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表題作ツーリング・エクスプレス 12

超一流の殺し屋 ディーン・リーガル
元ICPOの刑事 シャルル・オージェ

その他の収録作品

  • テロリスト ―暗殺者―
  • メモリー ―記憶―
  • ワインレッド
  • ラベンダー・ブルー
  • ダークネス
  • ダークネス こぼれ話
  • グローリー

あらすじ

ディーンを殺人犯として処刑台に送り、息子を取り戻す! シャルルとディーンを追い続けるエドは、クリスの情報を得て二人の滞在するニースへ向かった! だが、ディーンの謎を探るうち、英国の最高機密「ランディ」に触れたエドは、英国情報部から命を狙われることに…。「ワインレッド」ほか、クリスの依頼で、ディーンがエド殺害に放たれた英国の刺客を一掃する「ダークネス」など7編を収録。リズ・ロ-ズを始め、河惣作品の人気キャラ達が花を添える第12巻!!

作品情報

作品名
ツーリング・エクスプレス 12
著者
河惣益巳 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
白泉社文庫【非BL】
シリーズ
ツーリング・エクスプレス
発売日
ISBN
9784592884484
3

(2)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
5
評価数
2
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

友情出演が嬉しい1冊

世界を旅する男カップル、ディーン&シャルルのお話、12冊目です。
長年の読者をアッと驚かせたポツダムの夜を経て、
もはやすっかり安定カップルと成長(?)したこの人達、
甘すぎはするけど、安心して見てられます。
それはさておき…今回は、河惣作品の中から、
友情出演のオンパレード!
スレンダーな傭兵美女のジェニーさんも、
女王様な英国財閥総帥・エリザベス様も、
ワケ知り顔の女博士・ファラ姉さんも、皆様仲良く総出演。
ついでに「マリン・ブルー・マリン」で、
変な士官学校教官(正真正銘のゲイ)なダグラス氏は、
ゲイの道からすっかり足を洗って、セレブ美女と結婚。
その教え子で、やんちゃ可愛い美少年ウィル君は、
(いつかダグラス氏に喰われるんだろうな…という読者の期待を裏切って)
今や嫁も家庭も持ってる、善良な好青年。
「マリン・ブルー・マリン」のマトモすぎるその後に、
BL読みとしては、呆気にとられてしまう…意外な結末でありました。
そしてまた…美女勢の活躍がまた、華々しかった…。
こう言ってはナンだが、先に名前を出した3美女は、
いずれ劣らぬ肉食系グラマー。
見た目もさることながら、精神的にも見るからに逞しい美女ばかり。
しかもセレブぞろい…。
が…そんなレディコミ系美女達が、揃いも揃って、
主役(ゲイ)カップルを、温か~く見守っている。
お話は、かなり核心に触れてきて緊張感も高まってきてるのに、
なんだか妙~に和んでしまいます。
その分、主人公達のベッドシーンは割としっかりあるのだけれど☆
でも、これはBLなんだろうか? 非BLなのだろうか??
限りなく玉虫色に近い…おそらくはBLなのだろうねぇ。
で…今回、最もセクシーな男はと言えば、
美女共に(人間的な意味で)モテまくってる親父、エドアール氏。
こいつがゲイじゃないが、実に残念です、BL読み的には。
でも面白かったぁ☆

1

ミルクティー猫

snowblack様

こんばんは、初めまして!
コメントが遅くなって申し訳無いです。
このお話…第一部(?)が完結した時にゃ、
花嫁の父なパパ・エドに感慨あって、ウルウルしてました。
その後は…「ジェニー」シリーズの結末のほうが以外で、
「ツーリング」は、逆に普通~のホームドラマ感覚で読んでました。

彼らの年齢は…考えたら負けだと思ってます。
シャルルの年齢は25歳くらいで、ディーンは35歳くらいなんだと、
勝手に脳内補正して読んでます。
あればあるで、ワンパターンに苦笑してしまうけれど、
無くなったら非常に寂しいだろうなぁ…と思うシリーズです。
ずっと続いて欲しいです。

snowblack

ミルクティー猫さま、こんにちは。

私もポツダムの夜に胸を熱くして読んだファンですが、その後二人がワールドツアーに出てからは、なんとなくフェードアウトしてしまいました。
そして、つい先日友人からこのシリーズがまだ続いている(リーツェンベルガー家には子どもがわんさか増え、すっかりホームドラマ化している模様)と聞いて、ビックリというか呆れるというか……
いや、確か1巻にシャルルのプロフィールとして196×年生まれとあったはずなのだけれど……、え〜と、お二人は御年おいくつ?としばし悩んでしまいました(笑)

BLかと言われると微妙なところはあるのですが、でもこういう作品があって現在のBLの隆盛があるんだろうなぁ、と我が身に照らしても思う盛りだくさんな名作ですね。
懐かしくてつい書き込んでしまいました。
それでは、失礼致します。

ジュテーム・・・!から遥かなる迷走へ

どうしてなの、河惣先生?ディーンは大人でクール、非情な殺し屋でシャルルはまあ、ヘタレてはいても正義感ある刑事だったのに、どうして二人はこんなバカップルになってしまったの。どうして…?そんな感じなのですよ。
えー、物語が最大の局面を迎えたのは10巻のことです。この時、シリーズ開始からゆうに14年は経っているのでしょうか。
調べてみましたところ、89年から93年の間はポツリポツリとした展開になり、94年のパラダイスからもう、一気にその雰囲気になっていってますね、ディーンとシャルルがついに!結ばれます。
95年のエピソードの中でついに、とうとう、二人はセックスに至りますが、それがいかんかった気がします。甘いムードはいいのですが、それまでのツーリングから本当に掛け離れた別の世界に突入してしまいましたね。
結ばれた後、シャルルはディーンを選びICPOの刑事を辞めることを決意し、何とかけおちするのですが、それはないよな感じです。
オマエは何のために刑事やってたんだ!とぶっとばしたいていたらく。
その後のツーリングは何でしょう、もう迷走、の一言ですね。
思うのですが、河惣先生も当初は違う結末を考えていたのではないでしょうか。それが年月が経つ毎にキャラクターへの愛が深まり過ぎて、このように迷走してしまったのかと。
超A級スナイパーの非情な殺し屋だったディーンはシャルルへの愛に目が眩んだ使えない男に成り果てました。かつては飛んでいる鳥の目を射落したもんですが、静止したクレーの的さえ撃ち抜けるか怪しいものです。
シャルルも、かつては男子だったのに見る影もないヘタレになってしまいましたね。
我が、腐の原点は数年前に物置で見つけたツーリングです。初期の巻の雰囲気と完成度を思うと現状はせつないなぁ。euroは怖くて読んでません、何とかちゃんとシリーズを完結できることを祈るばかりです。河惣先生、頑張って下さい!

2

霧笛丸

snowblack様、コメントありがとうございます!
何と、シャルルは60年代生まれの設定なんですね。ディーンとラブ♡になってからは年齢も性別も超えたような感じが致しておりました…。年末大掃除で見つけたためか、この時期になると思い出すんですよね。
snowblack様のレビューにはいつもお世話になってます。知識が深いのでタメになります、ありがとうございました(≧∇≦)

snowblack

霧笛丸さま、こんばんは。
腐なんて知らなかった時代にツーリングに夢中になっておりました。
無自覚の腐だったんですね……
ちょうどほぼ中断状態だった時期に出会い、その後再開
ポツダムの夜には胸を熱くして読んだのですが、
シャルルはすっかり亭主の帰りをただ待つ無能な妻状態、
ディーンもディーンで……と、フェードアウト致しました。
ですから「遥かなる迷走」というタイトルを拝見し
切なく頷いてしまいました。
ところで、シャルルって196×年生まれだってご存知でした?
(一巻にプロフィールが載っています)えっと、アラフィフ?
ディーンはそれより大分上の設定ですから……
うーん……(笑)
読み続けている友人が、クリスの一家を巻き込んだ
サザエさん的ファミリードラマになっていると言っておりました。

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