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表題作 COLD SLEEP

高久透 → 羽多野渉

藤島啓志 → 野島裕史

その他キャラ
楠田正彦[杉山大]/ 坂井昇[高岡瓶々]/ 奥さん[定岡小百合]/ 石井[利根健太朗]/ 伊藤[岡哲也]/ キノシタサトコ[恒松あゆみ]

あらすじ

事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島啓志に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして──。

「COLD SLEEP」本編に加え、新装版書き下ろしの「白い花」も音声化して収録。ブックレットには木原音瀬書き下ろしショートストーリー掲載!
(販売元より)

作品情報

作品名
COLD SLEEP
著者
木原音瀬 
イラスト
祭河ななを 
媒体
CD
作品演出・監督
西村智博
音楽
yukari
脚本
堀井明子
原画・イラスト
祭河ななを
オリジナル媒体
小説
メーカー
マリン・エンタテインメント
シリーズ
COLD SLEEP
収録時間
133 分
枚数
2 枚
ふろく
通販連動購入特典:ミニドラマCD ブックレット:SS「monopoly」
発売日
JANコード
4996779016372
4.6

(65)

(51)

萌々

(7)

(6)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
302
評価数
65
平均
4.6 / 5
神率
78.5%

レビュー投稿数15

レンタルできます。

これを聴きたくて聴きたくて、でも売っていない。
中古は、できれば買いたくなかった。
と、思っていたら、レンタルがあります。
ぜひ、聴きたい方は、聴きましょう!!素晴らしいです。

0

名作が音声でも楽しめる!!

原作既読。
お気に入りのシリーズで初読の強烈さは色褪せることがないけれども、所々記憶が曖昧でまた新たな気持ちで耳を傾けることができました。

透の声はもう少しゴツめでも…と以前は思っていましたが、羽多野さんのやわらかな演技と感情が昂った時の声の荒さ、怒鳴る様子がとても迫力ありこれは後半が楽しみだなとワクワクしています。

藤島さんは…他の方もおっしゃっていますが、思ったより声が低くかためでそこまでピンときませんでした。
木原先生作品の中でも推しなので好みもありますかね(笑)
たまーに滑舌心配な時もありますが、「~ではないだろうか」といったかんじの話し方がとても好きなので、音声でも楽しめるなんて豪華ですね。

楠田が出てくると続編思い浮かべこれから待ち受ける彼の未来に胸がギュっとして意味もなく名前叫びたくなるの私だけですかね??


しかしBLとは思えないストーリー展開に相変わらず心が揺さぶられました。
被害者の姉とのシーンは重すぎてBLCD聴いているという現実がどこかに吹っ飛んでいきました。心に迫る演技でした。

ケーキ毎日食べてるの本当に可愛いんだけど、健康面を気にしてしまう自分をここでもおさえられなかった…。

兎にも角にも、続きが楽しみです。

私は頭真っ白にしてまた一から驚きたい派なので、確かに心の準備はあるといいけれど、何も情報がないままハートフルボッコされるのもオススメです(笑)

0

原作既読。


大作、木原先生のコールドシリーズの第1作目。
大好きな作品なのでCDはどうかしら?と言う気持ちで聴いたのですが………
藤島さんの声があまりにもイメージ通りでびびりました。
素晴らしーーー!
真面目で大人しい、不器用な藤島さんの雰囲気がよく出ていました。
もちろん、透役の羽多野さんも素晴らしかった!
コールドスリープは透が記憶喪失になり藤島さんへの気持ちに気がついていく過程を描いてるので、
優しい好青年といった感じですが、後半どんな風に変化するのが、気になるというか怖いというか。
今後の展開を知っているので怯えながら聴いています。
次もレビューします

1

この陰気さが……

原作既読。
大好きなシリーズですが、原作も気力が漲ってる時でないと読み返せない作品。
CDなら色々と削がれることなく手軽でいいかな、と思ったのですがとんでもなかった。
シリーズ3部作それぞれ2枚組という力の入れようなのに、とんでもない大作だという予想がつかないBLCD初心者です。

思い入れのある作品なので、イメージが壊れたら嫌だな、と思ってたのですが、透役の羽多野さんも、藤島役の野島さんも、びっくりするほど嵌ってました。
小説の中のふたりが飛び出てきて、本当に動いていると錯覚するくらいで、聴き始めたらもう夢中に……。

1作目の今回は、記憶喪失になって色々と不安で仕方がないという透の心情を、羽多野さんがとても上手に表現されていました。
そうした不安定な揺れ以外では、割とよく聴く羽多野さんのワンコ攻でその辺は少し安心して聴いてられます。この過剰すぎる甘いワンコっぷりが、まるで次への布石のようで非常に不気味ではありますが……。
贖罪も含めて身元引受人となった藤島も、あのぐるぐると渦巻くような陰気くさい性格を、野島さんがカッチリと嵌るように演じていらっしゃり、本来の透と記憶を失った透との違いを前に戸惑いながら過ごしている様子がよく伝わってきます。
小説原作は2枚組になると、どうしてもモノローグが多くなりがちですが、朗読劇のようにならず、飽きたり間延びしたりすることもありませんでした。

そして主役二人以外に秀逸だったのが女性声優さん。
BLCDに登場する女性声優さんって、大概作品を台無しにする邪魔者でしかないと思っているのですが、この作品に出てくる木下聡子役の方は素晴らしかったです。
変に作ったアニメ声ではなく、透に対する恨み辛みやどす黒い感情が腹の底からにじみ出ているようで、そのおどろおどろしい執着に鳥肌が立ちます。
そして天真爛漫で人好きされる新人格の透が、過去に犯した罪を暴かれた時の慟哭は、まるでその身を切り裂かれるような苦痛を覚えました。
どうしよう、どうしたらいい、苦しい、痛い、怖い、申し訳ない、そういった一気に入り込んできた抱えきれない程の感情を処理しきれず、ごちゃまぜになって混乱する場面ですが、言葉で言い表せないほどの衝撃です。
そんな透が自分をかばってくれた藤島に対し「記憶、なくして良かった」というシーンがとても印象的でした。
これがこの後に続く怒濤の展開へのジャブのようで、実にじわじわときいてくる。

絡みはほぼありませんので、エロを求めてる方にはおすすめしません。
原作未読でも問題ないくらいに丁寧に作られていますが、精神安定上、先に原作を読まれてからCDを聴いた方がいいような気もします。
追突される時にバックミラーで気づいて身構えるか、何も気づかずにいきなりドカンとやられるかくらいの違いがあります。頸椎捻挫したくなければ先に原作を……。

3

少しずつ近づいていく二人の穏やかな日々

痛い話の多い木原さんの小説は一度読むとなかなか再読できない作品が多いのですがなかでもCOLDシリーズはとてもいい作品なのになかなか読み返せません。
今度新しく出版された『COLD HEART in TOKYO』と『~in NEWYORK 』を読みたくてとりあえず久しぶりにこのドラマCDに挑戦しました。

シリーズ3巻の1巻目はまだ穏やかで優しい気持ちで聴いていられます。

事故で記憶を失った青年 透が、友人だという啓志の助けで生活を始める。
同居し生活費の面倒まで見てくれる友人のことを全く覚えていないけれど暮らしていくうちにだんだん好意を抱いていく透の気持ちの変化がよくわかります。

透が自分の代わりに啓志が重傷を負う事態になったとき、自分の犯した罪の重さを知ることになります。
記憶にない自分の所業を悔い誠心誠意詫びている声と叫びが胸に突き刺さるようでした。

啓志役の野島さんが冷たくて何を考えているかわからないけれど、本当は言いたいことを心に秘めているという感じがとてもよく出ていて声質もぴったりだと思います。

記憶をなくして新たに生きなおした人生が充実していればそれでいいんじゃないか、という終わり方で原作を知らずこの1巻だけだったら、ハッピーエンドだと思います。

最後の「白い花」は透の自慰シーンがエロかったです。
花を見て欲情とかなんでしょう?
おまけに花びらを噛んだり液体を花弁に飛ばしてしまったりとかほんとなんでしょうね。
罪な花です。

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