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裕史さん目当てで買ったのですがかなりの当たりでしたvv
裕史さんの藤島がかっこよすぎました!!
藤島はすごく抑えたトーンで思ってたよりも堅い感じというか。
もう少し落ち着いてても柔らかさがあるのかと思ってたので、藤島は最初はこれくらい頑なな感じだったんだなと。
後半、少しずつそんな藤島にも感情が見えてきて。
カメラをプレゼントした時の自分の方がわくわくしてる感じとか。
ケーキを食べる時の本当に嬉しそうな感じとか。
その後のケーキの件を境に2人の関係が優しく柔らかくなっていく感じとか。
徐々に藤島という人物が解けていくのがわかって。
そして、最後の方では透との関係に戸惑ってる感じとかも可愛かったりで。
とにかく、裕史さん万歳でした!
一方の羽多野くん。
こちらもすごくステキでした。
生後4カ月しかない記憶は透をすごくまっすぐな青年に作り上げていて。
一生懸命な感じがすごく出てて。
自分に押しつけらるカメラの件とかで憤ったりとか。
それでも構ってほしくて拗ねてるみたいな子供みたいなとことか。
素朴な青年でした。
そんな青年が藤島のキスをきっかけにして少しずつ変わっていって。
芽生えてくる感情があったりして。
その感情に素直に左右されてる感じとかも微笑ましい。
事故の件で女性と対峙した後の嗚咽というか絶叫のような叫びとかはすごく印象的。
えちシーンはまぁ今回はキスどまりですが。
藤島が普段ストイックな分、最初に酔ってしちゃうとことかすごく色っぽく感じたし。
病室でのやりとりは意識しちゃってどうにか留まろうとしてる感じとかがすごく可愛いv
あとは「白い花」に透の1人Hがあるわけですが。
これがフツーに一番喘いでましたね。
思ってたよりも結構喘いでた気がします。
ブックレットのSSは「白い花」の後日談。
透と猫のやりとり、透と藤島のやりとり。
短いお話だけどとてもハートをくすぐられます。
小説を読んでる時は文字だとそれほど年齢差を感じなかったのですが、今回音で聞いてみて。
2人の関係が最初の方とか堅い分もあってすごく年齢差を感じたり。
まだまだお話は序章で、これからどんどん隠れされていた部分が描かれてわけですが。
「COLD FEVER」とかの激情がどんなふうに演じられるのかすごく楽しみですv
原作の大ファンなので、ドラマCDも楽しみに聞かせていただきました。
主役のお二人さんともぴったりです。
羽多野さんの透の迷ってる感じとか、
素直な感じとか、
泣き声など全部素敵でした。
特に真実を知った後の苦しみ、その叫び声でちゃんと伝われました。
野島さんの藤島さんも、ちょっと不器用で、
心の中で何かを隠している雰囲気も出てきたと思っています。
これから、「COLD FEVER」のほうもますます楽しみですね。(メッチャ痛いですが)
もちろん、「COLD LIGHT」も期待しています。(甘いので)
あともう一つ、このCDで一番気になるのは、
声の方位感だと思います。
ちょっと遠過ぎるのかなと思わせる時もあったので、
スタッフやりすぎたかな…。
ちょっと聞き取れにくい時もあったし。
もちろん、逆にここの方位感はイイねと思わせる時もあった。
スタッフ気合入ってるなぁと感心しました。
とにかく、オススメです。
原作のほうも、ぜひ一度読んでみてください。
原作既読。
大好きなシリーズですが、原作も気力が漲ってる時でないと読み返せない作品。
CDなら色々と削がれることなく手軽でいいかな、と思ったのですがとんでもなかった。
シリーズ3部作それぞれ2枚組という力の入れようなのに、とんでもない大作だという予想がつかないBLCD初心者です。
思い入れのある作品なので、イメージが壊れたら嫌だな、と思ってたのですが、透役の羽多野さんも、藤島役の野島さんも、びっくりするほど嵌ってました。
小説の中のふたりが飛び出てきて、本当に動いていると錯覚するくらいで、聴き始めたらもう夢中に……。
1作目の今回は、記憶喪失になって色々と不安で仕方がないという透の心情を、羽多野さんがとても上手に表現されていました。
そうした不安定な揺れ以外では、割とよく聴く羽多野さんのワンコ攻でその辺は少し安心して聴いてられます。この過剰すぎる甘いワンコっぷりが、まるで次への布石のようで非常に不気味ではありますが……。
贖罪も含めて身元引受人となった藤島も、あのぐるぐると渦巻くような陰気くさい性格を、野島さんがカッチリと嵌るように演じていらっしゃり、本来の透と記憶を失った透との違いを前に戸惑いながら過ごしている様子がよく伝わってきます。
小説原作は2枚組になると、どうしてもモノローグが多くなりがちですが、朗読劇のようにならず、飽きたり間延びしたりすることもありませんでした。
そして主役二人以外に秀逸だったのが女性声優さん。
BLCDに登場する女性声優さんって、大概作品を台無しにする邪魔者でしかないと思っているのですが、この作品に出てくる木下聡子役の方は素晴らしかったです。
変に作ったアニメ声ではなく、透に対する恨み辛みやどす黒い感情が腹の底からにじみ出ているようで、そのおどろおどろしい執着に鳥肌が立ちます。
そして天真爛漫で人好きされる新人格の透が、過去に犯した罪を暴かれた時の慟哭は、まるでその身を切り裂かれるような苦痛を覚えました。
どうしよう、どうしたらいい、苦しい、痛い、怖い、申し訳ない、そういった一気に入り込んできた抱えきれない程の感情を処理しきれず、ごちゃまぜになって混乱する場面ですが、言葉で言い表せないほどの衝撃です。
そんな透が自分をかばってくれた藤島に対し「記憶、なくして良かった」というシーンがとても印象的でした。
これがこの後に続く怒濤の展開へのジャブのようで、実にじわじわときいてくる。
絡みはほぼありませんので、エロを求めてる方にはおすすめしません。
原作未読でも問題ないくらいに丁寧に作られていますが、精神安定上、先に原作を読まれてからCDを聴いた方がいいような気もします。
追突される時にバックミラーで気づいて身構えるか、何も気づかずにいきなりドカンとやられるかくらいの違いがあります。頸椎捻挫したくなければ先に原作を……。
木原音瀬さん原作のCOLDシリーズ。
事故で記憶を失った青年 高久透(羽多野)
病院へ自分を迎えにきてくれたのは
親友だと名乗る藤島啓志(裕史)
藤島(裕史)の家に居候する高久(羽多野)
自分の過去を具体的に教えてくれない藤島(裕史)に焦れ
自分の過去を探しにでると
そこで聞く自分の評判は、現在の自分とはまったく違う
乱暴で酷い男だと言われる・・・
という記憶喪失モノ。
高久(羽多野)が何者なのか
藤島(裕史)が何者なのか
聴き手も手探りで聞くシリーズ1枚目。
記憶喪失で不安な気持ちをBGMでうまく表現していたと思う
先の見えない展開に原作既読組さえもドキドキする。
配役は、羽多野さん裕史さんで本当にぴったり。
抑え気味にしゃべる裕史さんのセリフは
セリフ量以上に語りかけるものがあり
羽多野さんは過去との自分の事実に対面するシーンが聴き所です。
本当に、羽多野さんでよかった!裕史さんでよかった!
そう思える配役でした。
原作新装版に入っていた『白い花』も音声化されて入っており
白い花を藤島(裕史)に見立てて、ひとりエッチする高久(羽多野)が
たっぷり聴けます。
本編ではキスどまりだったので、このひとりエッチはサービスシーンなんだろうなw
羽多野喘ぎは、ひとりでも満足できる仕上がりでしたvvv
原作既読組としては、もう、ここで終わっておけ!
と、思いつつ・・・次回作を待つ。
まとめて聴きたい+家で聴きたい→聴く暇がない、というわけで、なかなか聴けなかったこの作品をやっと聴けました。
いやー、苦しかった。
心臓がひきつれるように痛み、ボロボロに泣きました。
きちんと状態が整うまで待ってから聴いた自分を誉めてあげたい気分になりました。
原作はもちろん読んでます。
熱狂的な木原音瀬ファンの私なのですが、原作のイメージをできる限り頭から排除して、真っ白な気持ちで聴く努力をしました。
だって、コアな原作ファンであればあるほど、必ず不満点が出てきちゃうもんなんですよ。そういう意味での不満だけは持ちたくなくて。
ともあれ、この難しい作品をCD化して下さった製作スタッフ陣にお礼を言いたいです。
ついでに『箱の中』『檻の外』『薔薇色の人生』あたりもお願いしますw
キャスティングも嬉しかったです。
CD化されることを耳にしたときから、キャスティングが気になってドキドキしてたんだけど、羽多野さん×野島さんを目にしたときにガッツポーズが出ました。イメージ通りの声で、さらに実力も申し分ない声優さん二人。
どっちも難しい役柄なんですよね~。
羽多野さん演じる透は、シリーズ通して人格をガンガン変えていかなきゃいけないし。
野島さん演じる藤島は、下手な人が演じれば棒読みになりかねないし。
完璧でした。
三部作のこの第一部にあたるSLEEPは痛くないです。
徹底的に伏線がひかれてるんだけど、聴く側にはまだよく分からない。
でも非常に重要な部分です。
シリーズ中いちばん甘いんですよね(これでも)。
これがガラガラポンされる後半を知ってるからこそ、どんなに甘くても、切なくて仕方がなくなるというジレンマ。
とくに、透が優しいからつらい。
じわじわゆっくり穏やかに時間をかけて積み上がっていく、優しい関係。
ここでこの甘さをたっぷり味わっておきましょう。
甘い木原音瀬には罠があるのだ。
この甘さは、後半部での苦みをより際立たせるための甘さなのだから。