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表題作青年14歳(文庫)

伊東(14歳~80歳) 天然
町田(14~80歳) ツンデレ

その他の収録作品

  • 青年14歳
  • 青年14、5歳
  • 青年15歳
  • 青年18歳
  • 猫になりたい。
  • 駆け出す男
  • 花とおじさん
  • ぼくのおじさん
  • かなしいからじゃない
  • 未収録作について
  • あとがき漫画
  • 青年?歳
  • 文庫版あとがき

あらすじ

カノジョがいるはずの親友町田に、伊東はなぜか迫られ…!? コミックス未収録「青年18歳」と描き下ろしを収録した文庫化!!
(出版社より)

作品情報

作品名
青年14歳(文庫)
著者
山田ユギ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎コミックス漫画文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784344818729
3.8

(23)

(8)

萌々

(4)

(11)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
89
評価数
23
平均
3.8 / 5
神率
34.8%

レビュー投稿数15

BLというよりLB

LBとはなんぞや。「ラブリーボーイズ」の事ですよ!

表題作「青年14歳」は、小4(11歳)で知り合って、14歳、14.5歳、15歳、18歳と綴られるBLクロニクル。
こちらは正統ボーイズラブで、仲良し→キス→触りっこ→おクチで→15歳とうとう合体、との流れ。
一度別れるのですが、18歳で再会し…
そしてお互いの気持ちを再確認する流れがすごくいい。黒髪男前系の伊東が攻め、美形の町田が受けなんだけど、町田は顔に似合わぬ武闘派でいつも攻めx攻め攻防しているのが笑える。

「猫になりたい。」
管理人の息子 x アパート住人。
こちらの受けも、美形だけど武闘派。でも寂しがりや。年下の攻めに絆されて?めっちゃ色っぽいお風呂の中でのラブシーンです。

「駆け出す男」
高校からの友人同士。
二人共ノンケなんだけど、受けの中野は多分攻めの高円寺が好きだったのかも。酔った勢いでヤってしまい、単純な高円寺はホントに中野が好きになる、という話。Hの時の中野がエロい。

「花とおじさん」「ぼくのおじさん」
一回り以上年下の従弟 x 妻と死別した作家。
攻めの明博は13才からずっと良夫に恋い焦がれていた。『手が欲しいな よっちゃんの手が 今年は左手 来年は右手』
明博のドイツ転勤が急に決まり、良夫は全身を明博に与える。何と切羽詰まったラブシーンか!

「かなしいからじゃない」
この作品は最高です。厳密に言えば多分BLじゃない。萌えもあんまり…というか萌えよりも感動してしまうのです。タバコ屋のカッコいい不良ばーちゃんと影のある転校生の秘密。そして友情。
ボーイズ同士の友情もそうだけど、おバカな高校生とばーちゃんとの交流が凄くいいんだな。
ユギ先生、この作品を収録してくれてありがとう!

「あとがきまんが」「青年?歳」
怒りんぼ受け解説とBLの年齢上限について。BLもついにここまで?と思いきや眼福の「青年24歳」の美麗イラストで〆。

3

青年14歳から80歳まで登場

いろいろなキャラが怒りまくり
「やらせろ!」
「俺が先だ!」
マウントを取りたがる男たちがはじけています。

ユギ先生ではないですが
ボーイズラブの年齢に制限ってあるんでしょうか?
私的には、30代かな。(理由はなく、なんとなく。。)
ユギ先生は、70歳だそうです。

コミックス未収録160ページと書き下ろしで
かなり満腹な一冊でした。
ギャグテイストもあり笑えます。

年齢は様々ですが、どのキャラも魅力的。
年齢関係なく、BLを読める方にオススメ。

0

単行本未収録が160P!

 親友相手に勃っちゃった、やっちゃった。愛って何? 好きって何? とりあえずやらして町田! やらせろ伊東! 本能に忠実だった2人がちょっぴり大人になって、選んだ道は。いくつになっても青い2人の物語、完全版です!

◆『青年14歳』
 伊東→町田。俺達は親友だ。ズルイよ町田…そんなかわいい顔。冗談だと言って笑った顔が悲しそうで。「俺のこと好きか…?」「わかんねぇ…」とりあえず触りっこ。14歳の好奇心。
◆『青年14.5歳』
 町田→伊東。俺達は仲良しだ。放課後かきっこするほどの仲良しだ。伊東の事なら何でも知っている。だけど最近伊東が「知らない顔」を見せるようになって。…なんかズリぃよ伊東―。14.5歳のとまどい。
◆『青年15歳』
 俺達は仲良しだ。ケンカもしょっちゅうだけど、すぐに会いたくなって。好奇心だけじゃない、好きという気持ちが2人を大人にさせる。15歳の初合体。
◆『青年18歳(単行本未収録)』
 「これで良かったと思う。お前の事好きだって良く分かったから」「俺は別れたくなかった…」せつなさを覚えて愛おしさが増した2人の、2度目の青春。
◆『猫になりたい』
 年下ワンコなタケオと、年上にゃんこなシゲル。「俺じゃあの人の代わりになれない?」「…代わりだなんて、考えたこともねぇよ…」
◆『駆け出す男』
 高校から8年の付き合いになる高円寺×中野。鈍い2人の初H。
◆『花とおじさん』
 明博(21)×よっちゃん(36?)。いとこ同士+年の差恋愛。「手が欲しいな。よっちゃんの手……。今年は左手。来年は右手。何年経ったら全部俺のものになるだろう」
◆『ぼくのおじさん(単行本未収録)』
 ドイツへ3年間の転勤が決まった明博。よっちゃん38歳の決心。「今年は右脚のはずだよ…」「3年分まとめてプレゼントだ」
◆『かなしいからじゃない(単行本未収録)』
 克己が引っ越してきて初めてできた友達、タバコ屋のばあちゃ…小春さん(58歳上)。新たにやってきた転校生、細井明彦との友情も育まれていく、温かい人との交流ドラマ。
◆『「かなしいからじゃない」について(文庫版描き下ろし)』
 「かなしいからじゃない」の解説とイラスト。匂い系。「ダチはこんなことしねぇぞ」と言う細井の表情がまんざらでもないけどあくまでも匂い系。
◆『あとがきまんが(単行本『青年14歳』のあとがき)』
 青年70歳の町田&伊東のイラスト付き。
◆『青年?歳(文庫版描き下ろし)』
 青年80歳の2人が登場。死ぬまでに一度やらせろと迫る町田が結局受けている話(※18歳の2人がお届けします)。
◆『文庫版あとがき』
 青年24歳の2人のイラスト+コメント。

 長編シリーズものを3編読み終えたぐらいの充実感。単行本版にオマケがついたというレベルではなかったです。イラスト1枚とっても奥深い、大きな1冊でした。

1

おじいちゃんにズッキュン

とうとう出たわよ!!
驚くわよ!
BL史上初!!
おじいちゃん。(80歳?)
正直 萌えるのかどうか個人的にわかりませんが
でも このおじいちゃん2人は 最高です。
いつまでも 長生きしてね。今度は 100歳BL!!
ボケているのか?マトモなのかわかりませんが
お歳を召しても「入れたい」にこだわっておられます。
やはり 男です!
いいですねえ。ほのぼのしますねえ。
たいへん癒されます。
山田ユギ先生の愛がわかる作品です。

1

やっぱり山田ユギが好き。

実は、この道(BL)に入ったきっかけは
山田ユギ先生でした。
この「青年14歳」も、私がこの道(BL)に足を踏み入れた年に
買った本です。すごくなつかしい本が文庫になり
そして描きおろしまで入ってる!

いろんな作家さんがいますが、山田ユギさんという作家さんほど
たくさん作品を生み出しながら読者の期待に応えつづけてる作家さんも
めずらしいと思うんですよね。
自分本位に作品が変わっていくでもなし
かといって読者受けを狙って作風が守りに入ってるわけでもないし
作品の魅力もさることながら、作家さん自身に好感を抱いてしまう作家さんです。

物語では、親友同士が友情か恋か性欲なのかわからず
ヤりたいことをドキドキしながらヤる。
無邪気な時期から悩める時期、疎遠になり、再会する。
見事にキャラクターが成長してるんですよね。
最後はシルバーまでいくんですよwww笑った笑った。
どこかシリアスな雰囲気を漂わせつつ、読者を気分よくさせてくれる
そんなサービス精神がうかがえる一冊でした。

3

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