気持ちが普通の兄弟の域から出ていると回りはとっくに気付いているのに、自分では全く気付いていません。

このお話の魅力はまさに諒一のキャラクターといってもいいくらい、この子が本当に面白くて魅力的です。
お金持ちで働いたことがない諒一。喋り方が大仰で思ったことは全て顔に出て、でも真っ直ぐ。
父親からも溺愛され、執事はこっそり写真集を作っている始末・・でも諒一はそれだけ魅力的があると思います。
甘やかされて育った世間知らずのお坊ちゃんなのに、全然いやみがなく可愛いし馬鹿だしもうもう。

読んでいると諒一から武人への愛情の一方通行みたいに見えるんですが、諒一の感情の起伏が大きく、武人続きが寡黙なだけで、執着は同じくらいなんですよね。
諒一が見合いをするってだけで「見合いはしないって約束しただろう!」って怒る武人も普通の弟の域を出てるんですが、諒一が全く気がつかないんですよね、何故か・・・。

しかし、武人が最初から最後まであまりにも言葉足らずです。
読んでいるほうはもどかしいというかイライラするというか…。
諒一に手を出したのに、次の日には「忘れてくれ」とか言ったり、家を出て行ったり。あげくに諒一の知らないところで父親と取引したり。

武人の行動は全て諒一のためで、昔からずっと諒一のためにしか行動しなくて、会社を立ち上げた目的も目標も全ては諒一を手に入れるため。
そのエネルギーは寡黙な分、諒一より執着が大きく深いのかもしれませんが、でも諒一本人の知らないところで勝手に・・・諒一の意見は??というもやもやがありました。
武人がずっと主導権を持っているというのが個人的にはなんだか面白くなかったです。

勿体無いと思うのは、こんなに互いが大好きな馬鹿兄弟と言えそうな2人なのに、武人が秘密主義で言葉足らずなせいで、甘いシーンが殆どないこと。
最後の最後でむすばれるけど、恋人になってからの関係がこんなちょっとのシーンじゃ物足りないです。

本当にキャラクターがよかっただけに、間の2人のやりとりや心理的な交差というものがあまりに少ないのが残念。

せっかく執事や従兄弟のキャラもきわ立っていて面白いのに、もっと会話させたり小ネタをいれてもいいのにな~と思いました。

でもここまでお互いの性格が互いにぴったりあった兄弟ものは貴重だし楽しめました。兄弟好きにはオススメできる作品だと思います。

1

たった一人の弟だから

今回は入学と同時に証券会社を立ち上げた大学生と
大財閥の御曹司で硝子のヴァイオリニストのお話。

兄弟として育った二人が恋人になるまで。

財閥の家系に
嫡男としてして生まれた受様は
本来は経営を担う立場ですが
ヴォイオリンに魅せられ
早々に後継者より音楽家を選びます。

しかし、十年前のある時期を境に、
どんなに練習しても
どんなに最高の音色を奏でていても
なぜか受様の指は一時間で動かなくなり、
プロとしての夢を断たれてしまいます。

以降は父の名代として
政財界の各種パーティや
レセプションに出席する事が
受様の主な仕事となります。

本音を言えば
自慢話か噂話に興じるばかりの席には
出たくは無いのですが、
昔からこうした場所を忌避する弟に
出席させるよりはまだましと思う受様。

受様にとって彼は
出会った時から守るべき対象そのもの、
大事にしてきた存在だったのです。
彼が今回の攻様になりますね♪

二人の出会いは受様11才の時。
帰宅した父親が小さな男の子を
連れ帰ってきた事から始まります。

多忙な父の唐続き突な言動に慣れていた受様は
疑い無く攻様を受け入れ、
小さかった攻様も満面の笑みで迎える受様に
懐きまくっていたのですが…

長じた攻様は受様よりも逞しく育ち、
大学入学とともに自力で会社を立ち上げて
多忙な日々を送り、
今ではいつも午前様な毎日。

昔は見合い話が持ち上がる度に泣き喚いた弟が
自分だけの力で道を切り開く姿を見る事は
嬉しい半面、寂しい気持ちも捨てられません。

しかも攻様の秘書が
起業時に他社から引抜きいてまで得た
やり手な上に美人な女性と知った受様は
彼女との仲が気になって仕方ありません。

午前様の理由は彼女とのオフィスラブ?!

既刊『君がいないと眠れない』のスピンオフ。
既刊の受様の友人が本作の受様になります。

攻様の美人秘書の存在や受様の見合い話とか
二人の間には山やら谷やら盛り沢山♪

どうして攻様が引取られたのかとか
なぜ攻様が起業したのかとか
受様がスルーしてきた問題が解けるごとに
二人の関係が少しづつ変化していきます。

設定としてはBL的な王道なので
受様と攻様の関係やお互いに対する気持ちは
読者的にはわりとスケスケ状態です(笑)が、

大財閥の御曹司として育った受様は
身勝手で我慢を知らずに自己も曲げ無い上に
後悔どころか先の心配すらしない為、
受様の言動はかなり予想範疇外なので、
最後に大団円を迎えるまで
とても楽しく読めました♪

今回はやっぱり既刊のご一読をお薦め。
渡辺ゆいさんの『君がいないと眠れない』でも
受様はいい味出してますよ。

2

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